amazon.co.jpでもついにKindleが!というニュースは基本的に歓迎すべきことだが、金払って物を買う立場からはまったく歓迎できない余波が報告されている。
【悲報】日本Kindleストアオープンで洋書が国内仕様の『高い』値段に
http://matome.naver.jp/odai/2135113537185605301
いままで、米Kindleストアで洋書を格安で買えていましたが、日本Kindleストアオープンで状況が変わってしまったようです。
UPDATED: ↑の表現から読み取れるほど単純な事態ではないようです。アメリカでは買えないタイトルが日本では買えたり、アメリカより日本の方が安いタイトルがあったりもします。詳細は下記:
Kindleストア洋書価格問題など、確認&まとめ(暫定)
http://matome.naver.jp/odai/2135123649496301301
/UPDATEここまで。
この「NAVERまとめ」にある報告の1つ:
Android UI Fundamentalsの価格。非ログイン状態の.com版:$16.20、ログイン状態の.com版:$36.00、co.jp版:2,823円。日本のKindleストアとUSのストアのどちらで買うのが安くなるのかなーって思って調べたらこんな結果に・・・。
— virifi (@virifi) October 24, 2012
書名を検索して出てきたのが下記の本。
http://www.amazon.com/Android-UI-Fundamentals-Develop-Design/dp/0321814584
米amazonにも日本のamazonにもログインしていない状態で、米amazonのこのページを、パソコンのブラウザで、東京からの接続で見ると:

※画像クリックでもっと広い領域のキャプチャ画像が表示されます。
Kindle Edition $35.59
と表示されている。ペーパーバックが$29.69なので、Kindleのほうが高い。
一方、米国のサーバで処理されていると思われるkwoutを通すと、Kindleでは$16.20となっている:

Android UI Fundamentals: Develop & Design (Develop and Design): Jason Ostrander: 9780321814586: Amazon.com: Books via kwout
……というわけで、ログインしていない時点で画面に表示される価格はネットの接続地点によるのではないかと思うのですが。(なお、私の場合ログインしたところで、米amazonも日本の住所&カードで登録されているので、それ以上は……。)
ただ、実際に買うときにはログインしないとならないので、例えばアメリカ在住でamazon.comのアカウントを持っている人が、amazon.comのKindleを持って日本に旅行中にamazon.comで書籍をチェックする場合は、ログインしないでページを見ると$35.59と表示され、ログインすると$16.20と表示されるのかもしれません。というか、そうだろうと思います。
となると、単純には「この本、アメリカでKindleで買うといくらなのかな」ということを調べるのが、日本からはしづらくなるわけです(串通すなり、簡易的にはkwoutかませるなりすればできるけど)。
※このエントリはしばらくはコメント欄をあけておくので、何かあればコメント欄にご一報ください。
※自分で情報を整理するには「NAVERまとめ」のほうが適しているので、「NAVERまとめ」にページ作りました。ご参照のほど。
Kindleストア洋書価格問題など、確認&まとめ(暫定)
http://matome.naver.jp/odai/2135123649496301301
※この「次」のエントリで、一般書(ノンフィクション、ルポルタージュ、手記の類)について、紙の本とKindleの価格比較などしています。
amazon日本のKindleストアで、北アイルランド関係の本の品ぞろえと価格を見てみる(主に英語の本)
http://nofrills.seesaa.net/article/299197020.html
※この記事は
2012年10月26日
にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。