kafranbel-aug2011.jpgシリア緊急募金、およびそのための情報源
UNHCR (国連難民高等弁務官事務所)
WFP (国連・世界食糧計画)
MSF (国境なき医師団)
認定NPO法人 難民支援協会

……ほか、sskjzさん作成の「まとめ」も参照

お読みください:
「なぜ、イスラム教徒は、イスラム過激派のテロを非難しないのか」という問いは、なぜ「差別」なのか。(2014年12月)

「陰謀論」と、「陰謀」について。そして人が死傷させられていることへのシニシズムについて。(2014年11月)

◆知らない人に気軽に話しかけることのできる場で、知らない人から話しかけられたときに応答することをやめました。また、知らない人から話しかけられているかもしれない場所をチェックすることもやめました。あなたの主張は、私を巻き込まずに、あなたがやってください。

【お知らせ】本ブログは、はてなブックマークの「ブ コメ一覧」とやらについては、こういう経緯で非表示にしています。(こういうエントリをアップしてあってもなお「ブ コメ非表示」についてうるさいので、ちょい目立つようにしておきますが、当方のことは「揉め事」に巻き込まないでください。また、言うまでもないことですが、当方がブ コメ一覧を非表示に設定することは、あなたの言論の自由をおかすものではありません。)

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2006年05月05日

イングランド地方選。

まだ開票中だけど、徐々に結果が出揃ってきつつある。概況としてはLabour大敗。Labourが負けた分はConservativeとLibDemに行っている。それだけではない。BNPも議席倍増の勢いだ。

保守党は1992年以来の勝利(1992年=メイジャー政権)、LibDemは伸び悩み。労働党は前回(2004年)に続く大敗だが、党としては「前回と比較して大敗しているとは言えない」と言うだろうとガーディアンの中の人

リアルタイムでどうぞ:
http://news.bbc.co.uk/1/shared/bsp/hi/vote2006/locals/map/html/map.stm
この地図で濃いグレーのところは今回選挙なし。黒は単独過半数なし、青は保守党が単独過半数、赤は労働党が単独過半数、黄色(山吹色)はLibDemが単独過半数。薄いグレーが開票中。この薄いグレーが次々と青または黒で埋まっていくという感じ。
localelection2006.png

Labour敗北のツケは、ブレアにではなくプレスコット副首相(@不倫スキャンダル真っ最中)に回されるようだ。地方選の結果が確定したあとの内閣改造でプレスコットは副首相から下ろされるという観測が各メディアに出ている(例:ガーディアン)。
■追記:この観測は外れました。

また、上記ガーディアン記事によると、LibDemはロンドン全域で見た場合「3大政党」になるとしている。(つまり、労働党、保守党、LibDem。)

■追記:
ガーディアンのNewsBlogより、午前4:30の段階で、議席で保守党が+223、労働党は−200。コントロールでは保守党が+10、労働党は−15:
http://blogs.guardian.co.uk/news/archives/2006/05/05/tories_set_for_good_result.html
Just after 4.30am and the Conservatives have now gained 223 seats, winning control of 10 councils. Labour have lost 200 seats, losing control of 15 councils, while the Liberal Democrats have 13 extra seats.


ロンドンで最初にLabourがとったのはハリンゲイ(ここを落としたら大変なことになるというくらいのLabourの地盤)、最初にLibDemがとったのはサットン、最初にConservativeがとったのはWestminsterかWandsworth(どっちだったか忘れたけど、どっちにしてもToryの地盤)。

同じくLabour地盤のタワーハムレットとハックニー、カムデン、ランベスはまだ結果が出ていない。
■追記:
カムデンはNo Control。Labourは落とした。
ランベス(市長のお膝元)はLabour gain (from No Control)。

今のところ、ロンドンで結果が出た中で一番すごいのは、東部Bexleyかな。前回(2004年)にLabourが32、Toryが31だったのが、Labourが9のTory54という結果になっている。この数字には唖然とした。

イズリントンもかなりすごい。LibDem36、Labour11だったのが、LibDem24、Labour23と逆転、かろうじて1議席持っていたConservativeは議席を獲得できず。イズリントン(New Labourにとっては大きな意味のある場所)ということを考えると、これはかなり興味深いことだ。(2004年にLibDemがLabからコントロールを奪ったのは、「反イラク戦争」&「反ニュー・レイバー」だったはず。)

さて、主要関心事のBNPだが、これが予想通り「躍進」しやがった。

まだ落ち着いていない(同じURLで更新されている)記事だが:
BNP making big gains in election
Last Updated: Friday, 5 May 2006, 02:49 GMT
http://news.bbc.co.uk/1/hi/uk_politics/4974870.stm
The British National Party has nearly doubled its number of councillors in England - including winning 11 seats from Labour in Barking and Dagenham.


