IDSが新聞のトップ記事に返り咲きました。
先月、Labourへの裏融資(というか不正献金に近い)が大問題になり、「カネを出した奴がlife peerになるんではないか?」とかいう疑惑を呼んでいたのですが(結局、変な融資をした人たちから上院に入った人はいなかったのですが)、バックラッシュなのか、火の粉がToryに。
2001年、IDSが党首だったときの保守党に変な融資疑惑です。
何年ぶりかで新聞のトップに登場したのに相変わらず情けない顔をしたIDSさん。

ちなみに「IDS」とは「イアン・ダンカン=スミス」さんのことです。元保守党党首です。妻が秘書として給与を受け取っていたのはけしからんという理由で保守党党首の座から引き摺り下ろされました。後任が昨年選挙のときのマイケル・ハワードです。でもハワードでもボロ負けしたので、今は「若くて新鮮な」とっちゃん坊や、カメレオンことデイヴィッド・キャメロンが党首です。
ちなみにIDSのおばあさん(だったと思う)は「オシェイ」さんという日本人だそうですが、歴史的に辻褄が合わず(1868年より前っぽい)、よくわかりません。「オシェイ」という名前はアイルランドですし。(「おせい」さんかもしれないけど。)
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■追記(2006年05月04日):
そしてこれ以降・・・
圧倒的な存在感のなさを発揮して、IDSはまた消えてしまいました。
この報道のあと、労働党にスキャンダル続発です。IDSの資金疑惑どころではありません。
まずはプレスコット副首相の秘書との「不適切な関係」。これはタブロイドに任せておけばだいたいおっけーで、私もヘッドラインしか読んでいません。
http://news.bbc.co.uk/1/hi/uk_politics/4959132.stm
思い出してみると、LibDem党首選の前も、候補と関係があったという男娼がタブロイドにタレこんだり、かと思うと別の候補が「私も男性と寝ます」と同じタブロイドに告白したりと、本質的にはプライベートな話だからどうでもいい(でも選挙運動としてはいろいろあるんだろう)ようなネタが続々と出たのですが。(前者は暴行罪に近いようなことがあったことが明らかになって党首選から離脱。)
プレスコットの不倫の次に出たのが、もっと大きな問題で、重犯罪を犯した者(殺人、レイプなどで有罪確定し、刑期を終えた者)で、強制送還すべき外国籍の者について、強制送還の手続きが行なわれぬまま出所させており、居所がわからなくなっている(その数1000人以上)という問題。これは内務大臣の進退問題に発展し、労働党は大打撃。副首相の不倫とかはどうでもいいという勢い。(でもこれは法律の整備か運用の問題だよなあ。
http://news.bbc.co.uk/1/hi/uk_politics/4945922.stm
それから、ジョン・リード国防大臣の家(大臣は不在)で、警備巡回した警官がごく微量(85ペンスって、「末端価格」として出る数字じゃないよね。お菓子代だよ)の大麻樹脂を発見、などというニュースもあり。
http://news.bbc.co.uk/1/hi/uk/4957354.stm
スキャンダルのない閣僚っているのかしらんという状況のなか(ブレアは数度にわたって不動産関連、資金関連で疑惑あり)、5月4日は地方議会選挙。
※この記事は
2006年04月21日
にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。
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