kafranbel-aug2011.jpgシリア緊急募金、およびそのための情報源
UNHCR (国連難民高等弁務官事務所)
WFP (国連・世界食糧計画)
MSF (国境なき医師団)
認定NPO法人 難民支援協会

……ほか、sskjzさん作成の「まとめ」も参照

お読みください:
「なぜ、イスラム教徒は、イスラム過激派のテロを非難しないのか」という問いは、なぜ「差別」なのか。(2014年12月)

「陰謀論」と、「陰謀」について。そして人が死傷させられていることへのシニシズムについて。(2014年11月)

◆知らない人に気軽に話しかけることのできる場で、知らない人から話しかけられたときに応答することをやめました。また、知らない人から話しかけられているかもしれない場所をチェックすることもやめました。あなたの主張は、私を巻き込まずに、あなたがやってください。

【お知らせ】本ブログは、はてなブックマークの「ブ コメ一覧」とやらについては、こういう経緯で非表示にしています。(こういうエントリをアップしてあってもなお「ブ コメ非表示」についてうるさいので、ちょい目立つようにしておきますが、当方のことは「揉め事」に巻き込まないでください。また、言うまでもないことですが、当方がブ コメ一覧を非表示に設定することは、あなたの言論の自由をおかすものではありません。)

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2006年11月20日

ロンドンで「公共交通ブラックマンデー」が発生したもよう。

20日の月曜日、ロンドンの地下鉄とバスがカオスになり、ついに「ブラックマンデー」の域に達したようだ。いや、travel hellとあるから「地獄」の域に達したのだろう。しかし証言者によると、It happens all the time.(これはいつものこと)だそうだから、ロンドンは常に地獄で常にブラックマンデーということかもしれない。(冗談です。念のため。)

ロンドンの地域新聞The Evening Standardの系列のthis is londonより:
Black Monday for commuters
20.11.06
http://www.thisislondon.co.uk/news/article-23374795-details/Black+Monday+for+commuters/article.do
London commuters faced a day of travel hell today.

Chaos on Tube, rail and bus services combined with atrocious weather made it Black Monday for passengers trying to get to work.

atrocious weatherに地下鉄と鉄道とバスのカオス、まさに「泣きっ面に蜂」、It never rains but pours. でtravel hellのBlack Monday!という書き出し。

具体的には・・・


■地下鉄
セントラル・ライン、ディストリクト・ライン、サークル・ラインは全面運休もしくは運航本数大幅減(またこの3線ですか)。ノーザン・ラインも通常通りの運行はできなかった(またノーザン・ラインですか)。

地下鉄の不具合は、メンテナンス業者のMetronetの責任とされる。(ロンドン地下鉄は、旧BRと同様の「分割民営化」というか、鉄道の運行と線路などの保守点検とは別々の会社がやるようになっている。)

セントラル・ラインは朝の通勤時間帯は完全ストップ。原因は信号とコンピュータの不具合(failure)と見られる。あとからロンドン地下鉄がセントラル・ラインの東西両端で代行バスを出したが、ラッシュ時の混乱を何とかできるタイミングではなく、ロンドン中心部(Zone 1)ではまったく停止していた。

サークル・ラインは両方向(内回りと外回り)とも朝の通勤時間帯にストップ。工事が長引いたため(because of over-running engineering work)・・・って、時間で切らないんですかね。

ディストリクト・ラインはホワイトチャペルからマンションハウスの間がストップ。東端のアップミンスターからイーリング(西)、ウィンブルドン(南西)にかけての全線にこれが影響。

ノーザン・ラインは、ウィンブルドン駅の信号故障のためにひどい遅れが発生している。

■バス
ロンドン北部と西部の70路線を走るMetrolineというバス会社の運転手2500人がスト。

地下鉄が運行状況最悪で、駅では「みなさま、バスをご利用ください」と乗客を誘導するも、バスがストやってるからバス停は立錐の余地もないほどの混雑。

■鉄道
Basingstokeでの工事でSouth West Trainsのウォータールー行きが遅延。これも原因は工事。

■hellからの声
ノッティング・ヒル在住、23歳の銀行員
「どうやって職場までたどりつけるのだろうか、さっぱりわからない。こんなばかげたことがあるか。非常に頭に来ている。いつもこんな調子だ」
※ノッティング・ヒルは、セントラル・ライン利用でシティまで20分もかからずに行ける・・・少なくとも、地下鉄が動いているときには。

