それだけなら「いつもの」ことかもしれないが、コネティカットの銃撃事件が「いつもの」とは違っていたのは、その後、その「銃規制が必要だ」という声がどんどん広がって、いつもは反応しないところまで反応していたことだ。銃の製造メーカーの株式を持っているプライベート・エクイティがその株式を売却するとか、大統領が「銃規制が必要」との考えを明示するとかいったことだ。
そういうふうに、「アメリカ全体」が「いつもとは違う」ムードになっていたときに、米国で有名なある英国人の発言が、「銃規制など絶対にあってはならない、連邦政府の強権反対、個人の自由バンザイ」みたいな人たちの怒りを買った。「英国人のくせに、生意気な!」というわけだ。
実際、あの「ガン・カルチャー」の根本にあるのが「反英」であることは事実だが、問題は、当の本人が「アイリッシュ」であることだ。。。なんてオタク話はおいといて。
ともあれ、その英国人を国外退去処分にすべき、と「連邦政府の強権反対、個人の自由バンザイ」みたいな人たちが署名運動を始めた。連邦政府宛ての請願を。 (^^;)
それがえらい数の賛同者を獲得し、えらい騒ぎになった。それがクリスマス前だ。
その署名の発起人が、「国外退去にすべき」と考える英国人が司会をつとめるCNNの番組に「殴りこみをかけた」!!
その一部始終は……
モーガン対ジョーンズ、いろんな意味で頂上決戦
http://matome.naver.jp/odai/2135764422526292001
※その「署名の発起人」があのアレックス・ジョーンズだっていうんだから、アメリカのキ○○○道はまっすぐですね、と思う次第。しかもRTしたり記事をツイートしたりしているだけの私のところにまで、「ジョーンズは正しい!」、「連邦政府の強権反対!」みたいなご意見ツイートが来るし(イスラエルのハスバラのパターンによく似ている)、なんだかね。あの人たち、ほんとに、英語を使ってれば全員アメリカ人だと想定するんだね。むろん、口頭で、アクセントを聞きながらではそうではないのだけど。
んで、モーガン対ジョーンズなどということがあったのだということに気づいたのは、TwitterのTrending Topicsを見たときだったんですが、そのキャプチャ。これが8日(火曜日)の夜(日本時間)。
そして9日午前11時ごろ、再度TT入りしている。 o_O
※この記事は
2013年01月09日
にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。
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