kafranbel-aug2011.jpgシリア緊急募金、およびそのための情報源
UNHCR (国連難民高等弁務官事務所)
WFP (国連・世界食糧計画)
MSF (国境なき医師団)
認定NPO法人 難民支援協会

……ほか、sskjzさん作成の「まとめ」も参照

お読みください:
「なぜ、イスラム教徒は、イスラム過激派のテロを非難しないのか」という問いは、なぜ「差別」なのか。(2014年12月)

「陰謀論」と、「陰謀」について。そして人が死傷させられていることへのシニシズムについて。(2014年11月)

◆知らない人に気軽に話しかけることのできる場で、知らない人から話しかけられたときに応答することをやめました。また、知らない人から話しかけられているかもしれない場所をチェックすることもやめました。あなたの主張は、私を巻き込まずに、あなたがやってください。

【お知らせ】本ブログは、はてなブックマークの「ブ コメ一覧」とやらについては、こういう経緯で非表示にしています。(こういうエントリをアップしてあってもなお「ブ コメ非表示」についてうるさいので、ちょい目立つようにしておきますが、当方のことは「揉め事」に巻き込まないでください。また、言うまでもないことですが、当方がブ コメ一覧を非表示に設定することは、あなたの言論の自由をおかすものではありません。)

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2012年11月11日

米、ペトレイアスCIA長官は、どうして辞任することになったのか。

「あの人に近づかないでちょうだい!」――「フロリダの女」の元に送られてきた匿名のメール。まただわ、と「フロリダの女」は思った。またこの匿名のメール。

この、穏やかでない内容の匿名のメールが送られるようになってしばらくたつ。恐ろしくなった「フロリダの女」はFBIに保護を申請し、メールの送り主の特定を要請した。

FBIが突き止めたのは、「ノース・キャロライナの女」だった。「ノース・キャロライナの女」は「あの人」こと「将軍」の伝記を書いた研究者で、テレビ出演などもしている。彼女が「フロリダの女」に送り付けたメールには、「将軍」のプライベートのメールがコピペされていた。

FBIは、「将軍」の個人のメール・アカウントに、「ノース・キャロライナの女」が(不正な手段で)アクセスしたのではないかと考えた。

「詳しく調べてみる必要がありそうだな」――FBIはさらに突っ込んで調べた。そして、「将軍」と「ノース・キャロライナの女」が、それぞれ結婚しているにも関わらず、ただならぬ仲であったことが発覚した。


……という話だそうです(たぶん)、結局のところ。というか今のところわかっている範囲では。

ソースは下記、Boing Boing記事(ワシントン・ポスト、AP、NYTなどの報道の「まとめ」)。

Report: FBI investigation into CIA chief's email "started with two women," not Petraeus (updated)
http://boingboing.net/2012/11/10/report-fbi-began-snooping-pet.html

昨日、「CIA長官が辞任」このニュースがあったときには、何事かと思いましたけどね。

ペトレイアスCIA長官、突然の辞任―「まさかあの人が、こんなことで…」
http://matome.naver.jp/odai/2135252008144219001


最初は英語圏でも情報が小出しにされていて(報道機関同士のスクープ合戦があったようです)、全体像がさっぱりわからない上に、あの人たちの使う語彙の問題から必要以上に「スパイ大作戦」臭がしていたのですが、結局のところは、刑法に触れるような内容ではなく、いわゆる「痴話げんか」のようで……。

あと、「浮気」そのものが辞任に値するということではなく(諜報機関のトップとしては危なっかしいですけどね。付け込むスキがありまくりということで)、私用のメアド(Gmailだったそうですが)とはいえ、浮気相手に侵入されてしまう(パスワード破られる)という脇の甘さが問題になったようです。

それにしてもなぜこのタイミング(選挙数日後、重要な議会証言の数日前)だったのかなど、謎がいろいろあるわけですが、最新情報としてはこれ……
Other details emerged Saturday indicating that the Petraeus allegations became a secret election-night drama for the Obama administration. That evening, the Justice Department informed the director of national intelligence, James R. Clapper Jr., that their investigation had unearthed compromising information about the CIA director, according to a senior U.S. intelligence official.

