kafranbel-aug2011.jpgシリア緊急募金、およびそのための情報源
UNHCR (国連難民高等弁務官事務所)
WFP (国連・世界食糧計画)
MSF (国境なき医師団)
認定NPO法人 難民支援協会

……ほか、sskjzさん作成の「まとめ」も参照

お読みください:
「なぜ、イスラム教徒は、イスラム過激派のテロを非難しないのか」という問いは、なぜ「差別」なのか。(2014年12月)

「陰謀論」と、「陰謀」について。そして人が死傷させられていることへのシニシズムについて。(2014年11月)

◆知らない人に気軽に話しかけることのできる場で、知らない人から話しかけられたときに応答することをやめました。また、知らない人から話しかけられているかもしれない場所をチェックすることもやめました。あなたの主張は、私を巻き込まずに、あなたがやってください。

【お知らせ】本ブログは、はてなブックマークの「ブ コメ一覧」とやらについては、こういう経緯で非表示にしています。(こういうエントリをアップしてあってもなお「ブ コメ非表示」についてうるさいので、ちょい目立つようにしておきますが、当方のことは「揉め事」に巻き込まないでください。また、言うまでもないことですが、当方がブ コメ一覧を非表示に設定することは、あなたの言論の自由をおかすものではありません。)

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2006年10月08日

スコットランドがお祭り騒ぎだ。

2007年4月24日追記:
中村俊輔の年間最優秀選手受賞のせいか、「スコットランドの新聞」で検索してこの記事に来られる方がものすごく増えています。「スコットランドの新聞」についてはこの記事ではちょっとわかりづらいので、新記事立てました。よろしければそちらをご覧ください。
http://nofrills.seesaa.net/article/39889478.html


▼以下、オリジナルの記事▼

メディアを見る限り、「スコットランド・フットボールの栄光の日々ふたたび」とか「デニス・ロー以来」どころの騒ぎではないようだ。The Scotsmanのトップページのキャプチャ:
fra-sco_8oct06.gif
http://news.scotsman.com/

政治系の記事を読みに行ったのに、トップニュースがサッカー。。。しかもあの結果ではあんまり読みたくない、個人的に。

The Herald (the Sunday Herald) も「メアリ女王が首をはねられて以来のショック」とか書いてるし。16世紀末以来のショックかいな。(メアリ・ステュアートとフランスの関係もあるにせよ、これじゃまるで「先の戦争」が意味するものは応仁の乱、みたいだ。)
http://www.sundayherald.com/58427

いやそりゃあね、すごいですよ、快挙ですよ。あのフランス(こないだイタリアに勝ったばかり)に勝って、Group of Deathと呼ばれるグループBの首位ですから。しかも相手を0点に押さえて。しかもフランスのメンバーは:
France: Coupet, Abidal, Thuram, Boumsong, Sagnol, Ribery (Wiltord 74), Vieira, Makelele, Malouda, Trezeguet (Saha 62), Henry.

http://news.bbc.co.uk/sport1/hi/football/internationals/5397614.stm

しかし、NEWSもSPORTSも両方ともこのニュースって、どんだけお祭り騒ぎしてんですか、Scotsmanは。

Newsのほうにある記事はこれ:
Scotland 1, France 0 - Hampden becomes the park de triomphe
JEREMY WATSON
http://news.scotsman.com/index.cfm?id=1488862006

Scotsmanの記事はたいがいどれも読者がコメントをつけられるようになっているのだけれど、この記事のコメント欄がまた何となくおもしろい。

なんでも、スコットランドではSKYでしか放送がなかったそうで、しかもBBCの"Match of the Day"のメインはイングランド対マケドニア、スコットランド対フランスは番組の最後のほうでちょこっとしか取り上げられなかったのだそうです。で、「またイングランド優先のBBC」に文句タラタラ。(しかもイングランドはスコアレス・ドローという、アンチ・イングランドにとっては心底どうでもいいであろう結果。しかも相手はマケドニア。)

カナダ在住のスコットランド人(あるいはスコットランド系のカナダ人)は「植民地のスコットランド人ですが、中継で見れました。ここ、フランス語地域です。音声はオフにしてたんですが、ゴール決まってからは音声上げてました」。

ただし実際には、別のコメントにあるんですが、スコットランドでふつうのテレビで試合が見れなかったのは、スコットランドのFAが放映権をSKY独占にしたことに根本的な問題があるらしいです。

一方で上海にいる人は「イングリッシュ・パブにいました。イングランド人がイングランドの試合を見ている中、自分ひとり、ちっちゃいテレビでスコットランドの試合を見てました。でも試合後いい気分になれたのはイングランド人ではなく」。

要するに、「スコットランドがフランスに勝った」だけではなく、「同じ日の試合でイングランドがマケドニアを相手に得点できなかった」ことで、お祭り気分が何倍にもふくらんでいるということのようです。

しかしこのコメント欄、いろんなところから書き込まれてますね。カナダ、上海、ドバイ、サウジ、アルジェリア・・・。

一方のSPORTSの方に出ている記事は試合の詳細なんですが、でかでかと掲示されている写真が「4人に囲まれる12番」という、個人的に見てて楽しい写真ではないので、読んでません。

