
* a CC licensed photo by Andyrob via Battersea Power Station group at flickr.com
あのジャケ(「続き」で記事の最後を参照)でおなじみの、ロンドン、テムズ南岸のアールデコ様式の建築物、「バタシー発電所」(1982年操業停止)の再開発工事着手前最後となる内部公開が、日曜日から行なわれるそうだ。
Last look at iconic power station
Last Updated: Friday, 6 October 2006, 21:47 GMT 22:47 UK
http://news.bbc.co.uk/2/hi/uk_news/england/london/5414980.stm
"Last look"だなんてBBCも紛らわしいことをしてくれるが、取り壊しになるわけではないのでご安心を。この建物はGrade IIなので、某venueとは違って、建物そのものが壊されるということではない。内部を改修して、ショッピングセンターやら宿泊施設やらといった複合施設になるのだそうだ。オープンは2009年予定。
日曜日からここで行なわれるのは、China Power Station: Part Iという展覧会。サーペンタイン・ギャラリーの企画。参加するのは中国のアーティスト2人。建物の内部が音と映像に満たされる、って感じらしいです。見たいなぁ。。。
再開発計画、展覧会、ともに詳細はバタシー発電所のサイトで:
http://www.thepowerstation.co.uk/
とりあえず、展覧会の情報は:
http://www.thepowerstation.co.uk/press/detail.cfm?contentid=298
http://www.serpentinegallery.org/
http://www.serpentinegallery.org/2006/08/china_power_station_part_i_8_o_1.html
BBC記事には展覧会詳細が出ていないのだけれども、上記によると、
8 October – 5 November 2006
Thursday – Sunday, 12 – 7pm. Admission £5
というわけで、これから11月5日までの木曜から日曜の午後。入場料£5。
内容的には、"A major exhibition of Chinese contemporary art, architecture and sound"とのことで、中国のモダンアート(コンテンポラリー・アート)ですね。参加アーティストについては、"new generation of Chinese artists and architects"とあるんですが、名前が見つからない。。。
もうちょっと具体的な内容としては
There are three floors to visit and the art will engage with each of these distinct areas. The unmissable and outstanding view from the third floor will offer a rare perspective of London. Two celebrated Chinese architects will define the space, demonstrating the potential of the building.
サーペンタインとオスロの美術館の共同企画だそうで、Part II以後は中国などで予定されているようです。
かなり面白そうなんですけど。(垂涎)
※「あのジャケ」とは:
Animals

Battersea Power Stationの写真を見ると反射的に「豚がトンでない」とつぶやきたくなるという人は、Andyrobさんの別の写真のコメント欄で仲間を見つけることができます。
ところであたし、この発電所、初めて現物を見たときにえらく感動しました。たぶん、美術館で「教科書に載っていたあの名画」を見たときに覚えた感動と同種です。バスだったと思うけど、公共交通機関に乗ってて、ふと外を見たら「うはーーー、あれはーーーー」って感じ。車内の人が誰も関心を示していないのが、なんかリアルでした。ああ、当たり前なんだなあ、と。
※この記事は
2006年10月07日
にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。
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