「なぜ、イスラム教徒は、イスラム過激派のテロを非難しないのか」という問いは、なぜ「差別」なのか。(2014年12月)

「陰謀論」と、「陰謀」について。そして人が死傷させられていることへのシニシズムについて。(2014年11月)

◆知らない人に気軽に話しかけることのできる場で、知らない人から話しかけられたときに応答することをやめました。また、知らない人から話しかけられているかもしれない場所をチェックすることもやめました。あなたの主張は、私を巻き込まずに、あなたがやってください。

【お知らせ】本ブログは、はてなブックマークの「ブ コメ一覧」とやらについては、こういう経緯で非表示にしています。(こういうエントリをアップしてあってもなお「ブ コメ非表示」についてうるさいので、ちょい目立つようにしておきますが、当方のことは「揉め事」に巻き込まないでください。また、言うまでもないことですが、当方がブ コメ一覧を非表示に設定することは、あなたの言論の自由をおかすものではありません。)

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2011年12月22日

気楽に読めるトレント・レズナーのインタビュー(映画サントラの仕事と私、みたいな)

デイヴィッド・フィンチャーの映画『ドラゴン・タトゥーの女』が封切、っていうことで、オスカー獲得(The Social Networkでのスコア)大先生のインタビューがガーディアンに出ている。トップページで非常に目立ってたときのキャプチャ(見出しクリックで記事に飛びます)。



インタビューは「映画音楽という新しい仕事と私」という感じで、フィンチャーとの共同作業について「職人」トレント・レズナーが率直に語っているという内容。インタビュアーも昔のことをこねくり回したりしておらず、ツッコミどころはそれなりに多いが(マーク・ロマネクはそれの前にも長編映画撮ってるだろとか、たまにはクリント・マンセルの『π』のサントラも思い出してやってくださいとか……って自分が思いつくツッコミが既にコメント欄で指摘されてるのが味わい深い)、興味深く、気楽に読める。TRが言葉が大袈裟になりがちな人だということも描写されてるし。

「気楽に読めるトレント・レズナーのインタビュー」が、こんなにでかでかと……というだけで、既に余裕で椅子から落ちるけど。

『ドラゴン・タトゥー…』のサントラは、既に特設サイトで、サンプラー(6曲)が無料配布されている。
http://www.nullco.com/GDT/

ページの右側の、Download the Free 6-track Sampler のところにメールアドレスを入れてSign Upをクリックするだけ。入力したメアドにはその後も「お知らせ」が来ると思う。

……と見ていたら、エンベッドできるみたいなのでしておく(信者の務め)。


サントラの内容は、ページ下半分にある、CDとDigitalの紹介のところのTracklistをクリックで確認を。全39曲、CDは3枚組(すごい量……)。

デジタル・ダウンロードは、高音質MP3と、Apple Lossless/FLACの無劣化から選べる(後者の方が2ドル、または1ポンド高額)。

ただ、販売がTopspinのシステムを利用しているのだけれども、特別限定盤(デラックス・エディション)は別として、CDの通常盤やデジタル・ダウンロードが、日本のクレジットカードで通るかどうかはわからない。 (Topspinを利用している別のアーティストでdeclineされたことがあって、フォーラムなど見てみたらフランスの人とかも同じようにカードが通らないという問題を報告しているので、ライセンスの問題で指定地域外には売れないとかそういうことかもしれない。)私は盤になったものをどっかのショップで買うつもり。パッケージきれいだし。

Girl With the Dragon TattooGirl With the Dragon Tattoo
Soundtrack

Q Magazine: Achtung Baby Covers Future This Siamese Dream THE SOCIAL NETWORK ザ・キング・オブ・リムス/ライヴ・フロム・ザ・ベースメント [DVD]

by G-Tools


無料でもらえるサンプラーの6曲には入ってないけど、レッド・ツェッペリンの『移民の歌』(ヴォーカルはYeah Yeah Yeahsのカレン)のカヴァーもサントラに入ってる。(ガーディアンのインタビューで、これの制作のくだりを説明した部分が、すごい可笑しい。)



なお、ガーディアンのトップページのこの位置にある写真つきの記事は、ニュース性のないものについては、非常に多くの場合「PR記事」である(有名コンピューター・メーカーの新製品のプレゼンがどうとか、巨大SNSのコンセプトがどうとか、ミュージシャンの新作がどうとかいう話がよく出る)。つまり、別に「ニュース」ではない。

※この記事は

2011年12月22日

にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。


posted by nofrills at 20:10 | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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【2003年に翻訳した文章】The Nuclear Love Affair 核との火遊び
2003年8月14日、John Pilger|ジョン・ピルジャー

私が初めて広島を訪れたのは,原爆投下の22年後のことだった。街はすっかり再建され,ガラス張りの建築物や環状道路が作られていたが,爪痕を見つけることは難しくはなかった。爆弾が炸裂した地点から1マイルも離れていない河原では,泥の中に掘っ立て小屋が建てられ,生気のない人の影がごみの山をあさっていた。現在,こんな日本の姿を想像できる人はほとんどいないだろう。

彼らは生き残った人々だった。ほとんどが病気で貧しく職もなく,社会から追放されていた。「原子病」の恐怖はとても大きかったので,人々は名前を変え,多くは住居を変えた。病人たちは混雑した国立病院で治療を受けた。米国人が作って経営する近代的な原爆病院が松の木に囲まれ市街地を見下ろす場所にあったが,そこではわずかな患者を「研究」目的で受け入れるだけだった。

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▼当ブログで参照・言及するなどした書籍・映画などから▼