http://www.britishnewspaperarchive.co.uk/
利用は基本的に有料。検索だけは無料でできるが、検索して出てきた結果の閲覧は有料登録が必要。料金の一覧はこちら。「2日間有効の500クレジットが£6.95」、「30日間有効の3000クレジットが£29.95」、「無制限12ヶ月(365日)のサブスクリプションで£79.95」の3コースから選べる。つまり、短期集中型でがーっと調べ物、などの場合には、£7もかけずに利用できる。(これは、最近のレートで換算すると850円から900円弱になるが、現地ではそこそこ安めのお昼ご飯代の感覚。)
検索対象となるのは全国紙から地方紙まで。(←ここがすごい。)
登録に必要な情報は、ファーストネーム、ラストネームと居住国、メールアドレスとパスワードで、あとは「お知らせメールを受け取りますか」と「利用規約に同意しますか」のチェックボックスが用意されている。決済は、日本から利用する場合はクレジットカード(Visa, Master, Amex)だ。登録するとアカウントが作成され、自分の検索の履歴などを蓄積できるようだ。
……というわけで、いやあ、これでオスカー・ワイルドの裁判のこととか調べるとすごそうですね。この裁判は、相手方の弁護士が北アイルランド的にすごい人物で……ワイルドはアングロ・アイリッシュ(プロテスタント)なのだけど、お母さんが激烈なナショナリストで、オスカー本人も社会主義者でナショナリストの立場。そういう観点から見ると、単なる「同性愛スキャンダル」ではないんですよ。(なお、パリのペールラシェーズのワイルドのお墓はきれいに修復されたそうです。)
などとワクテカしつつ、しばらくは時間が取れないので無理。とりあえず試しに、home ruleで検索してみたら、えらい細かいのが出てきた、という画面。
なお、British Newspaper ArchiveはTwitterもやってます。これが猛烈におもしろそう……
http://twitter.com/#!/BNArchive
ツイートの一例:
英国の新聞のでっかいデータベースとしては、The Timesのものがあったが、同紙がpaywallの向こうに行ってしまった現在は利用できない。記録として、公開当時の当ブログ記事を。
2008年06月26日 the Timesの紙面アーカイヴがすごすぎる件。
http://nofrills.seesaa.net/article/101614612.html
あと、こういう使い方もしてたという記事。
2009年07月30日 タイムズのオンライン・アーカイヴで見る、1979年の革命前夜
http://nofrills.seesaa.net/article/124603247.html
※この記事は
2011年12月02日
にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。
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