「なぜ、イスラム教徒は、イスラム過激派のテロを非難しないのか」という問いは、なぜ「差別」なのか。(2014年12月)

「陰謀論」と、「陰謀」について。そして人が死傷させられていることへのシニシズムについて。(2014年11月)

◆知らない人に気軽に話しかけることのできる場で、知らない人から話しかけられたときに応答することをやめました。また、知らない人から話しかけられているかもしれない場所をチェックすることもやめました。あなたの主張は、私を巻き込まずに、あなたがやってください。

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2005年08月14日

Nine Inch Nails@サマソニ13日(東京)

24時間経過してもまだチルアウトの作業中。今頃は大阪が熱いことだろう。

サマソニ公式サイトより:
http://www.summersonic.com/05/report/nin/index.html

Nine Inch Nails:
0) Pinion
1) Wish
2) Sin
3) March of the Pigs
……ここまでで,完全に忘我の境地。っていうか1曲目がWishというのは本当に予想外というか,上がりすぎになるんで。2曲目のSinも,今回のツアーではやってないところが多い(←リンク先は一例)ようなので聞けないんじゃないかと思っていた。
4) The Line Begins To Blur

……あとは順番がわからん。
【→追記:ウェブログRock Outさんにセットリストあり。Rock Outさんでも引用なので私が引用すると孫引きの形になりますが,「pinion→wish→sin→march of the pigs→the line begins to blur→something I can never have→the hand that feeds→terrible Lie→burn→closer→with teeth→the frail→the wretched→getting smaller→gave up→suck→hurt→you know what you are?→starfucker inc→head like hole」です。】

正直,開演前の瞬間に照明が落ちただけで感涙し,let's go!とか聞こえてきて,トレント・レズナーが出てきただけで半分夢の中,1曲目がWishというだけで完全に,そして2曲目がSinというだけで完全以上に夢の中に叩き込まれたので,その後のセットリストは覚えていません。Pretty Hate Machine, Broken, The Downward Spiral, Fragile, With Teethというこれまでのリリースすべて(除:リミックス)から万遍なく選曲。それぞれの曲のイントロが始まるたびに涙。

セットの途中,THTF (Just how deep do you believe? / Will you bite the hand that feeds? / Will you chew until it bleeds? / Can you get up off your knees?) の次がTerrible Lie (My head is filled with disease / My skin is begging you please / I'm on my hands and knees / I want so much to believe) というのははっきり覚えている。

あと覚えている範囲では……Burn(音源としては,映画Natural Born Killersのサントラに収録)やった。Terrible Lie(PHM収録)やった。Closer(TDS)やった。The Hand That Feeds(With Teeth)やった。Gave Up(Broken)やった。Hurt(TDS)やった。Something I Can Never Have(PTM)やった。Starfuckers Inc.(Fragile)やった。The Wretched(同じ)も。新作からはWith TeethもGetting Smallerも。(Onlyはやらなかった。シングルなのにね。)

ああ何てことだ。まったく休めない。途中で空気が薄くなって意識が薄れかけ,「やばい」と思ったところに涼しい海風で助かったが。Hurtなんてさ,曲調的には身体は休めるんだけど,精神的に休めない曲ナンバーワンだからね。(この曲は私にとって,私の為し得なかったことについての自責の曲であり,祈りの曲である。)

前が押してたからだと思うけど,アンコールなし。(多分Starfuckersの前が元々の区切りだったんじゃないかな。。。)最後はStarfuckersの後,通常締めくくりの曲であるHead Like A Holeに突入――この曲の場合,イントロの1秒だけで「もう最後の曲です」とわかるので,また涙。(今回のツアーではNINは基本的に小さいハコで回っているのだけど,バルセロナかマドリッドではハコが小さすぎて大変なことになり,アンコールのHead Like a Holeがなかったというレポートがウェブ上にある。)

最終的にはギターが2台破壊されたはずだ(トレントとアーロン)。場所の関係上,アーロンはほとんど見えなかったのだけど,最後はすごい暴れようだということはわかった。というか,Head Like a Holeで完全燃焼していたので,最後は具体的な視覚情報がほとんど記憶されていない。

破壊されたギターがモニターに映るなか,「アンコール〜」の拍手もむなしく客電点灯,そして花火。涼しい海風。退場時,ステージから司会のお兄さんが「落ちているゴミとか拾ってくださいねー」と呼びかける声。ペットボトルを拾い上げる20歳くらいのお兄ちゃんたち多数。私も1本見たので拾おうと思ったのだが,ふらふらになっていて,かがんだらそのまま倒れそうだったのでやめた。ごめんなさい。

途中,ピアノを弾くトレントの姿が画面に大写しになったのだが,手首から汗が絶え間なく滴り落ちていた。

なお,トレント・レズナーが丸刈りになっていた件については,12日にnin.comで写真を見てぎゃあと叫ぶくらいにショックを受けていたために,現場でのショックは回避された。超人ハルクばりの腕や首に関しても,この数ヶ月ですっかり慣れていたのでショックは回避された。

