kafranbel-aug2011.jpgシリア緊急募金、およびそのための情報源
UNHCR (国連難民高等弁務官事務所)
WFP (国連・世界食糧計画)
MSF (国境なき医師団)
認定NPO法人 難民支援協会

……ほか、sskjzさん作成の「まとめ」も参照

お読みください:
「なぜ、イスラム教徒は、イスラム過激派のテロを非難しないのか」という問いは、なぜ「差別」なのか。(2014年12月)

「陰謀論」と、「陰謀」について。そして人が死傷させられていることへのシニシズムについて。(2014年11月)

◆知らない人に気軽に話しかけることのできる場で、知らない人から話しかけられたときに応答することをやめました。また、知らない人から話しかけられているかもしれない場所をチェックすることもやめました。あなたの主張は、私を巻き込まずに、あなたがやってください。

【お知らせ】本ブログは、はてなブックマークの「ブ コメ一覧」とやらについては、こういう経緯で非表示にしています。(こういうエントリをアップしてあってもなお「ブ コメ非表示」についてうるさいので、ちょい目立つようにしておきますが、当方のことは「揉め事」に巻き込まないでください。また、言うまでもないことですが、当方がブ コメ一覧を非表示に設定することは、あなたの言論の自由をおかすものではありません。)

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2006年09月26日

非米派、笑うせぇるすまん?

うひゃひゃひゃ・・・愉快愉快。非米勢力のトップを独走中のベネズエラのチャベス大統領、国連総会で「悪魔」発言のみならず、ある書籍を激賞していたのね。「とにかく読め!」と。そしたら、あんまり売れてなかったその書籍がamazon.comでいきなり売り上げ1位。

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http://news.bbc.co.uk/2/hi/americas/5379650.stm

激賞された書籍は、ノーム・チョムスキーのHegemony or Survivalで、これは日本語版は集英社新書。新書だから安い(1000円しない)よ。

4087202607覇権か、生存か―アメリカの世界戦略と人類の未来
ノーム チョムスキー Noam Chomsky 鈴木 主税

集英社 2004-09
売り上げランキング : 442

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ところで、最近、中南米を伝える日本のニュースで、やたらと「反米」という言葉を耳にするのだけれど、あたしゃこれがたまらなく不快だ。マスコミの人は「反米」ではなく「非米」と言え。

マスコミが「中立・公正」なんておとぎ話を信じているほど私はナイーヴではない。しかし、「反米」という言葉はひどすぎる。「客観」から離れるにもほどがある。そしてその言葉が価値判断の言葉であるということに無自覚である様が、非常に気持ち悪い。

「反米」という言葉は、「テロリスト」という言葉と同じように、政治的で、一方的な判断を下す言葉だ。

マッカーシズムの時代において、non-Americanやun-Americanという、ただ単に〈事実〉を示す語が、段々とanti-americanという〈判断〉を表す語に置き換えられていって、最終的にはnon-American(「アメリカのではない」こと、つまり「非米」)が、anti-American(「アメリカに反対している」こと、つまり「反米」)のシノニムみたいになっていった。「西」と「東」の二項対立があまりに絶対的であった時代の思考回路では、anti-Americanであることは、すなわちpro-Sovietと断定された。(むろん、ソヴィエト圏でもそういう思考回路はセットされていた。)ばかばかしい。

ばかばかしいのだけれど、最近それは「穴があったら埋めてしまいたい過去の恥」ではなく、「常に応用可能な公式」みたいになっている。「反米」という言葉のリバイバルだ。言葉がリバイバルすれば概念もリバイバルする。15年前に終わったはずの東西冷戦の中を、2006年のうちらはまた生きている。ただしそこにワルシャワ条約機構はない。

ベネズエラはもとよりアメリカではないのだから、「非米」であることは驚きでも何でもない。それを「反米」と言うからセンセーショナルになってニュースバリューが出る。ばかばかしいけど、「劇場型」ってのは「劇場型」という言葉で語られるものだけに言えることではない。ニュースなんてのは全部「劇場型」で、さも〈事実〉であるかのような顔をして、劇場としてセッティングされてる。

というか、ニュースに限らず、読まれる/聞かれることを意識している言葉は、全部そうだけどね。程度の差こそあれ。

それでも「反米」という言葉はそんなに気軽に使うべきではない。というか、何でもかんでも「反○」と「親○」の二項対立で考えたり語ったりするのはやめろ。

まあ、チャベスは「反米上等」とか思っているかもしれないけれども。

※この記事は

2006年09月26日

にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。


posted by nofrills at 18:35 | Comment(0) | TrackBack(0) | 雑多に | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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【2003年に翻訳した文章】The Nuclear Love Affair 核との火遊び
2003年8月14日、John Pilger|ジョン・ピルジャー

私が初めて広島を訪れたのは,原爆投下の22年後のことだった。街はすっかり再建され,ガラス張りの建築物や環状道路が作られていたが,爪痕を見つけることは難しくはなかった。爆弾が炸裂した地点から1マイルも離れていない河原では,泥の中に掘っ立て小屋が建てられ,生気のない人の影がごみの山をあさっていた。現在,こんな日本の姿を想像できる人はほとんどいないだろう。

彼らは生き残った人々だった。ほとんどが病気で貧しく職もなく,社会から追放されていた。「原子病」の恐怖はとても大きかったので,人々は名前を変え,多くは住居を変えた。病人たちは混雑した国立病院で治療を受けた。米国人が作って経営する近代的な原爆病院が松の木に囲まれ市街地を見下ろす場所にあったが,そこではわずかな患者を「研究」目的で受け入れるだけだった。

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▼当ブログで参照・言及するなどした書籍・映画などから▼