kafranbel-aug2011.jpgシリア緊急募金、およびそのための情報源
UNHCR (国連難民高等弁務官事務所)
WFP (国連・世界食糧計画)
MSF (国境なき医師団)
認定NPO法人 難民支援協会

……ほか、sskjzさん作成の「まとめ」も参照

お読みください:
「なぜ、イスラム教徒は、イスラム過激派のテロを非難しないのか」という問いは、なぜ「差別」なのか。(2014年12月)

「陰謀論」と、「陰謀」について。そして人が死傷させられていることへのシニシズムについて。(2014年11月)

◆知らない人に気軽に話しかけることのできる場で、知らない人から話しかけられたときに応答することをやめました。また、知らない人から話しかけられているかもしれない場所をチェックすることもやめました。あなたの主張は、私を巻き込まずに、あなたがやってください。

【お知らせ】本ブログは、はてなブックマークの「ブ コメ一覧」とやらについては、こういう経緯で非表示にしています。(こういうエントリをアップしてあってもなお「ブ コメ非表示」についてうるさいので、ちょい目立つようにしておきますが、当方のことは「揉め事」に巻き込まないでください。また、言うまでもないことですが、当方がブ コメ一覧を非表示に設定することは、あなたの言論の自由をおかすものではありません。)

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2012年10月29日

イアン・ペイズリーが完全復活した。

※以下、本稿の「イアン・ペイズリー」は、息子(英国下院議員)ではなく父親のほう。

今年2月、急病で病院に搬送され、しばらく集中治療室に入っていたイアン・ペイズリー(1926年生まれ)が、完全復活を遂げたそうだ。(誰ですか、ゾンビー・ポリティックスとか言ってる人は。)

Ian Paisley's revival after serious illness
28 October 2012 Last updated at 09:29 GMT
http://www.bbc.co.uk/news/uk-northern-ireland-20110775

記事にエンベッドされている映像にインタビューが含まれているので確認できるが、年齢(86歳)相応に弱々しくはあるものの(特に声は、政界引退後に弱くなって、そのままだ)、顔色や肌のつやもよく非常に元気そうである。

Last week he led a service outside his church in east Belfast, Martyrs' Memorial, in memory of the unionist leader Lord Edward Carson.

BBC記事に入っている映像の一部(冒頭と最後の締め)は、このときの様子を撮影したもの。

全体で1分48秒のこの映像は、53秒のあたりで往年の「暴れん坊」のペイズリーの "Never, never, never" を見せてくれる。

現在、イアン・ペイズリーはスコットランドの「独立 independence」という問題について興味深く見守っているそうだ。

映像ではここでいきなりジェリー・アダムズのコメントが来る。シン・フェインが、スコットランドの「独立」と同じようなことを北アイルランドについて考えている、というのだ。アダムズは「いやあ、最終的にはもちろんユナイテッド・アイルランドなんですけどぉ」などと言っているが、というかあなた、今現在は北アイルランドを代表する権限は何らないでしょう(アイルランド共和国の国会議員なのだから)、とツッコミを入れている間に終わってしまう。

アダムズが言っているのは、"border poll" のこと(今年に入ってからシン・フェインがじわじわとプッシュしている)。10月19日付でアダムズのブログに詳しく書かれている。1998年和平合意(グッドフライデー合意)にあった the north-south Inter-Parliamentary Association がようやく、という記事。
http://leargas.blogspot.jp/2012/10/a-border-poll-is-next-step.html

この中でアダムズはこんなことを書いている。
... Unionists and nationalists and republicans from all parts of this island rubbed shoulders and participated in the first meeting of a unique and innovative political institution ...

This is a significant political development which should not be underestimated. It reflects the increasing acknowledgement that Ireland is too small for our people to live in isolation from each other and that working together is better for everyone.


この方向性の発言というと、昨年の今ごろからあとのピーター・ロビンソンの発言もそうですね。むろん、根本的な立場の違いというものははっきりとしているのだけど、目指す方向性は……という感じ。

今回のイアン・ペイズリーの発言も、何だかそっちの方向のような気がするのは、私だけでしょうか。

He said: "We are getting now many Roman Catholics who are unionists - quite amazing - and who go out and vote unionist."


アルスター・ナショナリズムといえばヴァンガード・ユニオニストなどのユニオニズムの強硬派のオハコだったんですけどね……。時代は変わるというか、「教科書を書き改めなければならない」感じ。

ゴルフのロリー・マキノンのように「(カトリックのバックグラウンドで)『アイルランド代表』と言われると違和感がある」という若い世代も育ってきている。1998年の和平合意から、14年だ。

関連の過去記事:
2012年02月07日 イアン・ペイズリーが倒れた。
http://nofrills.seesaa.net/article/250826995.html

2012年02月10日 イアン・ペイズリーの入院について
http://nofrills.seesaa.net/article/251472756.html

2012年02月28日 イアン・ペイズリーが退院した。
http://nofrills.seesaa.net/article/254578437.html

0199565716Paisley: Religion and Politics in Northern Ireland
Steve Bruce
Oxford Univ Pr (Txt) 2009-06-15

by G-Tools


Paisley: Religion and Politics in Northern Ireland (Kindle)

※この記事は

2012年10月29日

にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。


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【2003年に翻訳した文章】The Nuclear Love Affair 核との火遊び
2003年8月14日、John Pilger|ジョン・ピルジャー

私が初めて広島を訪れたのは,原爆投下の22年後のことだった。街はすっかり再建され,ガラス張りの建築物や環状道路が作られていたが,爪痕を見つけることは難しくはなかった。爆弾が炸裂した地点から1マイルも離れていない河原では,泥の中に掘っ立て小屋が建てられ,生気のない人の影がごみの山をあさっていた。現在,こんな日本の姿を想像できる人はほとんどいないだろう。

彼らは生き残った人々だった。ほとんどが病気で貧しく職もなく,社会から追放されていた。「原子病」の恐怖はとても大きかったので,人々は名前を変え,多くは住居を変えた。病人たちは混雑した国立病院で治療を受けた。米国人が作って経営する近代的な原爆病院が松の木に囲まれ市街地を見下ろす場所にあったが,そこではわずかな患者を「研究」目的で受け入れるだけだった。

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▼当ブログで参照・言及するなどした書籍・映画などから▼