http://www.asahi.com/international/update/1214/020.html
「ベルギー北部が独立」 公共放送が架空ニュース
2006年12月14日22時07分
北部オランダ語地域と南部フランス語地域の不和がめだつベルギーで、公共放送RTBFが13日夜のテレビで「北部フラマン地域がベルギーからの独立を宣言した」との架空のニュースを放送した。RTBFは「議論のため」としている……。
午後8時20分からのルポルタージュ番組の開始直後、臨時ニュースのかたちで「国王が国を離れた」「ベルギーはもはや存在しない」などと放送された。突然できた「国境」に路面電車が阻まれたり、ブリュッセルにある北大西洋条約機構(NATO)本部が警戒態勢に入ったなどとする映像も流れた。
……
いくらなんでもたち悪いなぁ。。。4月1日でもないのに、通常の番組を中断して、「臨時ニュース」。しかもテレビ局が「これはフィクションです」と明示したのは、番組開始から30分も経ってから。asahi.comの記事には「問い合わせが殺到した」ことも具体的に書かれているが、「問い合わせが殺到」というよりは「ええっ、マジで?」が大量に同時発生していたはずだ。
BBCのほうが詳しいんで、BBC。
Viewers fooled by 'Belgium split'
Last Updated: Thursday, 14 December 2006, 10:10 GMT
http://news.bbc.co.uk/2/hi/europe/6178671.stm
ベルギーがフラマン語(オランダ語系)とフランス語で対立していることは、今年の9月にフラマン語共同体のある町で「学校ではフランス語禁止」とかいう動きがあったのをメモしたときに、ネットで簡単に閲覧できる資料(ウィキペディアなど)をまとめてある。
http://nofrills.seesaa.net/article/23137289.html
今回の「RFBTの嘘ニュース」について、首相報道官(a spokesman for Prime Minister Guy Verhofstadt)は「たちの悪いオーソン・ウェルズ」とコメント。(1938年、アメリカでオーソン・ウェルズがラジオドラマ『世界戦争』で「火星人襲来」を“報じた”ときに、多くの人がそれを真実だと思い込んでパニックになった。)また、次のように述べている。
"In the current context, it's irresponsible for a public television channel to announce the end of Belgium as a reality presented by genuine journalists," he added.
「現在の状況では、公共テレビが本物のジャーナリストが現実を伝えているものとして、ベルギーの終わりを宣告するなど、無責任だ。」
しかもこの「公共テレビ(RFBT)」、フラマン語共同体のほうでそれも排外主義(というか反フランス語主義)の極右勢力に牛耳られている、とかではなく、逆にフランス語放送。
The French-language TV channel interrupted regular programming with an apparent news report, announcing that Dutch-speaking Flanders had unilaterally declared independence and that Belgium as a nation had ceased to exist.
It showed "live" pictures of cheering crowds holding the Flemish flag, huge traffic jams leading to Brussels airport, and trams stuck at the new "border".
フラマン(フランドル、フランダース)の旗を持ち歓声を上げる群集に、ブリュッセル空港への道の大渋滞、「国境」で動けない路面電車……刺激的ですな。英国のscare mongering具合もなかなかすごいな、と思っているのだけれども、これはそれをはるかにしのぐ。シャレになってない。
いや、おそらく番組制作者は「シャレ」のつもりだったんでしょうけど(後に書くけど、言い訳が情けなさすぎるんで「シャレのつもり」であったことは明白)、やりすぎで笑えない。
Recent regional elections have shown strong support for the far-right, nationalist Vlaams Belang party, which advocates Flemish independence.
