これは「文法的には誤りとされている」が「実際には時おり使われる」。
というわけで,実例コレクションマニア(?)としては,それっぽいものは見つけたら収集しておかねばならない。
というか,自分でよくやるんだけどね,ずっこけ分詞は。ついうっかりと。でも自分でやったものは実例とはいえないから。
●発見場所とその内容:
http://news.bbc.co.uk/2/hi/uk_news/3751692.stm→記事の内容はP-navi infoさん参照。
"Being a French company, I was sure that they would know what satire is and would have enough sense of humour to tolerate a spoof based on one of their products, especially for such an humanitarian cause."
上記の例では,Beingの意味上の主語(they)と,文の主語(I)が一致していないように見える。
しかし,ふつーに考えて,これはI was sure that が入ってるせいだから,「ずっこけ分詞構文」とは言えないかもしれない。I was sure thatを取り去って,
"Being a French company, they would know what satire is and would have enough sense of humour to tolerate a spoof based on one of their products, especially for such an humanitarian cause."
ならば問題ないのだから。しかも話した言葉を書き起こしたものだし。
でも,書き言葉でこれをやったら,チェックが入るかもしれないなあ,というような気がしなくもない。
にしても,複文中における分詞構文ってどうするんだっけなあ。
I was sure that they would know what satire is and ... , because they were a French company.……いちいち分詞構文にしないな,これは。分詞構文にする必要がない。むしろ,分詞構文にしようとするのは不自然。
タグ:英語
※この記事は
2005年02月16日
にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。