「なぜ、イスラム教徒は、イスラム過激派のテロを非難しないのか」という問いは、なぜ「差別」なのか。(2014年12月)

「陰謀論」と、「陰謀」について。そして人が死傷させられていることへのシニシズムについて。(2014年11月)

◆知らない人に気軽に話しかけることのできる場で、知らない人から話しかけられたときに応答することをやめました。また、知らない人から話しかけられているかもしれない場所をチェックすることもやめました。あなたの主張は、私を巻き込まずに、あなたがやってください。

【お知らせ】本ブログは、はてなブックマークの「ブ コメ一覧」とやらについては、こういう経緯で非表示にしています。(こういうエントリをアップしてあってもなお「ブ コメ非表示」についてうるさいので、ちょい目立つようにしておきますが、当方のことは「揉め事」に巻き込まないでください。また、言うまでもないことですが、当方がブ コメ一覧を非表示に設定することは、あなたの言論の自由をおかすものではありません。)

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2003年08月29日

仮定法の実例

ドクター・ケリーの死に関して調査しているハットン・インクワイアリー(独立調査委員会)のニュースより。

28日に証言したブレア首相の発言より:
if the allegation had been true, it would have merited my resignation.

素直な仮定法過去完了。「もし疑惑が本当であったとすれば,私の辞任につながっていたであろう」。つまり,言いたいことは,「疑惑は本当ではない。だから私は辞任していないのである」。レトリックとしての仮定法の力を感じさせる使用例かと思います。

一方,死亡したドクター・ケリーの言葉として,先週インクワイアリーで明らかにされたもの:
"I will probably be found dead in the woods." [出典]

これは記事の見出しでは,例えば
he'd be found dead in woods if war came
というように,wouldを用いた形になっていたので,私はこれも仮定法かと思っていたのですが,記事を読んでみたらwouldは仮定法ではなく直説法の時制の一致。

こんなに重たいI willという表現はまず見ないと思います。

※この記事は

2003年08月29日

にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。


posted by nofrills at 15:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | 英語/実例 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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【2003年に翻訳した文章】The Nuclear Love Affair 核との火遊び
2003年8月14日、John Pilger|ジョン・ピルジャー

私が初めて広島を訪れたのは,原爆投下の22年後のことだった。街はすっかり再建され,ガラス張りの建築物や環状道路が作られていたが,爪痕を見つけることは難しくはなかった。爆弾が炸裂した地点から1マイルも離れていない河原では,泥の中に掘っ立て小屋が建てられ,生気のない人の影がごみの山をあさっていた。現在,こんな日本の姿を想像できる人はほとんどいないだろう。

彼らは生き残った人々だった。ほとんどが病気で貧しく職もなく,社会から追放されていた。「原子病」の恐怖はとても大きかったので,人々は名前を変え,多くは住居を変えた。病人たちは混雑した国立病院で治療を受けた。米国人が作って経営する近代的な原爆病院が松の木に囲まれ市街地を見下ろす場所にあったが,そこではわずかな患者を「研究」目的で受け入れるだけだった。

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▼当ブログで参照・言及するなどした書籍・映画などから▼