「最近の地方選」っていうのは10月の選挙(BBC)。フランドルの独立を訴える極右のVlaams Belang党(「フランドルの利益」党、という意味)が、過去最高の20パーセントを得票している。連立与党のうち最大のFlemish Liberals and Democratsは、左派ではなく右派(で党首はフラマン語の人)だが、10月の地方選ではやばかったらしい。
Vlaams Belang党は、2004年に「差別主義的であることなどを理由に」非合法化されたVlaams Blok(フラームス・ブロック)が、「政党助成金を受給し続けるために『化粧直し』した結果誕生した“新”政党である」。北部の経済的に豊かな地域の極右主義者の政党で、要するに、「豊かになったわたしたち」を「貧しい彼ら」と切り離そう、というのが、彼らの「独立運動」だ。これには政府の経済政策のアホ具合が相当に関係している。また、「移民」が「犯罪を犯す」ことも極右の勢力拡大に貢献している。(犯罪を犯しているのは移民だけではないはずだが。)
ベルギーは、「工業・サービス業が発達した北部のフランデレン地域と、石炭・鉄鋼業が衰退した南部のワロン地域では失業率に2倍以上の開きがある(後者の方が失業率が高い)」(ウィキペディア)。政治的に主要な勢力は、中道右派と中道左派と極右の3つ(「極右」がメイン・プレイヤーになっている)。なお、「石炭・鉄鋼業が衰退した南部」では、ごたぶんに漏れず左派が強かったのだが、その左派の政党(社会党)も汚職スキャンダルなどでガタガタで、右派のキリスト教民主党に負けたらしい(BBC)。
今回の「嘘ニュース」について、RTBFは「議論を喚起するためのものだった」と説明している。ベルギーは、次の総選挙まで1年もない。(IAEAにがっつり監視されているどっかの国の外務大臣が、「議論を喚起するために」とか言いつつ「核武装論」を口にするのと少し似ているかもしれないが、RTBFが「私こそ現実主義者」なポーズをとっているのかどうかはわからない。)
"Our intention was to show Belgian viewers the intensity of the issue of the future of Belgium and the real possibility of Belgium no longer being a country in a few months," Yves Thiran, head of news at RTBF, told the BBC.
He said it introduced people to the debate who would otherwise have ignored it, but he admitted some may have taken it the wrong way.
"We obviously scared many people - maybe more than we expected," he said.
RTBFが意図した「議論」は、同局がフランス語放送であるということを踏まえてそのまんまで考えれば、「北部が分離独立なんてことになったら困る!」という方向性のものだろう。一種のディストピアもののような効果を狙っているというか、オーウェルの『1984』が「こんな未来はいやだ」と人々に思わせたような方向での「議論」を目的としていたのだろう。
「嘘ニュース」に協力した政治家がいた(「インタビュー」に応じていたり)とかいうのも、その政治家からすれば「議論」が目的だったのだろう。
でもそういうのが生み出すのは、ただのパニックであって、「議論」ではない。これを考えたのがPR会社だったとしたら、仕事の仕方があまりにひどい。(っていうかほんとに出来の悪いコマーシャルみたいだ。)4月1日じゃないんだから。
あと、ブリュッセルの各国大使館のなかには、すっかり騙されたところもあったようで、騙された国にしてみれば国家の資源を浪費させられたわけで(そのための通信費、人件費など)、いい迷惑だろう。
しかもブリュッセルでのEUサミット直前じゃん。。。
BBC以外の記事。まず、同様に「分離独立」についての「議論」を溜め込んでいるスコットランド・・・と思ったら、単にロイターの配信記事だ。
Belgian TV shocks country with fake news of split
http://news.scotsman.com/latest.cfm?id=1855982006
BBCの記事にないことをいくつか引用すると:
"Up until now, the debate has been confined to academic and political circles. We want a more public debate," said Yves Thiran, head of news at RTBF.
「現状、議論は学者や政治家の間で行なわれてきただけだ。もっと広く議論を喚起したかった」とRTBFの報道局長。
Thiran said the mock documentary took a year to make.
He compared the station's attempt to stir political debate to the radio theatre staged by U.S. director Orson Welles in October 1938, when he fooled many Americans with mock news announcements that Martians had invaded Earth.
In Welles' case, meant purely for entertainment, the highly dramatised "War of the Worlds" broadcasts caused general panic and led to tighter rules for broadcasters.
"We wanted to show the day after ... Orson Welles's 'War of the Worlds' served as a model," Thiran said.
He added that the fictional broadcasts would continue on RTBF's radio channel on Thursday morning.
