kafranbel-aug2011.jpgシリア緊急募金、およびそのための情報源
UNHCR (国連難民高等弁務官事務所)
WFP (国連・世界食糧計画)
MSF (国境なき医師団)
認定NPO法人 難民支援協会

……ほか、sskjzさん作成の「まとめ」も参照

お読みください:
「なぜ、イスラム教徒は、イスラム過激派のテロを非難しないのか」という問いは、なぜ「差別」なのか。(2014年12月)

「陰謀論」と、「陰謀」について。そして人が死傷させられていることへのシニシズムについて。(2014年11月)

◆知らない人に気軽に話しかけることのできる場で、知らない人から話しかけられたときに応答することをやめました。また、知らない人から話しかけられているかもしれない場所をチェックすることもやめました。あなたの主張は、私を巻き込まずに、あなたがやってください。

【お知らせ】本ブログは、はてなブックマークの「ブ コメ一覧」とやらについては、こういう経緯で非表示にしています。(こういうエントリをアップしてあってもなお「ブ コメ非表示」についてうるさいので、ちょい目立つようにしておきますが、当方のことは「揉め事」に巻き込まないでください。また、言うまでもないことですが、当方がブ コメ一覧を非表示に設定することは、あなたの言論の自由をおかすものではありません。)

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2005年03月28日

冠詞の使い方。

「様」のこれからについての記事ですが,冠詞の用法についてメモ。
http://football.guardian.co.uk/News_Story/
0,1563,1446234,00.html

David Beckham has a problem ...*snip*...

The England captain's dilemma is a footballing one. He is positioning himself for a return to the Premiership, but instead of the expected clamour for his signature only Tottenham seem willing to accommodate him. With Arsenal and Chelsea keener on Manchester City's Shaun Wright-Phillips, and a return to Manchester United out of the question, Beckham's options are limited. This must be galling for a galactico who wishes to continue playing in the Champions League.

Liverpool is an unlikely destination for a former United player, Everton could not afford him and while White Hart Lane might be a step down after the Bernabeu, it represents a less vertical descent than, say, Middlesbrough.


注目は,Liverpool is an unlikely destination for a former United playerの部分です。

最初記事をスキャニングしたときは,冠詞など気にしてなかったので(<こら),Liverpool is an unlikely destination for a former United playera former United playerは,
David Beckham ...
The England captain ...

と流れてきた「言い換え」(参考)だと思ったのですが,そうであるとすれば,冠詞は a ではなく the となるはずです。

しかしここでは a が用いられている。よってこれは言い換えではありません。

この a は,「多くの同種のもののなかのひとつ」の意味を持っています。つまり,Liverpool is an unlikely destination for a former United playerは,「リヴァプールはベッカムの行き先となることはまずないだろう」という意味ではなく,「(ベッカムに限らず)以前マンU(=United)でプレイしていた選手がリヴァプールに行くことはまずないだろう」という意味で,ベッカムがリヴァプールFCに移籍する可能性はほとんどないばかりではなく,元マンUの選手がリヴァプールに移籍する可能性はほとんどない,ということを表しています。

なお,この記事における「言い換え」を,代名詞で受けているところもあわせてまとめてみると(下線をつけます):
David Beckham has a problem ...*snip*...
_
The England captain's dilemma is a footballing one. He is positioning himself for a return to the Premiership, but instead of the expected clamour for his signature only Tottenham seem willing to accommodate him. With Arsenal and Chelsea keener on Manchester City's Shaun Wright-Phillips, and a return to Manchester United out of the question, Beckham's options are limited. This must be galling for a galactico who wishes to continue playing in the Champions League.
_
Liverpool is an unlikely destination for a former United player, Everton could not afford him and while White Hart Lane might be a step down after the Bernabeu, it represents a less vertical descent than, say, Middlesbrough.


a galacticoは「銀河系軍団のひとり」,すなわち「レアルの選手のひとり」ですが,ここではBeckhamの「言い換え」と考えられます。

who wishes to continue playing in the Champions Leagueは,要するに「CLでプレイできるくらいのクラブでプレイし続けたい」=「まだまだ欧州の一流クラブでプレイしたい」ということかな。

なお,White Hart LaneはTottenhamのホームスタジアムで,the Bernabeuはレアル・マドリッドのホーム。スタジアム名でクラブ名を置き換えている部分で,意味は「レアルの後でトッテナムでは1段下となってしまう(が,例えばミドルスバラよりは上だ)」。前の方に,「様」に興味を示しているのはトッテナムだけだとあるので,こんなところにいきなり出てきているのでしょう。

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転記前コメント:

ビー
予想されていた展開とはいえ、哀れになってきました>「様」。

で、「元マンUの選手がリヴァプールでプレイすることはないだろう」っていうのの、含意は何なのだろう?クラブの格じゃなさそうだし(それなら、エヴァートンだとのトットナムだの番外だろうから…あ、失礼)。歴史的にそれくらい敵対(?)しているってことっすかね?

たとえば、スペインで「あまりあり得ない」移籍はレアルとバルサ間だけど、これもフィーゴやルイス・エンリケの例があるから、いまいち、プレミアでの文脈がつかめんです。

冠詞は勉強になりました。いつも気にしてない自分がよくわかった!
投稿者: ゲスト at 2005 年 03 月 29 日 03:11:49


Man U and Liverpool
>ビーさん
> で、「元マンUの選手がリヴァプールでプレイすることはないだろう」っていうのの、含意は何なのだろう?

「讀賣ジャイアンツと阪神タイガース」のようなものではないかと……。スポーツ報道を読んでいると、マンUとリヴァプールについては「因縁の対決」(<ニュアンスがちょっと違うけど、英語での表現を忘れた)というような表現が時々用いられています。

マンチェスターとリヴァプールはどちらも産業革命ででかくなった工業都市ですが、ロウアークラスの港湾労働者がものすごく多いリヴァプールは産業資本家の多いマンチェスターを嫌っている、という話を、人から聞いたことがあります。それが影響しているのかどうかはわかりませんが……。
投稿者: nofrills at 2005 年 03 月 30 日 01:33:21
タグ:「様」 英語

※この記事は

2005年03月28日

にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。


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【2003年に翻訳した文章】The Nuclear Love Affair 核との火遊び
2003年8月14日、John Pilger|ジョン・ピルジャー

私が初めて広島を訪れたのは,原爆投下の22年後のことだった。街はすっかり再建され,ガラス張りの建築物や環状道路が作られていたが,爪痕を見つけることは難しくはなかった。爆弾が炸裂した地点から1マイルも離れていない河原では,泥の中に掘っ立て小屋が建てられ,生気のない人の影がごみの山をあさっていた。現在,こんな日本の姿を想像できる人はほとんどいないだろう。

彼らは生き残った人々だった。ほとんどが病気で貧しく職もなく,社会から追放されていた。「原子病」の恐怖はとても大きかったので,人々は名前を変え,多くは住居を変えた。病人たちは混雑した国立病院で治療を受けた。米国人が作って経営する近代的な原爆病院が松の木に囲まれ市街地を見下ろす場所にあったが,そこではわずかな患者を「研究」目的で受け入れるだけだった。

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▼当ブログで参照・言及するなどした書籍・映画などから▼