「なぜ、イスラム教徒は、イスラム過激派のテロを非難しないのか」という問いは、なぜ「差別」なのか。(2014年12月)

「陰謀論」と、「陰謀」について。そして人が死傷させられていることへのシニシズムについて。(2014年11月)

◆知らない人に気軽に話しかけることのできる場で、知らない人から話しかけられたときに応答することをやめました。また、知らない人から話しかけられているかもしれない場所をチェックすることもやめました。あなたの主張は、私を巻き込まずに、あなたがやってください。

【お知らせ】本ブログは、はてなブックマークの「ブ コメ一覧」とやらについては、こういう経緯で非表示にしています。(こういうエントリをアップしてあってもなお「ブ コメ非表示」についてうるさいので、ちょい目立つようにしておきますが、当方のことは「揉め事」に巻き込まないでください。また、言うまでもないことですが、当方がブ コメ一覧を非表示に設定することは、あなたの言論の自由をおかすものではありません。)

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2012年10月06日

「税関手続きを甘く見てはいけません!」との注意喚起……特にフランクフルト国際空港に関して

ドイツのフランクフルト国際空港は、欧州方面に行くときに、目的地でなくとも経由地として利用される方が非常に多いのではないかと思うのですが、ここの税関で、欧州を拠点とするプロの演奏家が仕事で使っている非常に高級なバイオリンが、日本から欧州に戻った際に「輸入」とみなされて関税を課せられる(支払えないので没収される)という事例が連続して日本のメディアで報じられています。

おそらくはそれを受けて、日本の外務省から注意喚起がなされています。こんな感じで。



それらの文書や、楽器、撮影機材、商品見本など過去の税関でのトラブル事例について、一覧できるようにしてありますので、ご参考までに。

海外旅行に行く人、ご注意を! ドイツ、フランクフルト空港の税関について
http://matome.naver.jp/odai/2134941753199027401


(どうやら、フランクフルト空港はとりわけ厳しいようです。)


8月に楽器を没収され、9月に変換された堀米ゆず子さん(ベルギー在住)の体験談:
http://www.hirasaoffice06.com/files/strings8horigome2.htm
(ブリュッセルに戻って)それから4週間、つてを頼っては弁護士に話に行き、朝書類を渡します。その時は誰もが楽観的に「大丈夫、(没収されたバイオリンは)仕事道具だから」と言ってくださいます。1日かかって書類を検討し終わると決まって夕方には「かなり複雑でむずかしい」次の日には「やはりドイツの人と同じ結論」になってしまいました。

これ、ひょっとしてものすごく厄介かもしれない。なぜ弁護士が「ドイツの人と同じ結論」になるのか、詳細がわからないのですが、そういう結論になるということは、フランクフルト税関の法運用はデタラメなものではないということで、理屈だけで考えれば(feasibilityを度外視すれば)、フランクフルトの運用が欧州全域でデフォになる可能性もあるということになりそう。

それから、9月末に日本からドイツに帰国された、ドイツ在住のid:kmiuraさんが、帰国時にバックパックに入れてたラップトップがひっかかったと:
http://d.hatena.ne.jp/kmiura/20121008
今回なにが問題になったかというと……バックパックのMacBookPro。2年半前のモデルだった。

その金髪の女性税関職員が「これどこで買った?」というので、研究所の予算で買ったものであると答えた。

「領収書は?」

「そんなもの持っているはずがない。二年半前のものだ」

「税金払ってもらいます」

ないわー (;▽;)

「これいくらでしたか」

「7000ユーロぐらいだったかな」

「でも二年半前だから安くなっているはずですね」

「まあそうだろうけど、そんなこと私には関係ない」

あんたに関係あるかどうかのほうがよっぽど関係ないわー (;▽;)

で、ラップトップを持って行ってしまった。眺めてたらオフィスのコンピュータでebayにアクセスして中古の値段を調べている。

志村けんのコントみたいだな! 運送屋のオヤジやってるようなやつ。

「……これは研究所の予算で買ったことは後で証明できる。ラップトップ没収していいですよ。あとで書類持ってきます」

「それだと書類作成が面倒なんですよ」

「面倒でもいい。明日は時間がない。あさってにでも書類持ってくるから、これ置いていきます。さあ、没収してください。今週ワークショップで教えるんでこまりますが、研究所に事情は話します。受講者たちにも説明します。だから没収の書類を早速つくるように」

「困りましたね。払ってください。」

「冗談じゃない、困るのはこっちだ。没収してください。絶対払わない。」

失礼ながら爆笑したんですが、言いがかりつけられてここまで対応せにゃならんとは、めんどくせーーーー。

英国のイミグレで「こっちに友達はいないと証明できるのか、どうせ書類上だけの結婚でもして居つくつもりだろう」とねちねち絡まれた場合の対応法なみに、めんどくせーーー。

というわけで日本に在住している人がドイツへの往復でラップトップを所持している場合にはどうすればよいか(いちばん一般的に問題になりそうなのはバイオリンではなくラップトップだ)、EU非在住であること、機器が職務上必要であることを書類で示せることに注意すればよいだろう。なにしろ書類が重要な国である。なかったら書類はつくってでも持っていく。会社の備品ならば会社の財務にその旨英語で書いてもらってサインをもらう、とか。

英国のイミグレでも、めんどくさいことになりそうならば、あらかじめ英語での書面(簡単なものでいいけど、英語圏のレターヘッド相当のフォーマルな印のついてるもの)を用意していくのがいい、という「知恵」はありましたね。

http://www.asahi.com/national/update/1009/TKY201210090602.html?tr=pcなお、9月末に押収された有希・マヌエラ・ヤンケさんのバイオリンも、無償で返還されたそうです。朝日新聞デジタルの記事を参照(via kwout)。

いずれにせよ、トラブルを未然に防ぐには、当面は、赤いゲート(申告するものがある)の方に行って、「職場のパソコンなんですが」と書類を見せて「非課税」の確認を得るとか、可能であればフランクフルトからの入欧は避けるとかいったことが有効になりそう。

フランクフルトは「フレンドリーな欧州の空港ベスト5」に入ってるんですけどね、どこぞのあれとは違って (^^;)

※この記事は

2012年10月06日

にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。


posted by nofrills at 19:00 | TrackBack(0) | 雑多に | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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【2003年に翻訳した文章】The Nuclear Love Affair 核との火遊び
2003年8月14日、John Pilger|ジョン・ピルジャー

私が初めて広島を訪れたのは,原爆投下の22年後のことだった。街はすっかり再建され,ガラス張りの建築物や環状道路が作られていたが,爪痕を見つけることは難しくはなかった。爆弾が炸裂した地点から1マイルも離れていない河原では,泥の中に掘っ立て小屋が建てられ,生気のない人の影がごみの山をあさっていた。現在,こんな日本の姿を想像できる人はほとんどいないだろう。

彼らは生き残った人々だった。ほとんどが病気で貧しく職もなく,社会から追放されていた。「原子病」の恐怖はとても大きかったので,人々は名前を変え,多くは住居を変えた。病人たちは混雑した国立病院で治療を受けた。米国人が作って経営する近代的な原爆病院が松の木に囲まれ市街地を見下ろす場所にあったが,そこではわずかな患者を「研究」目的で受け入れるだけだった。

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