「嘘ニュース」の制作には1年かかった、と報道局長。また今回の「嘘ニュース」のモデルは1938年のオーソン・ウェルズである。「その次の日を見せたかった」と報道局長。木曜の朝にもラジオでは嘘ニュースの放送が続く。
A spokesman for Vlaams Belang said RTBF was ridiculing a serious topic.
"They are making a joke of the autonomy of Flanders, whichever way you want to see it ... It's a real sign, not just from Wallonia, but from the media, to in fact to say we don't want to go any further with the debate," the spokesman said.
Vlaams Belangのスポークスマンは、RTBFはシリアスな問題をばかにしていると述べる。「フランダースの自治をジョークにしている。ワロニアもメディアも真剣に話す気などない、ということだ」
だから、4月1日なら「きっつー (^^;)」と思われたとしても「ジョーク」で通ったのに、なぜ12月中旬に放送したのか、ほんとにわからない。制作に1年もかけたんでしょ。予算と時間を投入した「特別番組」でここまで盛大に墓穴掘ってどうするよ。
次。同じロイターですが別の記事。NBCでしか見つからないのでNBCで。
Fake news of Belgium's split causes outrage
http://www.msnbc.msn.com/id/16203917/
"Irresponsible," "questionable" and "regrettable" were among the reactions from Belgium's political mainstream in both French-speaking Wallonia and Dutch-speaking Flanders ....
Prime Minister Guy Verhofstadt's office described the program as a "misplaced joke."
The Francophone community’s culture minister summoned the head of public broadcaster RTBF to account for the broadcast.
政治家たちからはワロニアからもフランダースからも、「無責任なことだ」、「問題が多い」、「遺憾である」といった反応だ。首相府は番組のことを「場をわきまえないジョーク」であると述べた。
フランス語共同体の文化大臣は、RTBFのトップを召還し、事情を聞いた。
Brussels regional minister Guy Vanhengel, who participated in the show, told the Belga news agency that Flemish politicians repeatedly talked about gaining independence, without considering the consequences.
番組に出演した政治家は、ベルガ通信社に対し、フレマンの政治家は繰り返し独立を口にしているが、その結果については何も考えていない、と述べた。
で、嘘ニュースをやれば人々が考えるようになる、と。
で、「連中のいう通りにさせておいたら、国王陛下も国外追放ですよ」とか、「まるで東西ベルリンのように分断されますよ」とかいう悪夢のイメージを提示することで、人々が考えるようになる、と。
こんなの言い訳にもならない。小難しいこと言ってみちゃったりしちゃったりしてるけど、ほんとは「ジョーク」としてやりたかっただけなんでしょ? (nudge nudge) で、やりすぎちゃったんでしょ? (wink wink)
本気で言ってるとすれば、まったく信じられない。
次、IHT掲載のAP記事。
Belgian viewers fall for TV hoax announcing breakaway state
http://www.iht.com/articles/ap/2006/12/14/europe/EU_GEN_Belgium_Independence_Hoax.php
読み物として、BBCよりもロイターよりもずっと読みやすい。隣国ルクセンブルクの首相も激怒してEUサミットの開会で「ふざけて扱ってよい問題ではない」と述べたとか、ベルギーの王室も「悪趣味」と述べているとかいったことのほかに、ワロニアとフランダースの「言語戦争」の経緯とかの説明も。ただし極右からの反応についての部分はロイターとは違っている。
About the only people who enjoyed the program were the separatist far-right Flemish Interest party (=Vlaams Belang). It wants to get rid of king and country and thought it could see a flash of its future.
"I want to congratulate the RTBF for this daring show," said Flemish Interest leader Filip Dewinter.
"It caused a shock in Wallonia where they come to the conclusion that the scenario of Flemish independence is no longer utopia," said the politician generally consider the biggest foe of Francophone Belgium.
