管理者ページのアクセス解析を見ると、次のようなありえないリファラが大量に残されていて、通常のリファラが非常にわかりづらくなっている。(時間帯にもよるが、日付変わって数時間だとひどい。下記参照。)

「リファラスパム」とは、「リファラ(リンク元)」の虚偽申告みたいなもの。リファラのログが残るブログとかに「ここからリンクされてますよ」と虚偽のURLをばら撒いて、ブログのオーナーが「自分のブログがリンクされているのかな」と確認しようとするのを利用して、アクセスさせようとするスパム行為。ただのアクセス数稼ぎならまだ無害だが(ただしスパム受信の際にサーバに負担がかかるからまったくの無害ではない)、「リンク元」と称するページにはスパイウェアやら何やらが仕込んであるかもしれないから、見に行くときには警戒はしておいたほうがいいかも。
つまり、ありえなさそうなリファラは、どういうふうにリンクされているのか確認しようとせず、単に無視ということでよいのでは、と思います。
以下、ありえなさそうなリファラについて、詳細。
とりあえずうちに来てたものから。
(※下記のURLは特に注記していない限りすべて架空ですが、偶然の一致でそういうサイトがあるかもしれません。)
1)薬品関連の名詞がURLに入っているもの:
prozacなどの精神安定関係の薬、サプリ、痩せ薬、ED治療の有名な薬などの名称が、アルファベットでそのままURLに入っているものは、100%spamです。あなたのブログがそれらのURLで紹介されているということはありえません。
例:
http://buy-prozac.com/
http://www.example.com/~buyprozac/
http://online.pharmacy.com/
2)「カジノ」、「ポーカー」がURLに入っているもの:
100%spamです。あなたのブログがそれらのURLで紹介されているということはありえません。
例:
http://free.onlinecasino.com/
http://www.play-poker-online.com/
3)2の一例ですけど、texas holdemという文字列がURLに入っているもの:
100%spamです。あなたのブログがそれらのURLで紹介されているということはありえません。texas holdemというのはカードゲームの種類のひとつ。
例:
http://www.free-texas-holdem.com/
4)融資・保険・お金系の英単語がURLに入っているもの:
mortgageとかinsuranceとかloanとかの英単語があるリファラ。100%spamです。あなたのブログがそれらのURLで紹介されているということはありえません。
例:
http://payday.loans.com/
http://www.mortgage4you.com/
http://credit-cards.students.com/
こういうのは、2003年ごろからコメントスパムやらトラバスパムやらの常連(→参照:【絵文録ことのは.】さんのまとめ記事@2005年5月)。むろんリファラスパムでも常連です。
上記1〜4のほか、最近増えているのは、SNSを利用したページからのリファラスパム。ちょっと前まではblogger.comを利用したページからのスパムが非常に多かったのだけど、bloggerからのスパムがなくなったと思ったらSNS。。。
うちにあったSNSからのスパムは、
http://www.funchain.com/~username
で、usernameの部分に薬品名が入っているもの。funchain.comは英語圏(だと思う)のSNS。
そのほか、
http://www.kwiz.biz/
→ http://www.kwiz.biz/showpoll.php?pollid=***** というURL(実際にあったものを数字だけ伏字)
http://www.nychesskids.com/
→ http://www.nychesskids.com/blog_files/entry.php?w=bimba&e_id=***** というURL(実際にあったものを数字だけ伏字)
あと、URL短縮サービスを利用したリファラスパムもある。うちにあったのは、
http://www.urlcutter.com/?*****(実際にあったものを数字だけ伏字)
とか。
www.urlcutter.com は、ユーザー登録して自分が作った短縮URLを記録して置けるサービスだから、ひょっとしたら誰かが短縮して記録しておいたURLにうちへのリンクがある、という可能性もあるけれども、うちに来ていたのをfirefoxでview-sourceしてみたらonline pharmacy系。
というわけで、こういうリファラは無視したほうがよいと思います。
なお、seesaa付属の簡易アクセス解析ではなく、別につけてあるしっかりしたアクセス解析のほうで見ると、これらのリファラからのアクセスはありません。言わずもがなですが。
※この記事は
2006年10月29日
にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。
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やはり付属品はボットまで読み込んじゃうしだめですね(特にアメブロw)。ウチに来るアクセス乞食(リファラスパム野郎)は逆アクセスランキングを利用しようと毎日来てたのがムカツク。すぐに気付いてタイトル置換しないのは表示されないように設定したが。
懲りずに未だに来ます。勘弁してぇ(汗)。