kafranbel-aug2011.jpgシリア緊急募金、およびそのための情報源
UNHCR (国連難民高等弁務官事務所)
WFP (国連・世界食糧計画)
MSF (国境なき医師団)
認定NPO法人 難民支援協会

……ほか、sskjzさん作成の「まとめ」も参照

お読みください:
「なぜ、イスラム教徒は、イスラム過激派のテロを非難しないのか」という問いは、なぜ「差別」なのか。(2014年12月)

「陰謀論」と、「陰謀」について。そして人が死傷させられていることへのシニシズムについて。(2014年11月)

◆知らない人に気軽に話しかけることのできる場で、知らない人から話しかけられたときに応答することをやめました。また、知らない人から話しかけられているかもしれない場所をチェックすることもやめました。あなたの主張は、私を巻き込まずに、あなたがやってください。

【お知らせ】本ブログは、はてなブックマークの「ブ コメ一覧」とやらについては、こういう経緯で非表示にしています。(こういうエントリをアップしてあってもなお「ブ コメ非表示」についてうるさいので、ちょい目立つようにしておきますが、当方のことは「揉め事」に巻き込まないでください。また、言うまでもないことですが、当方がブ コメ一覧を非表示に設定することは、あなたの言論の自由をおかすものではありません。)

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2006年10月01日

「知りすぎている男」が法廷で証言を行なう可能性。

BBCでしか報じられていない(Google Newsで確認)のだが、デイヴィッド・ルパートが法廷で証言をする可能性が出てきた。といっても直接現れれば命が危ないので、ビデオリンクで、ということになる。

Spy can give video link evidence
Last Updated: Friday, 29 September 2006, 19:20 GMT 20:20 UK
http://news.bbc.co.uk/2/hi/uk_news/northern_ireland/5393674.stm

デイヴィッド・ルパートは、Real IRAに潜入したFBI(とMI5)のスパイ。スパイであったことが判明してからは、米国内のどこかに身を隠している。
http://en.wikipedia.org/wiki/David_Rupert

今回、High Court judge Mr Justice Morganが「米国からのルパートの証言は可能」という判断を行なったことが、BBC記事の内容。たぶん、ビデオリンクにOKを出したということだとは思うが(証人が誰かということよりも)。

これは、現在行なわれている爆弾製造の容疑のかかっている被告人に対するケースではなく、来年の4月に開始される予定の、別の裁判についてのことである。


来年の4月の裁判とは、オマー爆弾で亡くなった29人の人々の遺族の一部が原告となっているもの。被告はオマー爆弾事件を実行したRIRAのメンバー(とされる人々)と、RIRA幹部5人で、被告人にはマイケル・マッケヴィットも含まれる。

このマイケル・マッケヴィットは、RIRAのリーダーとしてテロリズム実行のかどで有罪判決を受け(2003年)、現在服役中であるが、その有罪判決における決め手となったのが、デイヴィッド・ルパートの証言であった。
http://en.wikipedia.org/wiki/Michael_McKevitt
http://archives.tcm.ie/businesspost/2003/06/01/story76176393.asp

マッケヴィットの支援者の運営するサイトには、ルパートが何をしてきたかについての詳細な記述がある。慎重に読むことが必要なソースだが、情報そのものはオンブズマンが得て開示した情報だと思う。
http://www.michaelmckevitt.com/omagh-david-rupert-mi5-fbi-collusion.htm
http://www.michaelmckevitt.com/ruperts-reward.htm

また、the Blanketでも今年3月に記事が出ている。
http://lark.phoblacht.net/JH0503063g.html

Omagh bombingとの関連でいうと、ルパートは比較的早い時期からOmaghがターゲットとなっていることを知っており、それをMI5に伝えていた。

2003年のアイルランドでの報道記事に、ルパートがいかにしてスパイになったかなどが書かれている。(記事の最初の部分を読むとあまりに奇想天外でびっくりしてしまうが、第3パラグラフから読めばよい。)本人が金に困っているときにFBIから声がかかったようだが(偶然なのか何なのか、ルパートはNoraidの幹部の女性と付き合っていた)、米国から北アイルランドへの草の根資金の流れにも、彼はある程度かかわっている。ただ、記事を一読した感じ、証言についてどこまで信頼できるのかというと・・・という雰囲気も。
http://archives.tcm.ie/businesspost/2003/06/29/story847445908.asp

オマーについていえば、マッケヴィットは「RIRAが3割、CIRAが7割」とルパートに語っている。CIRA、すなわちthe Continuity IRAは1980年代にPIRAから分派した組織で、政治的にはRSFだ。(RSFがSFから分派したときに、PIRAからCIRAが分派している。)「何がなんでも32カウンティ」主義で、1998年の和平合意(ベルファスト合意/グッドフライデー合意)には反対している。現在、報道記事などで「非主流派リパブリカン(dissident Republicans)」と呼ばれているのは、主にCIRAとRIRAのことだ。
http://en.wikipedia.org/wiki/Continuity_Irish_Republican_Army

Omagh bombingは、「その後」を決定付けた事件である。あの事件を機に、とにかく流血を止めることが優先された。主義主張はそのあと、というムードになった。

非主流派リパブリカン(<とは言うものの、思想・信条としては昔のリパブリカニズムを保持しているのだが)から見れば、それは、「和平」の既成事実化ということになる。また、この「和平」は北アイルランドの「テロ組織」というか武装組織とその政治機関によるものである以上に、英国政府とアイルランド共和国政府のものである。ガチガチの非主流派リパブリカンとしては特に、英国政府が何をどうしようとしているのかが問題ということになる。その点は下記記事を参照。(マッケヴィット・サイトの記事をブランケットに転載したもの。)

http://lark.phoblacht.net/JH0503063g.html

※この記事のソースは、いつもよりプロパガンダ含有率高めでお届けしております。

※この記事は

2006年10月01日

にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。


posted by nofrills at 02:23 | Comment(0) | TrackBack(0) | todays news from uk/northern ireland | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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【2003年に翻訳した文章】The Nuclear Love Affair 核との火遊び
2003年8月14日、John Pilger|ジョン・ピルジャー

私が初めて広島を訪れたのは,原爆投下の22年後のことだった。街はすっかり再建され,ガラス張りの建築物や環状道路が作られていたが,爪痕を見つけることは難しくはなかった。爆弾が炸裂した地点から1マイルも離れていない河原では,泥の中に掘っ立て小屋が建てられ,生気のない人の影がごみの山をあさっていた。現在,こんな日本の姿を想像できる人はほとんどいないだろう。

彼らは生き残った人々だった。ほとんどが病気で貧しく職もなく,社会から追放されていた。「原子病」の恐怖はとても大きかったので,人々は名前を変え,多くは住居を変えた。病人たちは混雑した国立病院で治療を受けた。米国人が作って経営する近代的な原爆病院が松の木に囲まれ市街地を見下ろす場所にあったが,そこではわずかな患者を「研究」目的で受け入れるだけだった。

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