「なぜ、イスラム教徒は、イスラム過激派のテロを非難しないのか」という問いは、なぜ「差別」なのか。(2014年12月)

「陰謀論」と、「陰謀」について。そして人が死傷させられていることへのシニシズムについて。(2014年11月)

◆知らない人に気軽に話しかけることのできる場で、知らない人から話しかけられたときに応答することをやめました。また、知らない人から話しかけられているかもしれない場所をチェックすることもやめました。あなたの主張は、私を巻き込まずに、あなたがやってください。

【お知らせ】本ブログは、はてなブックマークの「ブ コメ一覧」とやらについては、こういう経緯で非表示にしています。(こういうエントリをアップしてあってもなお「ブ コメ非表示」についてうるさいので、ちょい目立つようにしておきますが、当方のことは「揉め事」に巻き込まないでください。また、言うまでもないことですが、当方がブ コメ一覧を非表示に設定することは、あなたの言論の自由をおかすものではありません。)

=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=


2012年03月27日

今年も "Twitter Fight Club" 開催中

何か騒がしい(ノイズが多い)と思ったら、今年もTwitter Fight Clubが始まっていた。



昨年(第一回)のエントリ:
2011年03月26日 "Twitter Fight Club" がおもしろい。
http://nofrills.seesaa.net/article/192540827.html
"Twitter Fight Club" という企画が行なわれている。The Nation, Foreign Policy, the Slate, the Atlanticといったオンライン・メディアで仕事をしている人たちなど、英語圏(主に北米)の国際情勢・安全保障系重量級ツイッターユーザーを集めてのヴァーチャル「ファイト・クラブ」。

……というわけで、要するに国際情勢系ニュースジャンキーにとって「フォロー推奨」の人たちだ。なお、ここで「戦う」人たちは、(現場を取材して記事を書く)ジャーナリストもいるが、研究・分析・コメンタリーの人も多い(大学院生を含む)。傾向としては共和党色は極めて薄い。人選がアメリカ中心である点はいかんともしがたいのだが(例えばBBC記者などは「出場」していないのだが、これは勤務先の制約など「大人の事情」もあるだろう)、この企画には、そういうところはあまり無理せず、今後も「アメリカン」丸出しでいってほしいと思う。

ただマイケル・イグナティエフ的なカナダなど、米国以外にももう少し知りたい部分は、こっち系にはいろいろある(昨年のリビア、それからシリアの失敗した計画について、カナダ発の動きがけっこうある。カナダにはルワンダのトラウマがある)。といいつつ、「出場者」全員をチェックしているわけではないので、ひょっとしたらそういう人がすでに「出場」しているのにこちらが気づいていないだけかもしれない。そういったことを、これからしばらくの間、出場者リストやジャッジの判定書を手がかりに確認したりするわけだ。

さて、今年のTwitter Fight Club (TFC) のトーナメント表:
http://twitterfightclub.gunpowderandlead.org/2012/03/twitterfightclub-2012-the-full-field/

人が多すぎてわけわからんです。それに@USEmbPretoriaとかいるし(米大使館……去年も早いステージではいたのかもしれないけど)。ツイートを読んだことのない人も多い。そこらへんはまあおいおい……。

繰り返しの記述になるが、国際情勢・(米国にとっての)外交政策分野のニュースをチェックするには、この「トーナメント」に「出場」している人をフォローする、というのはとても手堅い方法だと思う。(さらにその人がRTする誰かをフォロー……というように広がっていくのが、Twitterのおもしろさだ。)

というところで、TFC2012のブログを見てみる。

まずルール説明。トーナメント表を左上、左下、右上、右下の4区画に分けてそれぞれにシードを置き、一般人の投票と各区画5人ずつのジャッジの判定で勝敗を決める、という形で進められる:
http://twitterfightclub.gunpowderandlead.org/2012/03/first-round-schedule-and-judges/

Day 1は3月19日:
http://twitterfightclub.gunpowderandlead.org/2012/03/round-1-day-1/

その結果はDay 2(3月20日)の投票所(締め切り済み)でアナウンス(以降、いちいちページがクソ重い):
http://twitterfightclub.gunpowderandlead.org/2012/03/round-1-day-2/
※各ジャッジの判定書がついているのだけど、これがものすごい長文で、さらには中にいちいち画像をつける4chan的応答で遊んでる人がいるのだが、この画像が重い。

以降、同じように、http://twitterfightclub.gunpowderandlead.org/ で毎日の結果が公表され、その日の「対戦」がおこなわれている。

Day 1では、このお遊び競技会の主旨としてなぜエントリーされてるのかわからなかった右派というかネオコンの人(本人もいやがってたらしい)が順当に負けるなどしたらしい。

Day 2では番狂わせ、アフリカの角で支援活動をしている@astridhkaが、鉄板と思われていた@lrozenを破ったほか、いきなりの重量級対決@dianawueger vs @micahzenkoでゼンコー先生脱落、MENAウォッチャーとしてはここでこの対決か!という@evanchill vs @ionacraigではジャッジ(アイオナ)と一般投票(エヴァン)の結果が逆になるも獲得投票数の差でアイオナ脱落(アイオナはイエメン情勢はこの人、というくらいに重要な情報源。現地の英語新聞の編集)、など。
http://twitterfightclub.gunpowderandlead.org/2012/03/round-1-day-3/

Day 3では@afpakchannel脱落、@GEsfandiariも脱落。去年は女の人たちが序盤勝ち残ることが多かったのだけど(この両者とも女性ジャーナリスト)……。
http://twitterfightclub.gunpowderandlead.org/2012/03/round-1-day-4/

Day 4では超番狂わせ、シードの@SlaughterAMがいきなり脱落。かのアン=マリー・スローターを下したのは@zoonpolitikonで、ドイツ語と英語でツイート。今まで知らなかった人だけど、ユーモアのセンスがwww (Twitter Fight Clubの本題は「対決の結果」にあるのではなく、こうやって「新しい人」を知ることにある。。。といっても、実際に全員はチェックできないし、フォローもできないのだけれど。) @ibishblog vs @azelinなんていうカードもあったのか……全然別分野だから甲乙つけられない。
http://twitterfightclub.gunpowderandlead.org/2012/03/round-2-day-1/

ここまでがRound 1.

