「なぜ、イスラム教徒は、イスラム過激派のテロを非難しないのか」という問いは、なぜ「差別」なのか。(2014年12月)

「陰謀論」と、「陰謀」について。そして人が死傷させられていることへのシニシズムについて。(2014年11月)

◆知らない人に気軽に話しかけることのできる場で、知らない人から話しかけられたときに応答することをやめました。また、知らない人から話しかけられているかもしれない場所をチェックすることもやめました。あなたの主張は、私を巻き込まずに、あなたがやってください。

【お知らせ】本ブログは、はてなブックマークの「ブ コメ一覧」とやらについては、こういう経緯で非表示にしています。(こういうエントリをアップしてあってもなお「ブ コメ非表示」についてうるさいので、ちょい目立つようにしておきますが、当方のことは「揉め事」に巻き込まないでください。また、言うまでもないことですが、当方がブ コメ一覧を非表示に設定することは、あなたの言論の自由をおかすものではありません。)

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2011年10月31日

うーん

BBC Newsのサイトで中東の記事を読んでいたら、右サイドバーにこんなのが出てきた。



http://www.bbc.com/travel/feature/20111027-tokyo-on-a-budget

これ、東京を知ってる英語圏の人の書いたものとは思えない。(ネットでささっと検索しただけでも、この程度の記事は書ける上に、ツボがずれまくっている。)

もはやある意味名門といえる旅行ガイドのLonely PlanetはBBCの子会社で(買収された)、こういう「編集部のオススメ」的な記事がBBC Newsのこのスペースに出ることは珍しくないが、それらは実はその当該国の政府観光庁などの発注で書かれたものだったりすることも多く(むろん、単に「ニュースで話題になっている場所で人々がよく検索するので紹介記事をアップした」といったこともある)、これもその一例だろうかと思う。

で、これで「イメージ」が回復して、「観光客が戻ってくる」とでも? このバカみたいな円高の中で? 食物が汚染されてますって次々と明らかになっているときに? 1986年に日本(の一般)が欧州旅行や欧州からの輸入品(特にイタリアのパスタ)についてどういう態度を取っていたか、忘れたわけではあるまい。

なんかもっと、建設的なことができないのかなと思う。やけのやんぱちというか、「仕事してます」のアピール的なものというか、そういうのじゃなくて……。



このロンプラの記事、東京知らん人が書いてるでしょってのはここが根拠。


http://www.tepco.co.jp/en/shiryokan/

「福島第一の事故を受けて、ここは非常に興味深い施設だからぜひ訪れたい」とか、2011年10月に書きますか。リンク先見れば、この施設がどうなってるか、わかるよね。ほんとに、現場の事実・実情のリサーチにかけるプロ意識(もともとロンプラには、誰もそんなものは期待してないのだが)のカケラもない。

東京にいくらでもいいライターさんいるのにね。3月12日以降の出国ラッシュの中で、何人もの旧知の友人たちを見送って、自身は東京に残っている英語圏出身者の人たちが。

※この記事は

2011年10月31日

にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。


posted by nofrills at 06:52 | TrackBack(0) | 雑多に | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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【2003年に翻訳した文章】The Nuclear Love Affair 核との火遊び
2003年8月14日、John Pilger|ジョン・ピルジャー

私が初めて広島を訪れたのは,原爆投下の22年後のことだった。街はすっかり再建され,ガラス張りの建築物や環状道路が作られていたが,爪痕を見つけることは難しくはなかった。爆弾が炸裂した地点から1マイルも離れていない河原では,泥の中に掘っ立て小屋が建てられ,生気のない人の影がごみの山をあさっていた。現在,こんな日本の姿を想像できる人はほとんどいないだろう。

彼らは生き残った人々だった。ほとんどが病気で貧しく職もなく,社会から追放されていた。「原子病」の恐怖はとても大きかったので,人々は名前を変え,多くは住居を変えた。病人たちは混雑した国立病院で治療を受けた。米国人が作って経営する近代的な原爆病院が松の木に囲まれ市街地を見下ろす場所にあったが,そこではわずかな患者を「研究」目的で受け入れるだけだった。

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▼当ブログで参照・言及するなどした書籍・映画などから▼