Royal Mail begins pricing by size
http://business.guardian.co.uk/story/0,,1855037,00.html
Royal Mailというのは「郵便局」というか「郵政公社」のようなものです。
http://www.royalmail.com/
(「.com」ですが、UKです。)
新料金については:
http://news.bbc.co.uk/2/hi/uk_news/5269060.stm#charges
Letter: Max size - 240mm long, 165mm wide, 5mm deep; max weight - 100g; cost - 32p (1st class) or 23p (2nd class)
Large letter: Max size - 353mm long, 250mm wide, 25mm deep; max weight - 750g; cost - 44p- £1.31 (1st class); 37p-£1.09 (2nd)
Packet: Anything over 353mm long, OR 250mm wide, OR 25mm thick OR 750g in weight; cost - £1.00 to £4.74 (+85p per 250g above 1.25kg) or 84p-£2.12 (2nd)
というわけで、
定形郵便(料金:速達扱いで32ペンス、普通扱いで23ペンス)
=長さ240ミリ以内、幅165ミリ以内、厚さ5ミリ以内、重さ100グラム以内
大型郵便(料金:速達扱いで44ペンスから1.31ポンド、普通扱いで37ペンスから1.09ポンド)
=長さ353ミリ以内、幅250ミリ以内、厚さ25ミリ以内、重さ750グラム以内
小包(パケット)(料金:速達扱いで1ポンドから4.74ポンド[1.25キロを超えるものについては、250グラムごとに85ペンス加算]、普通扱いで84ペンスから2.12ポンド)
=長さ353ミリ、もしくは幅250ミリ、もしくは厚さ25ミリ、もしくは重さ750グラムを超える郵便物すべて
ということになります。
Royal Mailのサイトでは、それぞれ具体例として:
Letter: たいていの書簡・請求書・明細書類、一部のパンフレットやカタログ
Large letter: A4版の封筒、たいていのパンフレットやカタログ、 company reports(<日本語にすると何?)、一部の雑誌
Packet: VHSテープ、書籍、部品類やサンプル類、筒状のパッケージに入れたポスターなど
というわけで、日常生活に最も影響があるのは、「A4の紙は折り畳んで小さめの封筒に入れて送らないと、送料が高くつく」ということでしょう。
ということは、下記画像のような状況がますます散見せられるようになるに違いない。(下記画像は2004年12月のもの。)

なお、UKでは封書などの郵便物と郵便小包は、扱っているのが別の「会社」なので(郵便物はRoyal Mail、小包はParcelforce;ただし差出の窓口は同じ)、小包は今回の新料金制度とは連動してないと思います。
以下、余談ですけど、Royal Mailについては、最近、「配達されなかった34,000通の手紙」なんてのがありましたね。日本でも今年の正月だっけ、配達のバイトの高校生が、配達するのが面倒になって雪に埋めた、ということがあったと思いますが、34,000通はあまりにも猛者です。
ちなみに下記は、私がいまだ見たことのない日本の名作映画です。
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ParcelForceは・・・えっと、Parcelforce (Parcel Force)がいかに使えないかについては、ちょっくら検索してみると、何となくわかるかと思います(リンク先はGoogleでParcelとForceの間にスペースを入れたもの。スペースなしの綴りのも「ひょっとして綴り違ってません?」で出るので)。
日本でも郵便小包(および宅配便)では不在通知ってありますけど、Parcelforceはろくにノックもせずに不在通知を置いてく、ということもあります。で、その不在通知を受け取ってしまうと、荷物を受け取るのが大変。日本で、いったん不在でも、連絡して「○日の○時にお願いします」って言えばその通りに配達の人が届けてくれる、というのに慣れていると(これは確かに「便利すぎ」なんだよね)、ストレス倍増です。
下記は、今年生誕100周年のイタリアの名監督のすばらしい映画です。
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※拙著において郵便料金について言及したかしてないか失念しているありさまなのですが、一応、「拙著アップデート」のタグをつけておきます。(郵便について私がどこかで書いたことは確かなのだが、何しろ10年以上この手の実用情報を書き続けているので、何を書いたかは覚えていても、いつどこで書いたかは正確には覚えていないし、改訂したときの作業の記憶はもはや忘却の彼方、しかも確認のために読み直している時間も今は惜しい。)(だから索引をつけなきゃだめね、本ってものは。)
※この記事は
2006年08月22日
にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。