"The fight is not a thing of the past. It is the present and the future."
After the announcement, the militants fired shots into the air and disappeared into the forest.
Basque militants refuse to disarm
Last Updated: Sunday, 24 September 2006, 22:59 GMT 23:59 UK
http://news.bbc.co.uk/2/hi/europe/5375834.stm
記事についている、3人の人物が横一列に並んで記者会見みたいな写真は資料写真だと思うが(キャプションに「3月に停戦を宣言」とあるし・・・ただしこの風体では、もし違った写真であっても、「違う写真」と認識することは難しい)、先週末のラリーでフードをかぶった(顔を隠した)ガンマン3人が、「バスク独立まで武器を捨てることはない」と宣言した。
ETAは今年3月に恒久的停戦を宣言している。その後あれこれ動きはあって、ETAと同様の武装闘争を展開してきた(北)アイルランドのIRAとつながりの深い政治組織であるシン・フェイン(<説明長くなっちゃうなあ)のジェリー・アダムズがスペイン/バスクに入って会議だか交渉だかに出席したりもしていたのだが・・・。
8月には「スペイン政府は約束を守らず、依然としてETAメンバーの逮捕を行なっている」などとして、ETA側から「和平は危機にある」との声明が出されていた。(政府側は「逮捕はしないという約束はしていない」と反論。ETAの活動範囲はギャング活動というかcriminal activitiesも含んでいるので、この辺はもっと詳しい記事を読んでみないことには何とも言えない。)
http://news.bbc.co.uk/2/hi/europe/5262938.stm
In a statement to the Basque newspaper Gara, Eta threatened a response if Spain and France continued their "repressive" policy towards Eta.
BBC記事によると、今回のETAの宣言は、3月の停戦から6度目となるETAからのコミュニケで、BBC記者の話では、独立に向けた武装闘争を停止する構えはないという意思表示であるかもしれないが、スペイン政府と交渉を開始する前段階の戦略であるかもしれない、とのこと。
後者(ただの戦略)であれば「交渉にはよくあることだから」と考えておけばいいんだろうけれども。(最近も、北アイルランドのロイヤリストの組織、特にUDAで、それっぽい戦略がとられているような感じ。あんまり詳細は追っていないのだけど。)
停戦、というか「武装闘争」あるいは「テロ」の停止という現実的な機会は、左派政権のときでないと、というか右派政権では、難しい。いや、どんなに進捗が遅くとも、右派政権でない限りは、まだ和平への希望はある。(「彼ら」を「テロリスト」と呼ぶ右派の政権では、交渉の糸口すら存在しない。)
スペイン&バスクでのETAについての報道(英語メディア):
http://www.thinkspain.com/news-spain/11901
マスクをかぶった男たちが銀行のキャッシュポイントを襲撃。9月24日。
http://www.eitb24.com/portal/eitb24/noticia/en/politics/45-days-on-hunger-strike-eta-prisoner-de-juana-chaos-force-fed?itemId=B24_11196&cl=%2Feitb24%2Fpolitica&idioma=en
ハンスト45日目でIñaki de Juana Chaosに強制的に食べさせる裁判所決定。9月21日。
http://www.eitb24.com/portal/eitb24/noticia/en/politics/alderdi-eguna-2006-basque-president-ibarretxe-claims-steps-toward?itemId=B24_11751&cl=%2Feitb24%2Fpolitica&idioma=en
バスクの最大政党、Basque Nationalist Partyのファン・ホセ・イバレチェ(バスク自治州のトップ)の演説。9月24日。Ibarretxe criticized nationalist leftwing party Batasuna as it declared the peace process is blocked but it does not say a word about street violence". He also criticized Spanish Gobvernment as "one day it says the Government is going to respect what Basque society decides and next day self-determination right does not exist in Europe".
Google Newsの関連記事一覧のキャッシュ:
http://megalodon.jp/?url=http://news.google.co.uk/news%3fhl%3den%26ned%3duk%26ie%3dUTF-8%26ncl%3dhttp%3A%2F%2Fenglish.people.com.cn%2F200609%2F25%2Feng20060925_306118.html&date=20060924201307
Armed Basque group ETA says "it will keep on fighting"
09/24/2006
http://www.eitb24.com/portal/eitb24/noticia/en/politics/gudari-eguna-armed-basque-group-eta-says-ldquoit-will-keep-on-fig?itemId=B24_11675&cl=%2Feitb24%2Fpolitica&idioma=en
※eitb24.comはバスクのメディア(リンクしてあるのは英語版)
ETAについての記事:
http://b.hatena.ne.jp/nofrills/ETA/
タグ:paramilitary ETA
※この記事は
2006年09月25日
にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。
【todays news from ukの最新記事】
- 英国での新型コロナワクチン認可と接種開始、そして誤情報・偽情報について。おまけに..
- 英ボリス・ジョンソン首相、集中治療室へ #新型コロナウイルス
- "Come together as a nation by staying ap..
- 欧州議会の議場で歌われたのは「別れの歌」ではない。「友情の歌」である―−Auld..
- 【訃報】テリー・ジョーンズ
- 英国の「二大政党制」の終わりは、「第三極の台頭」ではなく「一党優位政党制」を意味..
- ロンドン・ブリッジでまたテロ攻撃――テロリストとして有罪になっている人物が、なぜ..
- 「ハロルド・ウィルソンは欧州について中立だった」という言説
- 欧州大陸から来たコンテナと、39人の中国人とされた人々と、アイルランドのトラック..
- 英国で学位を取得した人の残留許可期間が2年になる(テリーザ・メイ内相の「改革」で..