番組に喜んだのは、分離独立を主張する極右政党くらいのものだ。彼らは国王を廃することを望み、(番組に)将来を垣間見たと考えている。「あえてこれを放送したことで、RTBFを賞賛したい」と党首は言う。「ワロニアでは、フランダースの独立がもはやユートピア論ではないということがわかってショックだっただろう」
ほとんど知らなかったんですけど、20世紀のベルギーの歴史はかなり複雑(その前、それこそ1830年の独立のところからして複雑なのだけど)。現在の国王アルベール2世の父親のレオポルド3世(ザクセン=コーブルク=ゴータ家なのでドイツ系の人)は、第二次大戦でナチスに協力した(1940年に無条件でナチスに降伏した)とされ、スイスに亡命していた。1950年、そのレオポルド3世を国王としてベルギーに戻すことの是非について国民投票が行なわれ、57.7パーセントという小差で賛成が多数となった。このとき国王の復帰を支持したのは、フランダース(フランダースでの賛成票は70パーセント以上、対するにワロニアでの賛成票は42パーセント)。
http://news.bbc.co.uk/onthisday/hi/dates/stories/march/18/newsid_2840000/2840237.stm
抗議運動は激しく、レオポルド3世は自身が復位するのではなく、息子ボードゥアンを新王とした。ボードゥアン1世は1993年に病死し、弟のアルベールがアルベール2世として即位した。
AP記事によれば、現在、国王を廃したがっているのは、56年前に国王の復位を支持したフランダースである。
ベルギーという「国民国家」は、「言語戦争」があるような状態で、自治や連邦制で何とかなっている状態だ。分離を求める動きがあるのも当然なのかもしれない。けれども、分離を声高に訴えているのは反移民・反EUの極右だ。この何年かの間、彼らは「民主的な選挙」での支持を拡大してきている。その背景には(お約束の)「われわれ独自の文化」論もある。「民意の選択」による分離は、「一部の過激派の夢物語」ではなくなっている。
ただし「現実的」に考えれば、その「民意の選択」は実に危なっかしいものだ。
2006年6月にベルギーで起きた2件の殺人事件について、「一橋大学大学院社会研究科 内藤正典データルーム」内、「貝原レポート」さんに記事がある。1件は、2人の少女が暴行のうえ殺害された事件。もう1件は、バスの運転手が乗客(若者のグループ)と口論の末、殺害されたという事件だ。そしてどちらの事件も犯行を行なったのが「モロッコ系」だった(とはいえ、特にそのことを強調するような報道はなかったという)。
http://www.global-news.net/ency/naito/daily/060704/01.html
番組では、アントワープの事件現場近くに設置された、犠牲者である運転手へのメッセージや花をたむける場を取材している。そこには、近隣に住む人びとや、バスに乗り合わせていた人などが多く集まっている。
置かれたメッセージの一つに、「これはレイシズムではないのか?(Is dit dan geen racisme?)」と書かれている。これは、先月に同じくアントワープで起こった人種差別による殺人事件を反転して皮肉っているものだ。……このメッセージが主張しているのは、「白人のベルギー人」による「移民系」の人びとに対する暴力のみ、悪質な「人種差別」という烙印が押され、その逆の事件に対しては特別な汚名がつかないことへの苛立ちである。
いずれにしろ、5月の人種差別事件にしても、今回の事件にしても、残忍さという観点からはどちらも変わりはない。異なるのは、二つの事件の反応である。5月の事件がもたらしたのは人種差別を反対するデモ行進であったが、今回の事件がもたらしたのは、事件現場の花束の前で起こった感情的なやりとりと直接的な移民排斥の声であった。
一人の女性は、被害者に哀悼の意を示しに来ていた、スカーフを着用したムスリム女性に対して、この国から出て行けと強い調子で息巻く。別の女性は、「こうした事件が起こるなら、彼ら(「モロッコ系」)を母国へ帰らせなければならないね。……私はこれで本当に人種主義者になりましたよ。(Ik ben echt 'n raciste geworden.)」と単刀直入に述べる。移民問題をめぐるVlaams Belang(「フランドルの利益」)の支持基盤は、まさにここにあるのである。
「これはレイシズムではないのか?」というのは、5月にアントワープで発生したヘイト・クライム(BBCの報道)を受けている。
「わが国に入り込んできた移民の連中が、わが国の人間を殺した」という見方を認めたとしても、それだけで、バス運転手の殺害事件を「ヘイト・クライム」と呼ぶことはできない。なぜなら、その運転手を殺した若いのにとっては、その運転手がヨーロッパ人だろうがアフリカ人だろうがアジア人だろうが関係なかったのではないかと考えられるから。(ヘイト・クライムの場合は「この○○人野郎が!」というのが暴力のきっかけになるわけで。)