Clapper then spoke with Petraeus and urged him to resign, notifying the White House the next day. That sequence has become a source of controversy, raising questions among some members of Congress about why key intelligence committees were not notified earlier and why the FBI waited before informing the administration about a probe that had stumbled onto embarrassing details about the CIA chief.

FBI probe of Petraeus triggered by e-mail threats from biographer, officials say
By Sari Horwitz and Greg Miller, Sunday, November 11, 4:17 AM
http://www.washingtonpost.com/world/national-security/fbi-probe-of-petraeus-triggered-by-e-mail-threats-from-biographer-officials-say/2012/11/10/d2fc52de-2b68-11e2-bab2-eda299503684_story.html


ところで、このニュース、日本語圏でもそこそこ報道があったので、ある意味実験的に、Twitterをほとんど見ないで、日本の報道機関の記事→(Google Newsを経由して)英語圏(この場合は米国の報道機関)の記事、というように情報を得ようとしてみたのですが、時間のロスが多いだけで意味なかった。

こういうふうに、当局が公的に認めていない情報(このケースでは「ノース・キャロライナの女」の名前など)があり、何が何なのかをめぐる報道合戦(各社のスクープ合戦)が激しくて、情報が小出しにされている場合、なおかつ、例えば「アフガニスタンでの "誤爆" による民間人死者」のように情報源が独占的でない場合(アフガンの誤爆については、結局、ISAFの情報しかない)、つまり情報がたくさんあって、「ひとつの報道機関が伝えていない部分も含めた全体像」を、つかもうと思えばつかめるくらいな状態のときの「情報の錯綜」はハンパないです。

このケースでいえば、「最初にスクープしたのはNBC」、「続いて個人名を出したのはSlate(フレッド・カプラン)」、「それからAPやWSJ、NYTやWaPoなど各社こぞって取材&報道」という経緯が最初からわかってれば、かなり話が見えやすかったかも。

しかし、辞任直後、フレッド・カプランなどは「あのカタブツが……」的なことを書いていたのですが、あとから報じられたのを見ると、何が「カタブツ」なんだか……ねぇ。

「ノース・キャロライナの女」が絡んでた「フロリダの女」は、「将軍」の配偶者や家族・親戚ではないそうです。

何かちょっと、ジョン・メイジャーの件を思い出しますな……。



事が事だけに、プロヒューモ事件とか:
http://en.wikipedia.org/wiki/Profumo_Affair

テッド・ヒースに対する東側からのあれこれとか:
http://www.bbc.co.uk/news/magazine-18556213

……そういったことを思い出すべきなのでしょうけれども、それよりむしろ「あのジョン・メイジャーが4年間も閣僚と浮気してた」ことのほうが近いような気がする。。。Boing Boingでも書かれていたけれど、政治面じゃなくて「ワイドショー」のネタなんですよね。

※この記事は

2012年11月11日

にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。


posted by nofrills at 23:30 | TrackBack(0) | 雑多に | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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【2003年に翻訳した文章】The Nuclear Love Affair 核との火遊び
2003年8月14日、John Pilger|ジョン・ピルジャー

私が初めて広島を訪れたのは,原爆投下の22年後のことだった。街はすっかり再建され,ガラス張りの建築物や環状道路が作られていたが,爪痕を見つけることは難しくはなかった。爆弾が炸裂した地点から1マイルも離れていない河原では,泥の中に掘っ立て小屋が建てられ,生気のない人の影がごみの山をあさっていた。現在,こんな日本の姿を想像できる人はほとんどいないだろう。

彼らは生き残った人々だった。ほとんどが病気で貧しく職もなく,社会から追放されていた。「原子病」の恐怖はとても大きかったので,人々は名前を変え,多くは住居を変えた。病人たちは混雑した国立病院で治療を受けた。米国人が作って経営する近代的な原爆病院が松の木に囲まれ市街地を見下ろす場所にあったが,そこではわずかな患者を「研究」目的で受け入れるだけだった。

……全文を読む
▼当ブログで参照・言及するなどした書籍・映画などから▼