「英軍にとってのアブ・グレイブ事件」(とはいえ、アブ・グレイブのあのひどい状況が発覚するより前に発生している)ともいえるこのケースをめぐって2008年から進められてきた調査の最終報告書が、今日さきほど、公表された。調査委員会の委員長は、英軍に対し、73点の勧告を行った。
http://www.guardian.co.uk/world/2011/sep/08/baha-mousa-inquiry-recommendations
BBC, ガーディアン、インディペンデント、テレグラフをざっと見たところ、テレグラフが非常にわかりやすい記事を出していた。
※キャプチャ画像の記事見出しをクリックすると記事が読めます。
イラク戦争での占領者による暴力について、関心を持ってきた人は下記は読む価値あると思います。(米軍についてはこういうのは非常に多く語られたけど、英軍についてはそれほどでもなかった……。)書いているのは人権・国際人道法の専門家。
Beyond Baha Mousa
Clive Baldwin
guardian.co.uk, Thursday 8 September 2011 15.24 BST
http://www.guardian.co.uk/law/2011/sep/08/baha-mousa-inquiry-iraq-britain-law
以下、メモのみ。はてブにもいろいろメモってあるのでご参照ください。
http://b.hatena.ne.jp/nofrills/20110908
淡々とした時系列の記述は、ガーディアンのサイトにある。
http://www.guardian.co.uk/uk/2008/may/14/mousa.timeline
※ページの一番上に大きく表示されている写真が、ガーディアンでは何度も目立つところに掲示されている写真ですが、大変にむごたらしいものです(暴行を受けたムーサさんのご遺体の顔写真)。合掌
ガーディアンはバハ・ムーサ事件特集ページもある。
http://www.guardian.co.uk/world/baha-mousa
トップページのキャプチャ(画像内リンクはクリックできます)
BBC:

BBC News - UK via kwout
インディ:
Google Newsで:
※この記事は
2011年09月08日
にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。
【todays news from ukの最新記事】
- 英国での新型コロナワクチン認可と接種開始、そして誤情報・偽情報について。おまけに..
- 英ボリス・ジョンソン首相、集中治療室へ #新型コロナウイルス
- "Come together as a nation by staying ap..
- 欧州議会の議場で歌われたのは「別れの歌」ではない。「友情の歌」である―−Auld..
- 【訃報】テリー・ジョーンズ
- 英国の「二大政党制」の終わりは、「第三極の台頭」ではなく「一党優位政党制」を意味..
- ロンドン・ブリッジでまたテロ攻撃――テロリストとして有罪になっている人物が、なぜ..
- 「ハロルド・ウィルソンは欧州について中立だった」という言説
- 欧州大陸から来たコンテナと、39人の中国人とされた人々と、アイルランドのトラック..
- 英国で学位を取得した人の残留許可期間が2年になる(テリーザ・メイ内相の「改革」で..