ただ、それを「ヘイト・クライム」と呼ぶことには、動員力とでも言うべきアピールがある。
また、「移民問題をめぐる」支持のほか、経済問題をめぐる支持、という要素もあるのだそうだ。ベルギー在住のmatueさんのブログ@2005/11/30から:
http://www.b-shoku.jp/weblog/myblog/425/29564#29564
…まあレイオフなんてのはそういうもんなんでしょうが、ここで問題なのは「Hoegaarden醸造所を閉鎖することも含む」という話です。
ベルギーが世界に誇る白ビールのHoegaarden。この名前は実はルーバン近郊の町の名前なのですね。そこにある醸造所を閉鎖し、ベルギー南部ワロンのJupille(ここもピルスのJupillerの産地です。もちろんInBev傘下)に統合するというのです。
……
ベルギーのクソな経済政策のために、ワロンにある会社はただワロンにあるというだけで政府から補助金が出ます。フランダースで同じ仕事をしていても何の補助もない訳ですから、移転その他のコストに耐え得る企業はそりゃ移転しちゃうでしょう。
世界最大のビール醸造所となったInBevが、経営合理化を盾にこの決定を強行したことに、当然ながら従業員組合は猛反発。明日12月1日はサボタージュで抗議行動を執ることが報道されました。
※引用文中の太字は原文のまま。
Hoegaardenは日本では「ヒューガルデン」と呼ばれている有名なビールで、フランダースのヒューガルテンという小さな町(地図)のビールだ。
この醸造所を傘下におさめるInBev社はほかにもいくつもの有名ビールを醸造しており、例えばステラ・アルトの醸造所はLeuven(ルーベン)の基幹産業(In fact, InBev's Stella Artois brewery and main offices dominate the entire north-eastern part of the town <Wikipediaより)。
で、wikipediaによると、"In December 2005 it was decided to close the Hoegaarden brewery and move the production of the beers to the Jupille brewery in southern Belgium." とのことで、つまり、2005年12月の時点でヒューガルテン醸造所は閉鎖が決定している。これはインベヴ社の全欧州的リストラの一環でもあり、2006年3月には労組による大規模な抗議行動が行なわれるなどしていたが、結局、醸造は南ベルギーで、ボトリングはヒューガルテンで、ということになったようだ。
ヒューガルテンの閉鎖については、ベルギービールの輸入を手がけ、都内でお店「ベル・オーブ」をやっておられる方のブログに。
http://blog.belgaube.com/?eid=419683
失われそうになっていたこのビールを復活させた方については:
http://blog.belgaube.com/?eid=542256
関係ないんですが、InBevはイングランドのBassやBoddingtons (Cream of Manchester) やTennent'sあたりも持っている巨大多国籍企業。元はブラジルの企業とベルギーの企業が合併したもの。
http://en.wikipedia.org/wiki/InBev#Brands
でもこれ、結局はグローバライゼイションの話だよね。
タグ:ベルギー
※この記事は
2006年12月15日
にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。
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私はJMMでこのニュースを知ったのですが、確かにびっくりしました。4月1日でも信じそうな勢いでした。ちょっと前にケベックが独立という趣旨のものを読んでいたので、飛び火したのかと思ったりもしてしまって…。
ご無沙汰してましてすみませんー。
確かに、仮に4月1日であっても信じそうですよね。
シャレになってない。
そういえばケベックもあったんでした。
Canada backs Quebecer nationhood
Last Updated: Tuesday, 28 November 2006, 04:39 GMT
http://news.bbc.co.uk/2/hi/americas/6190162.stm
# スコットランドはすぐに思いついたのに。