地下鉄の保守点検などの工事を請け負っているMetronetは、週に100万ポンドの利益をあげている(makes it £1million a week profit)が、あまりにひどいので、契約を解除すべきとの声も噴出している。先週出されたある報告書(下記BBC記事参照)では、Metronetは「まともに仕事をしていない」と非難された。ケン・リヴィングストン市長も立腹している。

地下鉄の運転手の労組(RMT)も、Metronetは契約解除されるべきとしている。「Metronetがちゃんとやらないから、利用者が大変な思いをしている。このようなことがもう二度と繰り返されないように、何らかのアクションが必要だ」

ロンドン地下鉄のスポークスマンは「今朝は乗客の皆さんにご迷惑をおかけして申し訳ありません(We apologise to passengers for the disruption to their journeys this morning.)。問題を解決するよう、全力で取り組んでおります。バス、ないし地下鉄の切符が使える鉄道駅をご利用いただくルートをご検討ください」。(あーそうか、ロンドンだと「代替輸送」の仕組みがないから、Oysterが使えない鉄道駅が「地下鉄以外の最寄り駅」だと、責任はすべてLUにあるのに、運賃は利用者負担になるんだ。)




Metronetがどのくらい「ひどい」のか、BBCで見てみました。(なお、thisislondonが「ブラックマンデー」としているほどの地下鉄・バス・鉄道のトリプル・パンチについては、BBCではバスについての記事があるだけです。)All of the BBCの検索結果から、新しい順に5記事。(つまり「大ニュース」になった記事、ということです。)

Tube firm 'has performed poorly'
Last Updated: Thursday, 16 November 2006, 09:48 GMT
http://news.bbc.co.uk/1/hi/england/london/6153414.stm

Mayor slams 'nightmare' Tube firm
Last Updated: Tuesday, 11 July 2006, 13:31 GMT 14:31 UK
http://news.bbc.co.uk/1/hi/england/london/5168308.stm
ははは・・・"consortium of nightmares"ですか。日本語の「〜のデパート」という表現に相当するんだろうけど、「コンソーシアム」って。(^^;) そのうちにTube firm from hellになる?

Firm criticised for station delay
Last Updated: Saturday, 27 May 2006, 10:19 GMT 11:19 UK
http://news.bbc.co.uk/1/hi/england/london/5023002.stm

Tube firm blamed for travel woes
Last Updated: Thursday, 4 May 2006, 16:33 GMT 17:33 UK
http://news.bbc.co.uk/1/hi/england/london/4973186.stm

Private Tube firm boss quits job
Last Updated: Wednesday, 13 April, 2005, 15:32 GMT 16:32 UK
http://news.bbc.co.uk/1/hi/england/london/4437427.stm

うーむ。日本の大都市圏の鉄道の保守のノウハウって、絶対に売れると思うんだけどな。。。




ちなみに、atrociousのコロケーションをBNC(お試し)で見てみたところ、
atrocious behaviour
atrocious living conditions
atrocious sound problems
atrocious cruelties
などと並んで、
atrocious weather conditions
という用例もあった。「とてもひどい天気」を言いたいときに使えるフレーズ。

※この記事は

2006年11月20日

にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。


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【2003年に翻訳した文章】The Nuclear Love Affair 核との火遊び
2003年8月14日、John Pilger|ジョン・ピルジャー

私が初めて広島を訪れたのは,原爆投下の22年後のことだった。街はすっかり再建され,ガラス張りの建築物や環状道路が作られていたが,爪痕を見つけることは難しくはなかった。爆弾が炸裂した地点から1マイルも離れていない河原では,泥の中に掘っ立て小屋が建てられ,生気のない人の影がごみの山をあさっていた。現在,こんな日本の姿を想像できる人はほとんどいないだろう。

彼らは生き残った人々だった。ほとんどが病気で貧しく職もなく,社会から追放されていた。「原子病」の恐怖はとても大きかったので,人々は名前を変え,多くは住居を変えた。病人たちは混雑した国立病院で治療を受けた。米国人が作って経営する近代的な原爆病院が松の木に囲まれ市街地を見下ろす場所にあったが,そこではわずかな患者を「研究」目的で受け入れるだけだった。

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