で、あのシアトリカルな監督は「ボールボーイのせい」って発言してるって? 「スコットランドのチームはフェアプレイで知られているのに、ボールボーイが愚図愚図していて、あれでは試合遅延だ」というのが発言の要旨のようです。むろん、スーパースターを揃えたはずなのに、攻撃陣がふがいなかったことが最大のフラストレーションのようで。(こういう報道の仕方、ジーコの「試合時間のせい」発言の報道を思い出すよね。)決定的なチャンスを逃した12番は「ボールが来たときに頭でいけるかどうか迷いがあった」と弁解。
Blame it all on the ball boys, says Domenech
http://sport.scotsman.com/topics.cfm?tid=1213&id=1490102006



何でthe Scotsmanを見たかというと、政治系で読みたい記事があったからなのです。

11月24日の最終期限を前に、正式に「IRA (Provisional IRA) はもうテロ組織ではないと確認されました」宣言が出され、週明けにはいよいよサミット。英国とアイルランド共和国両政府の首脳(つまりトニー・ブレアとバーティー・アハーン)と、DUPとSinn Feinの両政党の党首(つまりイアン・ペイズリーとジェリー・アダムズ)の4人がメイン・プレイヤー。ピーター・ヘイン(英国政府の北アイルランド担当大臣)もメイン・プレイヤーに入れてもいいかもしんない。

で、例によって情報が断片化していて、あのメディアとこのメディアで全然別々のことを伝えているとか別な風に伝えているとかで、わけわかんない。一応記事のクリップだけはしたのだが。
http://b.hatena.ne.jp/nofrills/Northen%20Ireland/peace%20process/

なので、the Scotsmanならもうそろそろ事前のまとめ記事とか出てるんじゃないかと思ったのだ。サミットの会場はセント・アンドリューズ、つまりスコットランドにあるし、「北アイルランド問題」とはほぼすなわち「アルスターのスコットランド人」の問題である、というか、スコットランド系とアイルランド系の間の問題が、「英国の植民地たるアイルランドの解放・独立」の中で誰もが納得できるような解決策を持たなかったことにある。DUPは「アルスター・スコッツ」な集団だしね。

しかし、Google Newsを利用してScotsmanでIan Paisley関連記事を探してみても、日付の古いものしかない。というわけで、http://news.scotsman.com/に行ってみたのだが・・・うーん、結局「4人に囲まれる12番」の写真を見て涙することになるとは。

ついでなのでスコットランドの新聞のリスト:
http://en.wikipedia.org/wiki/List_of_newspapers_in_Scotland
スコッツマンは保守系というか基本的にスコットランド・ナショナリズムでUK全体に置けば中道右派の新聞です。

※この記事は

2006年10月08日

にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。


posted by nofrills at 18:39 | Comment(3) | TrackBack(0) | todays news from uk | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
イングランドでもスカイでしか放送がなかったと聞きましたが…
そりゃお祭り騒ぎだろうな。table見て目が点になりました。1位かよーうらやましい…
Posted by ヒナキ at 2006年10月08日 23:48
たぶんこれ、スコットランドでは今後30年とか40年にわたって、
いい酒を飲める話題であり続けるんではないかと思います。
Posted by nofrills at 2006年10月09日 00:58
このエントリ立ててから11ヶ月、お祭り再来です。。。(大丈夫なのか、フランスは。)

France 0-1 Scotland
Last Updated: Wednesday, 12 September 2007, 20:53 GMT 21:53 UK
http://news.bbc.co.uk/sport2/hi/football/internationals/6986781.stm

Scotland secured an incredible Euro 2008 double over France courtesy of a James McFadden strike in Paris.

順位表:
http://news.bbc.co.uk/sport2/hi/football/internationals/tables/default.stm

うわぁ、グループB厳しい。グループFはNIが勝ち上がったらまさにペイズリー&マクギネスの和気藹々に捧げるにふさわしい「奇跡」(<宗教的意味合いなしで)だと思っていたのだけれど、さすがに厳しくなってきたか……。

詳細は新規エントリで:
http://nofrills.seesaa.net/article/55163105.html
Posted by nofrills at 2007年09月13日 15:50

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【2003年に翻訳した文章】The Nuclear Love Affair 核との火遊び
2003年8月14日、John Pilger|ジョン・ピルジャー

私が初めて広島を訪れたのは,原爆投下の22年後のことだった。街はすっかり再建され,ガラス張りの建築物や環状道路が作られていたが,爪痕を見つけることは難しくはなかった。爆弾が炸裂した地点から1マイルも離れていない河原では,泥の中に掘っ立て小屋が建てられ,生気のない人の影がごみの山をあさっていた。現在,こんな日本の姿を想像できる人はほとんどいないだろう。

彼らは生き残った人々だった。ほとんどが病気で貧しく職もなく,社会から追放されていた。「原子病」の恐怖はとても大きかったので,人々は名前を変え,多くは住居を変えた。病人たちは混雑した国立病院で治療を受けた。米国人が作って経営する近代的な原爆病院が松の木に囲まれ市街地を見下ろす場所にあったが,そこではわずかな患者を「研究」目的で受け入れるだけだった。

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▼当ブログで参照・言及するなどした書籍・映画などから▼