「なぜ、イスラム教徒は、イスラム過激派のテロを非難しないのか」という問いは、なぜ「差別」なのか。(2014年12月)

「陰謀論」と、「陰謀」について。そして人が死傷させられていることへのシニシズムについて。(2014年11月)

◆知らない人に気軽に話しかけることのできる場で、知らない人から話しかけられたときに応答することをやめました。また、知らない人から話しかけられているかもしれない場所をチェックすることもやめました。あなたの主張は、私を巻き込まずに、あなたがやってください。

【お知らせ】本ブログは、はてなブックマークの「ブ コメ一覧」とやらについては、こういう経緯で非表示にしています。(こういうエントリをアップしてあってもなお「ブ コメ非表示」についてうるさいので、ちょい目立つようにしておきますが、当方のことは「揉め事」に巻き込まないでください。また、言うまでもないことですが、当方がブ コメ一覧を非表示に設定することは、あなたの言論の自由をおかすものではありません。)

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2005年05月20日

Banksyという表現。

3月にはニューヨークのメトロポリタン美術館にこんな作品を“展示”したBanksyが


今度はブリティッシュ・ミュージアムでまたおもしろいことをやってる。


Banksyは英国のアーティスト。どういうことやってるのかは公式サイト参照:
http://www.banksy.co.uk/

BBC NEWSで検索すると,記事はいくつもあります。
検索結果画面へ

flickrにも現地直送写真多数あり。
http://www.flickr.com/groups/banksy/
http://www.flickr.com/photos/tags/banksy/

あるいは専門サイト参照。
http://www.artofthestate.co.uk/Banksy/banksy.htm

Banksyのやってることは,「とにかくおちょくれ。そしてそれを表現にせよ」ってことだと,私は思う。

そして「表現」っていうのは,平面に色と形と線で表された物だけじゃなく,それがそこに置かれている経緯も含めて。

Banksyの作品例1 (picture taken by Luke Robinson):



作品例2 (picture taken by Pete Ashton):


作品例3 (picture taken by ponyintheair):


作品例4 (picture taken by brendadada):


作品例5 (picture taken by duncan):


# ↑の5例は,FlickrでCCライセンスで公開されているものだけに限定して画像をお借りしています。

……この感じ,どっかで見たことあるという方もおられると思いますが,それは多分,Blurのアルバムのジャケのアートワーク。


あと,クラーケンウェルに現れたJustice(「正義」の象徴)とかね。。。別の角度から

しかし,今回ブリティッシュ・ミュージアムに“展示された”洞窟壁画hoaxだけどさ,この「ショッピング・トロリーへのオブセッション」ってのは何だろね……「ショッピング・トロリーの写真」は非常に人を喜ばせる(ニヤニヤさせる)ということを,私は体験的に知っているんだけどさ,理由がわからないのよ。何かありそうなんだけど。

例えば,ロンドンのハックニーからイズリントンへと運河沿いを散歩してたときに,運河の中にショッピング・トロリーが投げ込まれていて,ちょっとおもしろかったので写真を撮っていたら,後ろを通りかかったおじさんがわざわざ立ち止まって,Nice one, isn't it? とかって声をかけてくれたりとかね。(川面の鳥とか川端の草花とかにカメラ向けててもそういう反応はなかったわけで。)

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転記前URL:
http://ch.kitaguni.tv/u/917/todays_news_from_uk/0000219445.html

転記前トラバ:
トラックバック from 粋なECOアートの発信地
もういっちょ。刑務所の「壁にアート」を作成。
巷では「GRAFFITI=落書き(いたずら描き)」とか、呼ばれている。

[ Writing Graffiti is about the most honest way you can be an artist ]    by Banksy

「Banksy」っていう、UKアーティストがいるんだけど、彼の作品は政治的+オシャレ+インパクト絶大。しかも、彼は、牛とかブタまで、キャンバスにしちゃって、オシャレなカウとピッグにしちゃってる。最近では、NYの近代美術館、大英博物館などに、自分の作品を勝手に展示しちゃったり、(数日気づかれなかったらしい)と「いたずらの神」は、芸術テロリスト!

彼を知ったのは5年前位。作品のビジュアルのインパクトもあるけど、メッセージがそこには存在していて、作品が存在する意味が、そこにはある、と勝手に思う。ということは、彼が生存しているという事にも、意味が生まれる。・・・・・・
2005 年 05 月 29 日 15:47:31

トラックバック from Strathclyde
少し前に話題になったBanksyのサイト。
作品だけでなくてゲリラ行為を含めて作品。
クリーンでセンス抜群。
グラフにしても清潔感が入っているのが好きだ。・・・・・・
2005 年 06 月 06 日 19:36:18


※このほか、brandalism.exblog.jpさんからコメントいただいています。

※当ブログでの関連記事は、↓のタグ「Banksy」で一覧できます。


※この記事は

2005年05月20日

にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。


posted by nofrills at 21:10 | Comment(0) | TrackBack(1) | todays news from uk | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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BANKSY!
Excerpt: いやあ、Bansky面白いわ!↓ ■オフィシャルサイト ■関連記事 ○関心空間 ○大英博物館での「石器時代の壁画」”展示”、および街角のステンシル ○イスラエルのアパルトヘイトウォール ■百聞は一見に..
Weblog: blog.blink-inc.jp
Tracked: 2006-10-24 01:26

【2003年に翻訳した文章】The Nuclear Love Affair 核との火遊び
2003年8月14日、John Pilger|ジョン・ピルジャー

私が初めて広島を訪れたのは,原爆投下の22年後のことだった。街はすっかり再建され,ガラス張りの建築物や環状道路が作られていたが,爪痕を見つけることは難しくはなかった。爆弾が炸裂した地点から1マイルも離れていない河原では,泥の中に掘っ立て小屋が建てられ,生気のない人の影がごみの山をあさっていた。現在,こんな日本の姿を想像できる人はほとんどいないだろう。

彼らは生き残った人々だった。ほとんどが病気で貧しく職もなく,社会から追放されていた。「原子病」の恐怖はとても大きかったので,人々は名前を変え,多くは住居を変えた。病人たちは混雑した国立病院で治療を受けた。米国人が作って経営する近代的な原爆病院が松の木に囲まれ市街地を見下ろす場所にあったが,そこではわずかな患者を「研究」目的で受け入れるだけだった。

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▼当ブログで参照・言及するなどした書籍・映画などから▼