Samuel Barclay Beckett (April 13, 1906 – December 22, 1989)
http://en.wikipedia.org/wiki/Samuel_Beckett
ベケットはダブリンの近くで生まれ育ったプロテスタント(アングリカン)で、ベケットが生まれた当時はアイルランドは島まるごと英国の領土だったのですが、いずれにせよ、アイルランドと英国では昨年終わりから、「ベケット生誕100年」の記念行事があれこれ行なわれています。確か今もロンドンのバービカンでベケットの戯曲を特集上演しているはず。
the Beckett Centenary Festival
http://www.beckettcentenaryfestival.ie/
それと、どういう縁があるのかわからないけど、ロンドン西部のポートベロ・ロードのエリアに、ベケットの肖像を描いた壁画が出現してます。製作途中から完成までを、地元住民のArtieChokeさんが写真におさめて、flickrにアップしてます。
http://www.flickr.com/photos/w10/tags/beckett/
描いたのはAlex Martinezさん。

ガーディアンは「ベケット生誕100年」の特集ページを用意していて
http://arts.guardian.co.uk/beckett/
今日4月13日の記事は、ベケットのあつい信頼を得て、伝記Damned to Fameを著したJames Knowlsonが語る、「初心者のためのベケット・ガイド」のような記事です。
More kicks than you might think
http://arts.guardian.co.uk/beckett/story/0,,1751741,00.html

James Knowlson, "Damned to Fame"
Bloomsbury ; ISBN: 0747531692 ; (1997/09/04)

James Knowlson, "Damned to Fame"
Grove Pr ; ISBN: 0802141250 ; (2004/05)
これ、日本語版もあるんですが、上下分冊で、書籍としてはとんでもない値段(¥10,290が2冊で¥20,580)なんです。


※この記事は
2006年04月13日
にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。
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