http://nofrills.seesaa.net/article/23352853.html
今度は保守党党首@「私、環境に優しいんで自転車通勤です」(でも後ろからお供の車がぞろぞろ)がネットおちょくりの対象になってる模様……しかもUKIPからの。
Cameron's blog targeted by spoof
http://news.bbc.co.uk/1/hi/uk_politics/5402358.stm
David Cameron's attempt to harness the power of the internet through his Webcameron blog has led to opponents setting up a spoof rival site.
UKIP backers have launched a site with a near-identical internet address, which launches to show a video parodying his likeness to Tony Blair.
うひゃひゃひゃ・・・キャメロンのブログとそっくりのURLで、UKIPの支持者がパロディ・サイトを立ち上げ。UKIPというのが私にとってはほんっとにどーーーーでもいいだけに、余計におもしろい。
UKIPってのはこれ。United Kingdom Independence Party。
http://en.wikipedia.org/wiki/United_Kingdom_Independence_Party
過去に何度かこの人たちについてはちょこっと書いているのですが、どうもその記事は昔の場所からの移行が済んでないようなので、とりあえずは記事検索でも見てみてください。端的に言えば、右翼思想(「わが国の伝統」がうんちゃら)に基づく反EU(thus, UK Independence)の政党。つーか「白人の俺らの仕事がないのは移民のせい」論もあるし、まあいろいろと極端な右の色彩がね。ただし国政にかかわれるほどの政党じゃない(地方議会に数十議席)。
で、キャメロン・ブログとUKIP支持者による偽物サイト、両者のURLがどのくらい似ているのかというと:
本物:www.webcameron.org.uk
UKIP:www.webcameron.info
まあそのうちに裁判になって.infoはつぶれると思うんで(悪意が明らかだからね)、見たい方はお早めにどうぞ。私は・・・どーーーーーでもいいです。あー、でもこのキャメロン.infoにリンクされているというBBCのパロディ番組は見てみたいかも。ベタベタだろうけどね。
It (= UKIP's unofficial supporters site) has taken the webcameron.info address and set up a site with a link to a clip from BBC comedy show Time Trumpet, which splices together Mr Cameron and the prime minister saying the same words.
It ends with clips from their speeches pieced together to the tune of David Bowie's hit Changes.
ちぇっちぇっちぇっちぇっちぇちぇーんじーず〜♪が使われているのは、「キャメロン=カメレオン」だからでしょうね。
ついでに、
www.webcameron.com
というのもあって、こちらはオーストラリアの詩人、Cameron M Semmensさんの個人サイトだそうです。
この詩人さんがなかなかよろしくてよ。
Australian Cameron M Semmens has posted a note on the front page of his webcameron.com site saying: "Obviously this isn't the site of David Cameron's weblog (leader of the Conservative Party UK), but feel free to have a look around here.
"Politics via poetry - now that's a way to a better world."
「いやー、ここは英保守党のキャメロン党首のサイトではないのですが、よろしければざっとご覧になっていってください。詩を経由して政治へ---これで世界は変わります」って。
なお、UKIPは保守党以外にもあれこれターゲットとしてバカなことをやっているようです。記事参照。こりゃ意図的な戦略だよね。とにかく話題になりたい。「紫の粉」「バットマン」「ウエストミンスター・アベイ」などのあほあほパフォーマンスでメディアに盛んに取り上げられた「正義を求めるお父さんたち」ことF4J(この組織も、背後にいろいろありそう。下書きだけ書いてあるんですが、記事としてアップできる状態じゃない)とか、そういう感じ?
そういえばUKIPには、どっかのビリオネア(メディア関係)がどっかーんと大金を寄付してたよなあ・・・あったあった、2004年8月にブログで書いてた。あと、2005年1月には、ビル・クリントンとかユーシェンコ(ウクライナ)の選挙のブレーンをつとめた人物がUKIPの選挙に参加しとる。
キャメロンとUKIPって、かなりガチガチやりあってきたのね。Wikipediaより:
In April 2006, Conservative Party leader David Cameron called UKIP members "fruitcakes, loonies and closet racists" while talking on LBC radio in London after a question about UKIP using the Freedom of Information Act to force the disclosure of donors. UKIP has demanded an apology for the "closet racists" remark and threatened legal action for slander although this was later dropped, on the grounds that to sue the party would have to prove loss, and the comment had actually had a positive effect for UKIP.
"closet racists"と呼んで訴訟沙汰になりかけたけれど、キャメロンはその口の悪さでUKIPへの同情をかき立ててしまったっぽい。口は災いの元だわねぇ。しかし、"fruitcakes"とか"loonies"は訴訟のきっかけにならんのかしら。
fruitcake:
http://dictionary.cambridge.org/define.asp?key=31496&dict=CALD
loony:
http://dictionary.cambridge.org/define.asp?key=47195&dict=CALD
※サッカー選手の「ルーニー」はLではなくRなのでご注意ください。(Wayne Rooneyと綴ります。)
※この記事は
2006年10月03日
にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。
【todays news from ukの最新記事】
- 英国での新型コロナワクチン認可と接種開始、そして誤情報・偽情報について。おまけに..
- 英ボリス・ジョンソン首相、集中治療室へ #新型コロナウイルス
- "Come together as a nation by staying ap..
- 欧州議会の議場で歌われたのは「別れの歌」ではない。「友情の歌」である―−Auld..
- 【訃報】テリー・ジョーンズ
- 英国の「二大政党制」の終わりは、「第三極の台頭」ではなく「一党優位政党制」を意味..
- ロンドン・ブリッジでまたテロ攻撃――テロリストとして有罪になっている人物が、なぜ..
- 「ハロルド・ウィルソンは欧州について中立だった」という言説
- 欧州大陸から来たコンテナと、39人の中国人とされた人々と、アイルランドのトラック..
- 英国で学位を取得した人の残留許可期間が2年になる(テリーザ・メイ内相の「改革」で..
clip from BBC comedy show Time Trumpet, which splices together Mr Cameron and the prime minister saying the same words.
とあるのですが、それはこれです。
http://www.youtube.com/watch?v=DbEtaDkZyT4&NR
笑いすぎて頭が痛い。