「なぜ、イスラム教徒は、イスラム過激派のテロを非難しないのか」という問いは、なぜ「差別」なのか。(2014年12月)

「陰謀論」と、「陰謀」について。そして人が死傷させられていることへのシニシズムについて。(2014年11月)

◆知らない人に気軽に話しかけることのできる場で、知らない人から話しかけられたときに応答することをやめました。また、知らない人から話しかけられているかもしれない場所をチェックすることもやめました。あなたの主張は、私を巻き込まずに、あなたがやってください。

【お知らせ】本ブログは、はてなブックマークの「ブ コメ一覧」とやらについては、こういう経緯で非表示にしています。(こういうエントリをアップしてあってもなお「ブ コメ非表示」についてうるさいので、ちょい目立つようにしておきますが、当方のことは「揉め事」に巻き込まないでください。また、言うまでもないことですが、当方がブ コメ一覧を非表示に設定することは、あなたの言論の自由をおかすものではありません。)

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2012年05月13日

ガーディアンのサイトで、「掲載期限が切れたので削除」

ガーディアンで、「版権が切れたので、このコンテンツは削除しました」という表示を初めて見た。



調べてみたら、過去にもないわけではなかった。たまたま、私が今まで気づかなかっただけかもしれない。

報道というか、速報性が第一のニュースで、通信社の配信記事が「掲載期限が切れたので削除」ということならわかる。実際、そういうものも多い。下記はロイターの配信記事だ。
http://www.guardian.co.uk/world/2012/apr/07/joyce-banda-new-president-malawi

この場合、記事本文は削除されても、ページそのものは削除されずにいるし、見出しとリード文と通信社名は残されているので、ガーディアンの外で独自に検索して該当記事を探し出すことは可能だ。

一方で、Staff and agenciesのクレジットの記事(つまり契約している通信社の記事を複数組み合わせるなどして、編集・リライトを加えたもの)も、「掲載期限が切れたので削除」になっている場合がある。これは、ガーディアン掲載のものがガーディアンで削除されてしまうと、それとぴったり同じ該当記事は探し出せないだろう。出典にできないね……。
http://www.guardian.co.uk/world/2012/mar/13/obama-heartbroken-afghanistan-killings-investigation

さらに、今回「期限切れで削除」されているのを見た「サイエンティフィック・レスポンシビリティ」の記事は、外部の寄稿者によるものだが、「ガーディアンの記者」という立場で書いている人の記事でも、「掲載期限切れで削除」というものがある。ううむ。

少なくとも去年までは、こういうのに遭遇することはなかった。ガーディアンといえば「とにかく金がない」と編集長がインタビューに答えてるくらいなので、今年になってからこういう契約スタイルでの掲載が始まったのかもしれないが(←憶測)、ともかく、もう少し見てみることにする。

※なお、「科学的責任」の記事は、mobile版はアクセス可能とのことで魚拓ってみたりなんかしちゃったりして。

※この記事は

2012年05月13日

にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。


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【2003年に翻訳した文章】The Nuclear Love Affair 核との火遊び
2003年8月14日、John Pilger|ジョン・ピルジャー

私が初めて広島を訪れたのは,原爆投下の22年後のことだった。街はすっかり再建され,ガラス張りの建築物や環状道路が作られていたが,爪痕を見つけることは難しくはなかった。爆弾が炸裂した地点から1マイルも離れていない河原では,泥の中に掘っ立て小屋が建てられ,生気のない人の影がごみの山をあさっていた。現在,こんな日本の姿を想像できる人はほとんどいないだろう。

彼らは生き残った人々だった。ほとんどが病気で貧しく職もなく,社会から追放されていた。「原子病」の恐怖はとても大きかったので,人々は名前を変え,多くは住居を変えた。病人たちは混雑した国立病院で治療を受けた。米国人が作って経営する近代的な原爆病院が松の木に囲まれ市街地を見下ろす場所にあったが,そこではわずかな患者を「研究」目的で受け入れるだけだった。

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▼当ブログで参照・言及するなどした書籍・映画などから▼