
Soul star James Brown dies at 73
Last Updated: Monday, 25 December 2006, 09:54 GMT
http://news.bbc.co.uk/2/hi/entertainment/6208615.stm
ええっ、というか、うひゃあ、というか、うはぁ、というか、そういう声にならない声を漏らしつつ、Google Newsで見てみました。。。
http://news.google.co.uk/news?hl=en&ned=uk&q=james+brown&btnG=Search+News
Google News1ページ丸ごとキャプチャ@25日午後7時ごろ(日本時間):

※クリックで原寸表示。
BBC Newsによると、ジェームズ・ブラウンは「重症の肺炎(severe pneumonia)」と診断されてアトランタの病院に入院したが、現地時間の1時45分(GMTでは6時45分)に死亡した、とエージェントのFrank Copsidasが語った。
エージェントは「非常に影響力のある人で、たくさんのことを教えてもらいました。JBは毎年、ジョージア州オーガスタでおもちゃをプレゼントしているのですが、今年も金曜日にそれをしたところでした。土曜日にアトランタで歯医者に行ったのですが、歯医者が何かがおかしいですねと言い、すぐに医者のところに送ったのです」。
APの報道によると、亡くなったときは長年の友人のCharles Bobbitが傍らに付き添っていた。また、エージェントは肺炎と診断されたが、実際の死因が何だったのかはわからない、とも話している。(ということは、まったく元気だったんでしょうね。)
同じAP記事から:
Along with Elvis Presley, Bob Dylan and a handful of others, Brown was one of the major musical influences of the past 50 years. At least one generation idolized him, and sometimes openly copied him. His rapid-footed dancing inspired Mick Jagger and Michael Jackson among others. Songs such as David Bowie's "Fame," Prince's "Kiss," George Clinton's "Atomic Dog" and Sly and the Family Stone's "Sing a Simple Song" were clearly based on Brown's rhythms and vocal style.
...
"James presented obviously the best grooves," rapper Chuck D of Public Enemy once told The Associated Press. "To this day, there has been no one near as funky. No one's coming even close."
...
Brown's work has been replayed by the Fat Boys, Ice-T, Public Enemy and a host of other rappers. "The music out there is only as good as my last record," Brown joked in a 1989 interview with Rolling Stone magazine.
"Disco is James Brown, hip-hop is James Brown, rap is James Brown; you know what I'm saying? You hear all the rappers, 90 percent of their music is me," he told the AP in 2003.
BBC記事によると、意外なことに、UKのチャートで10位に入ったのは、1986年のLiving in America(5位)だけなんだって。私、ロンドンでけっこうJBよく聞いた記憶があるんだけど。店のBGMとか、車に乗っけてもらったときのラジオとか。(「ロンドンにはどこかしっくりこないなあ」と思った記憶がある。)クラブでは「げろっぱ」とか「I feel good」がかかってた記憶があるし。
ああそうか、ちょうどfunkの要素が入った「ミクスチャー・ロック」が流行ってたときだったかもしれない。「レア・グルーヴ」の時期でもあった。レコード屋のBGMはソウルとかファンクが多くて。Metersとかレコード屋の店員さんに教えてもらったんだったよなぁ。。。
BBC News記事に掲載されているJBの発言。
"Everyone's got soul, whether it's talking, hip-hop, rap, gospel. We've gotta just stay with whatever we do.
"I don't wanna change, because then I'd have to name myself Sam Smith or Ted Wright or somebody. I'm going to be James Brown."
先月、UKの音楽の殿堂入りして、アレクサンドラ・パレスのセレモニーでプレイしたところだったそうです。
合掌。
Obituary: James Brown
http://news.bbc.co.uk/2/hi/entertainment/386563.stm
L.A. Style - James Brown Is Dead [1991]
http://www.youtube.com/watch?v=cr_6q9DcSiM
※曲名が検索に引っかかっただけですけど、当時「最先端」であったはずのものが、すっかり古めかしく聞こえるなあ、と(ついでに脳内に扇子持ったご婦人がたがぴゃらぴゃらしている光景も再現される・・・)。
James Brown Olympia 1966
http://www.youtube.com/watch?v=7K3KbzjT6Sc
※これはかっこいい。コメ欄によると、Nate Jones, Gertrude Saunders, Mr. Bart, Nash Knox, Frank McCrea, And Guess Who? All in the house that night and remember it well.
James Brown live at the Boston Garden 1968
http://www.youtube.com/watch?v=IeOSZryERqo
http://www.youtube.com/watch?v=-trmM_gnMFo&NR
※2本とも音が悪いけど、マーティン・ルーサー・キング暗殺の直後のライヴ。(下ののほうがちょっと長くて10分強。上のは8分半くらい。)ドキュメンタリーとしてすごい。JB曲の途中で倒れる。スタッフやバンドのメンバー(?)が引き上げさせようとする。ステージに人が上がる上がる。警備員と警察が上がってくる人を投げる投げる。さらに人が上がる上がる。JBはCan't Stand Itの演奏を中断させて、Let me finish the show, wait a minute, let me finish the show now, can I please have your attention, we are black, we are black! と何度も言って、混乱を引き起こさないようにしよう、みなフロアに戻れ、と説得する。(あと、ドラムにVOXのロゴがあるんだけど。)
James Brown - I Feel Good
http://www.youtube.com/watch?v=bs1HUbMCZKc
※昔のテレビ(映像がモノクロ)。
JAMES BROWN - It's a Man's Man's Man's World
http://www.youtube.com/watch?v=3QxSq4kGLus
※1968年。曲の途中まで。(いいところで切れる)
James Brown - Sex Machine
http://www.youtube.com/watch?v=CkGg3XkN80U
※げろっぱ。フランスのテレビでのライヴかな。バックダンサーのおねえさん、近未来テイストがいかすぅ。
James Brown early stuff
http://www.youtube.com/watch?v=jNsmjDEpoDw
※コメ欄によると、JBのライヴのシーンは1978年に放映されたBBCドキュメンタリーらしい。で、イギー・ポップ?
そういえば80年代にアフリカ・バンバータと一緒にLove, Peace, Unity, Respectってやってたよなと思いつつ、YouTubeをみていたら、2004年にエジプトのハキム(国民的歌手のひとり)と共演した「レイラ」という曲のプロモがあった。
http://www.youtube.com/watch?v=YPXEVU3OrY4
私は、音楽で国境を越えようとしたこともない以上、「音楽は国境を越える」などと簡単に言うことはできないのだが(私が西洋の音楽に親しみを感じるのは、私が生まれ育った日本はすっかり西洋化していたからで、また、子供のころにピアノを習っていたからに過ぎない)、2004年という時期にJBとハキムがこういうことをやったことは、respectして越境してuniteする試みだったのだろう。その線上にはPeaceとLove。
しかし2人とも、すばらしい声だわね。
※この記事は
2006年12月25日
にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。
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