そんなこんなでこういう大きなニュースがある日ではあるのだが、もうひとつ、意味合い的にはこれに負けないほど大きなニュースが、唐突に飛び込んできた。Daily News Egyptが廃刊されたという。
Daily News Egypt (DNE) はエジプトの英語新聞。「ムバラク大統領こそ我々の指導者」的な結論を言うことを目的とせず、独立した編集権を持って「報道」という仕事をしてきた媒体だ。昨年、タハリール広場が世界の注目を集めたときに、この広場から毎日英語でツイートして状況を伝えてくれていた人たちの何人かは、この新聞のジャーナリストだった。紙面の記事(ウェブに掲載される)もよくURLが回ってきていた。私もこの新聞の記者たちが流すリアルタイムの情報や、この新聞の記事のURLを含むツイートは、ずいぶんたくさん日本語にしてリレーしたと思う。はてなブックマークにもけっこう放り込んでいる(→はてブ全体での検索結果)。
2005年にスタートしたこの新聞は、2011年1月のタハリール広場へとつながっていく情報の流れと共有の場を作った媒体のひとつだが(2000年代後半はエジプトでは労働運動などが非常に活発になり、08年の選挙のぐだぐださで人々の怒りはえらいことになっていた)、最近で最大の仕事は、「革命」後も一般の市民が軍事法廷で裁かれているというひどい事態(SCAFの口約束)を追及したことだ。
現状、DNEの閉鎖の理由ははっきり語られていない。記者たち(編集部)もいきなり社主から「印刷するの、あさっての号で終わりね」と通告されたという感じだ。投資家の判断云々ということも言われているが、それにしたってウェブサイトがそっこーでオフラインにされていることの理由にはならない(そこまでカネが逼迫する状況?)。うむー。
詳細は下記で。
エジプト、ムバラク政権下から唯一の「自由」な新聞として活動してきたDNEが突然の廃刊
http://matome.naver.jp/odai/2133514591511757201
なお、下記「NAVERまとめ」は、Chirpstoryにアーカイヴした英語のツイート(大量)から選んで編集したものである。事態に興味がおありの方は、一次資料であるChirpstoryのアーカイヴをご参照いただきたい。
※この記事は
2012年04月23日
にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。
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