「なぜ、イスラム教徒は、イスラム過激派のテロを非難しないのか」という問いは、なぜ「差別」なのか。(2014年12月)

「陰謀論」と、「陰謀」について。そして人が死傷させられていることへのシニシズムについて。(2014年11月)

◆知らない人に気軽に話しかけることのできる場で、知らない人から話しかけられたときに応答することをやめました。また、知らない人から話しかけられているかもしれない場所をチェックすることもやめました。あなたの主張は、私を巻き込まずに、あなたがやってください。

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2012年12月31日

嘘と欺瞞の年でした、というテーマソング

2011年は「革命」や「抗議」の年だったと思うけれど、2012年は「嘘」と「欺瞞」ばかりが思い出されます。

日本でも「元ジャーナリスト、U氏」の件やらなにやら多発しましたが、シリア内戦をめぐる「帝国主義者を批判する側たる我々は常に正義」的なくだらない言説(ほんの少し前のグロズヌイの破壊のことを知らないの? チベットは?)、ハリケーン・サンディのときのおそらくは「いたずら」目的のガセネタの流布、「イランの核開発は全世界にとっての脅威」言説、米国によるドローン攻撃、などなど。

というわけで今年のテーマソングはこれ。これしかありえません。「実現できもしない公約をしちゃってごめんなさい」ソング。



翻訳すれば、「絶対に浮気なんかしないなんて約束したのに、ごめんよ。今度からはそんな約束はもうしないから」。

じゃなくて浮気すな、という話。

でも、それが政治なんですよ、ふっふっふ、というしたり顔をした連中が、うようよしているわけです。

日本でもきっと……夏ごろに、名前と顔を売るためのポスターに「脱官僚支配」、「脱原発」みたいなことを印刷していた自民党の人は、当選して衆議院に議席を得た今、その言葉について、どんな態度を取ることやら。

というわけで、今年もお世話になりありがとうございました。ネットから多くのことをご教示いただく日々でした。

m(_ _)m

※この記事は

2012年12月31日

にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。


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【2003年に翻訳した文章】The Nuclear Love Affair 核との火遊び
2003年8月14日、John Pilger|ジョン・ピルジャー

私が初めて広島を訪れたのは,原爆投下の22年後のことだった。街はすっかり再建され,ガラス張りの建築物や環状道路が作られていたが,爪痕を見つけることは難しくはなかった。爆弾が炸裂した地点から1マイルも離れていない河原では,泥の中に掘っ立て小屋が建てられ,生気のない人の影がごみの山をあさっていた。現在,こんな日本の姿を想像できる人はほとんどいないだろう。

彼らは生き残った人々だった。ほとんどが病気で貧しく職もなく,社会から追放されていた。「原子病」の恐怖はとても大きかったので,人々は名前を変え,多くは住居を変えた。病人たちは混雑した国立病院で治療を受けた。米国人が作って経営する近代的な原爆病院が松の木に囲まれ市街地を見下ろす場所にあったが,そこではわずかな患者を「研究」目的で受け入れるだけだった。

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▼当ブログで参照・言及するなどした書籍・映画などから▼