で、Round 1のDay 1でForeign Policyのブレイクさんについて、あるジャッジが「最近赤ちゃんが生まれたばかりとのことでご祝儀」とかいう判定文を書いたら、公然と子供をダシに使うことが横行し出したようで、国際情勢というか軍事方面のごっつい記事書いてる人たちが赤ちゃん写真をアップするというわけのわからない状態になってるらしい。当のブレイクさんも名前がwww

続いてRound 2(ここで勝ち残った人たちがベスト16に進む)。Day 1の結果は下記。私がフォローしている人がけっこう脱落しまくっている。
http://twitterfightclub.gunpowderandlead.org/2012/03/round-2-day-2/

というところでちょうど現在進行形のところまで追いついた。あとはツイートやRTでいろいろと教えてもらってる人たちに投票できるときは投票しつつ、これまでに脱落した人たちのツイートを少し見たりしてみようかと思う。

これまでの和気藹々beefで一番ツボったのはこれ。アルジャジーラのエヴァンと、イエメンのアイオナのビーフ:




「オレの兄貴はな、バックに○○組がついてるんだゼ」どころじゃないwww



なお、2011年は激戦の末、エイプリルフールで最大の笑いを取った@jeremyscahillが優勝した。(お母さんまで騙されたらしいwww)

で、昨年彼が含みを持たせていた「イエメンと米国」の関係について、この1年の間でさらに事態は動いたのだが、今年3月13日の記事。すごいよ。

Why Is President Obama Keeping a Journalist in Prison in Yemen?
Jeremy Scahill
March 13, 2012
http://www.thenation.com/article/166757/why-president-obama-keeping-journalist-prison-yemen

CIA/JSOCによる暗殺作戦のターゲットとなって殺されたアンワール・アル=アウラキ(米国籍保持)の現存する最後のインタビューを行ったイエメンのジャーナリスト、Abdulelah Haider Shayeが「テロリスト(テロリストのシンパ)」として投獄されていることについて。
In February, Shaye began a brief hunger strike to protest his imprisonment, ending it after his family expressed serious concerns about his deteriorating health. While international media organizations, including the Committee to Protect Journalists, the International Federation of Journalists and Reporters Without Borders, have called for Shaye's release, his case has received scant attention in the United States. Yemeni journalists, human rights activists and lawyers have said he remains in jail at the request of the White House. Some had hoped that when President Saleh stepped down earlier this year, Shaye might be released.

That seems unlikely if the US government has any say in the matter. "We are standing by [President Obama's] comments from last February," State Department spokesperson Beth Gosselin told The Nation. "We remain concerned about Shaye's potential release due to his association with Al Qaeda in the Arabian Peninsula. We stand by the president's comments." When asked whether the US government should present evidence to support its claims about Shaye's association with AQAP, Gosselin said, "That is all we have to say about this case."

When Craig recently questioned the US ambassador to Yemen, Gerald Feierstein, about Shaye's case, she says Feierstein laughed at the question before answering. "Shaye is in jail because he was facilitating Al Qaeda and its planning for attacks on Americans and therefore we have a very direct interest in his case and his imprisonment," he said. When Craig mentioned the shock waves it had sent through the journalism community in Yemen, Feierstein replied, "This isn't anything to do with journalism, it is to do with the fact that he was assisting Al Qaeda in the Arabian Peninsula and if they [Yemeni journalists] are not doing that they don't have anything to worry about from us." ...


この件について、アルジャジーラががっつり、30分番組やってるのをさっき発見(26日付)。
http://www.aljazeera.com/programmes/listeningpost/2012/03/2012323201744332607.html

※この記事は

2012年03月27日

にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。


posted by nofrills at 18:00 | TrackBack(0) | 雑多に | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

この記事へのトラックバック

【2003年に翻訳した文章】The Nuclear Love Affair 核との火遊び
2003年8月14日、John Pilger|ジョン・ピルジャー

私が初めて広島を訪れたのは,原爆投下の22年後のことだった。街はすっかり再建され,ガラス張りの建築物や環状道路が作られていたが,爪痕を見つけることは難しくはなかった。爆弾が炸裂した地点から1マイルも離れていない河原では,泥の中に掘っ立て小屋が建てられ,生気のない人の影がごみの山をあさっていた。現在,こんな日本の姿を想像できる人はほとんどいないだろう。

彼らは生き残った人々だった。ほとんどが病気で貧しく職もなく,社会から追放されていた。「原子病」の恐怖はとても大きかったので,人々は名前を変え,多くは住居を変えた。病人たちは混雑した国立病院で治療を受けた。米国人が作って経営する近代的な原爆病院が松の木に囲まれ市街地を見下ろす場所にあったが,そこではわずかな患者を「研究」目的で受け入れるだけだった。

……全文を読む
▼当ブログで参照・言及するなどした書籍・映画などから▼















×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。