実は私は当日の体調がイマイチで(前日,1時間しか寝ていない)mosh pitだけは避けたかったため,mosh pit想定地帯のかなり後ろ,アリーナ席の半分あたりに立っていた。途中からは,mosh祭りの期待を外されたっぽいお兄さんたちが続々と引き上げてくる。(引き上げるのはいいが,途上で他人を突き飛ばすのはやめなさい。バトりそうになるから。)実際,moshってより,観客席全体で歌うって感じのライヴだった。NINはこうでなくちゃね。となりにいた人とは反応するツボがことごとく同じで,初対面なのに気づくとハグしてたりとかした。また次のNINのライヴで会いましょう。

何しろ彼らは5年に1度しか来てない(初来日は2000年1月で,今回が2度目の来日)。オリンピックやサッカーW杯より頻度が低い。(笑)だから人々の「待ってたぜ」のエネルギーは相当なものだ。アリーナで何人が泣いていただろう。何人がDid you think I wouldn't recognize this compromise, or I'm just too stupid to realizeとかI wanna f(以下自粛)とか,No, you can't take that away from meと絶叫していただろう。

StarfuckersのDon't youのリフレインは,客が引っ張りすぎてトレント・レズナーがくすくす笑い出す始末。このあたりはモニタに目が釘付けですよもう。"All right"(その辺で……)って言ってやっと先に進んだという感じ。もう,トレント様レズナー様,beautiful momentでしたわ,ほんとに。

バンドもよかった。With TeethのCDではドラムが基本的にデイヴ・グロールで,ツアーのバンドの人じゃないのだけど,すばらしいじゃないですか。次のスタジオ録音ではぜひ(と思いつつも,多分また作曲方法変えるんだろうなあと思う)。アーロンのギターもよかった〜。

次は5年後なんてことになりませんように。アルバムの方も公言している通り,タイムリー・マナーで頼みます,トレント様。

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追記:リンク&トラバ@私のよりずっと優れたレビュー
Summer 「Sonic05 東京13日に行ってきました。」@Rock Outさん
「nine inch nails in TOKYO 8_13_05 :サマソニ一日目」@ねじねじドーナッツさん

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転記前コメント:

ひょっとこ
はじめまして、Rock Outというブログを運営しているものです。
TBありがとうございました。
NINは最高でしたね。

僕は最前線で見ていましたが、さすがに堪えました・・・。
でも、聞くところは聞くっていうか、所謂暴れられればいいや的な体育会系の人は少なかったです。

外見だけでなく歌もたくましくて、本当にこれがトレントか?と思いました。
本当に来日してくれてよかったです。
投稿者:ゲスト
at 2005 年 08 月 15 日 23:19:19
http://sound.heavy.jp/blog/archives/2005/08/nine_inch_nails_2.html

>ひょっとこさん
コメント&トラバありがとうございます。

私は,さすがにあの人数の最前エリアに行こうとは考えられませんでした。悔しいけれども。

歌について,同感です。「伝わる」ことに任せるのではなくて,「伝える」ことに取り組んでいるのではないかと感じます。ステージすべて,見ているこちらの欲が吹き飛ぶくらいの力があったのではないかと。

また近いうちに日本でライヴをやってくれることを期待しています。
投稿者:nofrills
at 2005 年 08 月 16 日 09:16:10

Cain
幕張よかったのですね〜。安心しました。

SS大阪初日だけ行った友人から「オアシス見たけど、音が小さくて(騒音問題に配慮して?)後ろで見てたらちょっと迫力がなくて残念」という報告があったので、翌日のNINはどうだったのかなぁ、と、思ったり。でも、きっと大丈夫でしょうね。なぜだか、そう思えます。
投稿者:ゲスト
at 2005 年 08 月 18 日 00:51:31

>Cainさん
確かに幕張は周囲に人家がないことが音の大きさという点ではいいふうに作用しているんじゃないかと思います。

某フォーラムより大阪のセットリスト:
pinion
wish
march of the pigs
the line begins to blur
something i can never have
the hand that feeds
terrible lie
closer→the only time
with teeth
the frail→the wretched
burn
even deeper
suck
gave up
hurt
starfuckers inc.
head like a hole

オーストラリアではDead Soulsもやってるらしいです……。
投稿者:nofrills
at 2005 年 08 月 20 日 20:32:47
タグ:音楽 NIN

※この記事は

2005年08月14日

にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。


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【2003年に翻訳した文章】The Nuclear Love Affair 核との火遊び
2003年8月14日、John Pilger|ジョン・ピルジャー

私が初めて広島を訪れたのは,原爆投下の22年後のことだった。街はすっかり再建され,ガラス張りの建築物や環状道路が作られていたが,爪痕を見つけることは難しくはなかった。爆弾が炸裂した地点から1マイルも離れていない河原では,泥の中に掘っ立て小屋が建てられ,生気のない人の影がごみの山をあさっていた。現在,こんな日本の姿を想像できる人はほとんどいないだろう。

彼らは生き残った人々だった。ほとんどが病気で貧しく職もなく,社会から追放されていた。「原子病」の恐怖はとても大きかったので,人々は名前を変え,多くは住居を変えた。病人たちは混雑した国立病院で治療を受けた。米国人が作って経営する近代的な原爆病院が松の木に囲まれ市街地を見下ろす場所にあったが,そこではわずかな患者を「研究」目的で受け入れるだけだった。

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