「なぜ、イスラム教徒は、イスラム過激派のテロを非難しないのか」という問いは、なぜ「差別」なのか。(2014年12月)

「陰謀論」と、「陰謀」について。そして人が死傷させられていることへのシニシズムについて。(2014年11月)

◆知らない人に気軽に話しかけることのできる場で、知らない人から話しかけられたときに応答することをやめました。また、知らない人から話しかけられているかもしれない場所をチェックすることもやめました。あなたの主張は、私を巻き込まずに、あなたがやってください。

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2006年10月07日

改修前ラストのアタックチャンス。

Battersea Power Station
* a CC licensed photo by Andyrob via Battersea Power Station group at flickr.com

あのジャケ(「続き」で記事の最後を参照)でおなじみの、ロンドン、テムズ南岸のアールデコ様式の建築物、「バタシー発電所」(1982年操業停止)の再開発工事着手前最後となる内部公開が、日曜日から行なわれるそうだ。

Last look at iconic power station
Last Updated: Friday, 6 October 2006, 21:47 GMT 22:47 UK
http://news.bbc.co.uk/2/hi/uk_news/england/london/5414980.stm

"Last look"だなんてBBCも紛らわしいことをしてくれるが、取り壊しになるわけではないのでご安心を。この建物はGrade IIなので、某venueとは違って、建物そのものが壊されるということではない。内部を改修して、ショッピングセンターやら宿泊施設やらといった複合施設になるのだそうだ。オープンは2009年予定。

日曜日からここで行なわれるのは、China Power Station: Part Iという展覧会。サーペンタイン・ギャラリーの企画。参加するのは中国のアーティスト2人。建物の内部が音と映像に満たされる、って感じらしいです。見たいなぁ。。。

再開発計画、展覧会、ともに詳細はバタシー発電所のサイトで:
http://www.thepowerstation.co.uk/

とりあえず、展覧会の情報は:
http://www.thepowerstation.co.uk/press/detail.cfm?contentid=298
http://www.serpentinegallery.org/
http://www.serpentinegallery.org/2006/08/china_power_station_part_i_8_o_1.html

BBC記事には展覧会詳細が出ていないのだけれども、上記によると、
8 October – 5 November 2006
Thursday – Sunday, 12 – 7pm. Admission £5
というわけで、これから11月5日までの木曜から日曜の午後。入場料£5。

内容的には、"A major exhibition of Chinese contemporary art, architecture and sound"とのことで、中国のモダンアート(コンテンポラリー・アート)ですね。参加アーティストについては、"new generation of Chinese artists and architects"とあるんですが、名前が見つからない。。。

もうちょっと具体的な内容としては
There are three floors to visit and the art will engage with each of these distinct areas. The unmissable and outstanding view from the third floor will offer a rare perspective of London. Two celebrated Chinese architects will define the space, demonstrating the potential of the building.

サーペンタインとオスロの美術館の共同企画だそうで、Part II以後は中国などで予定されているようです。

かなり面白そうなんですけど。(垂涎)

※「あのジャケ」とは:
Animals
Animals


Battersea Power Stationの写真を見ると反射的に「豚がトンでない」とつぶやきたくなるという人は、Andyrobさんの別の写真のコメント欄で仲間を見つけることができます。

ところであたし、この発電所、初めて現物を見たときにえらく感動しました。たぶん、美術館で「教科書に載っていたあの名画」を見たときに覚えた感動と同種です。バスだったと思うけど、公共交通機関に乗ってて、ふと外を見たら「うはーーー、あれはーーーー」って感じ。車内の人が誰も関心を示していないのが、なんかリアルでした。ああ、当たり前なんだなあ、と。

※この記事は

2006年10月07日

にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。


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【2003年に翻訳した文章】The Nuclear Love Affair 核との火遊び
2003年8月14日、John Pilger|ジョン・ピルジャー

私が初めて広島を訪れたのは,原爆投下の22年後のことだった。街はすっかり再建され,ガラス張りの建築物や環状道路が作られていたが,爪痕を見つけることは難しくはなかった。爆弾が炸裂した地点から1マイルも離れていない河原では,泥の中に掘っ立て小屋が建てられ,生気のない人の影がごみの山をあさっていた。現在,こんな日本の姿を想像できる人はほとんどいないだろう。

彼らは生き残った人々だった。ほとんどが病気で貧しく職もなく,社会から追放されていた。「原子病」の恐怖はとても大きかったので,人々は名前を変え,多くは住居を変えた。病人たちは混雑した国立病院で治療を受けた。米国人が作って経営する近代的な原爆病院が松の木に囲まれ市街地を見下ろす場所にあったが,そこではわずかな患者を「研究」目的で受け入れるだけだった。

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