Barking and Dagenham(ここは前回は……というか少なくとも70年代からLabourが過半数)でLabourから11議席を取った」と書かれている。Barking and Dagenham選出の国会議員(LabourのMargaret Hodge)が、4月半ばにBNPに対抗する大々的なキャンペーンを始めていた(関連記事リンク集)が、これが逆にBNPにとって「宣伝」になったとという批判もある。(この後、保守党もストップBNPの方向でキャンペーンを展開。)そして結果、LabourはBarking and Dagenhamのコントロールを失い、BNPが議席を11上積みした。

Barking and Dagenhamの地元新聞の記事:
BNP make massive gains in council elections
05 May 2006
http://www.bdpost.co.uk/content/barkinganddagenham/post/news/story.aspx....
BNPの候補者は13人、うち11人が当選。Labourは35議席で過半数は維持したが、有力な現職・新人が何人も落選。その中には2005/07/07のヒーロー(地下鉄運転手)も含まれている。(ということは、大衆にアピールできなかったということか。)

Barking and Dagenhamは、BNPにとっての重要な選挙区で、昨年の総選挙でも候補を送り込んでいる。
http://ch.kitaguni.tv/u/917/london_basic_info/0000315936.html

4月26日付けのPA配信記事(ガーディアン掲載)は、政党名を言わずにBNPの移民政策についてどう思うかのアンケートを取ると50%以上が「よいと思う」と答え、その後政党名を告げると「よいと思う」は減った、と伝えている。

Barking and Dagenhamのケースは、いわゆる浮動票がどこに行ったかという話であることは確かなのだが、おそらくは、「さすがにBNPはちょっとねぇ」というためらいがある程度なくなったということでもあろう。

BNPの議席増についてのガーディアン記事:
http://politics.guardian.co.uk/localelections2006/story/0,,1768182,00.html

Finantial Times記事:
http://news.ft.com/cms/s/233bdf4e-dbd4-11da-98a8-0000779e2340.html
targeting angry votersと書かれると、何とも古典的なキャンペーンに見えるし実際そうなのだろうけれど、そのangerの背後には、つい最近の「国外退去とすべき外国籍重罪犯が、刑期を終えて普通に出所していた」という事態をめぐる法整備・運用についての問題意識は当然あるだろう。

ダゲナムでは13人のBNP候補全員が当選するのではという観測がLabourの国会議員から出ている(Jonathan Cruddas, the Dagenham Labour MP, said he feared that the BNP could win all the 13 seats they were contesting in the borough.)。

BNPなど、極右政党の候補者一覧 (from Stop the BNP):
http://www.stopthebnp.org.uk/index.php?location=ec2006

今回選挙でBNPの最初の議席が確定したPendleは、North West Englandの内陸部。これまで議席ゼロだったところで1議席を獲得した。(全体ではLibDemが過半数。)

BNPが3議席上積みして4議席を獲得したSandwellはWest Midlands。バーミンガムのすぐ西。

今回BNPはバーミンガムに合計40人も候補を立てた(すべての選挙区に立てた)。バーミンガムはちょっと錯綜しているようなので(BNP当選がアナウンスされたが、間違いであると訂正が出され、法的手続きが必要)、そのあたりの動向はバーミンガム市議会のサイトで。なお、前回はバーミンガムのBNPはゼロだ。(バーミンガムは、パキスタン系のエリアに隣接するアフロ・カリビアンのエリアで「反イスラム」のBNPの情宣が行なわれている。)

BNPが3議席を上積みしたEpping Forest(ロンドンのすぐ北)は、合計6議席で、3議席減らしたのはLabour、全体では保守党が過半数。




※この記事は

2006年05月05日

にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。


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【2003年に翻訳した文章】The Nuclear Love Affair 核との火遊び
2003年8月14日、John Pilger|ジョン・ピルジャー

私が初めて広島を訪れたのは,原爆投下の22年後のことだった。街はすっかり再建され,ガラス張りの建築物や環状道路が作られていたが,爪痕を見つけることは難しくはなかった。爆弾が炸裂した地点から1マイルも離れていない河原では,泥の中に掘っ立て小屋が建てられ,生気のない人の影がごみの山をあさっていた。現在,こんな日本の姿を想像できる人はほとんどいないだろう。

彼らは生き残った人々だった。ほとんどが病気で貧しく職もなく,社会から追放されていた。「原子病」の恐怖はとても大きかったので,人々は名前を変え,多くは住居を変えた。病人たちは混雑した国立病院で治療を受けた。米国人が作って経営する近代的な原爆病院が松の木に囲まれ市街地を見下ろす場所にあったが,そこではわずかな患者を「研究」目的で受け入れるだけだった。

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