コレクションする例文:
Tory leader Iain Duncan Smith demands Tony Blair says sorry for comments by a spokesman about dead weapons expert Dr David Kelly.
「亡くなったケリー博士に関する報道官のコメントについて,ブレア首相は謝罪すべきである,と保守党党首」という内容の文(←「訳」ではないです)。
収集した場所はBBCの扉ページ。
なんでこんな何の変哲もなさそうな文をコレクションするかというと,「demandの後続のthat節ではshouldを用いるか仮定法現在(要するに動詞原形)を用いるかする」というお約束があるからなのです。そのお約束に従うなら,
Tory leader Iain Duncan Smith demands Tony Blair (should) say sorry for comments by a spokesman about dead weapons expert Dr David Kelly.
となるわけです。(shouldは省略可能。っていうかshouldをつけるのはイギリス語。)
今後何か必要になった場合に,「demand that 〜でも,that節内が現在形のことがなくはないみたいです」という例として示すための素材。
必要になるんかいな,こんな細かいこと,と思いつつ,何となく珍しいものは集めておこうかなーと。
なお,本記事では,上記の記述は↓のようにビミョーに違います。
Tory leader Iain Duncan Smith has said Tony Blair must apologise for comments made by his spokesman about dead weapons expert Dr David Kelly.
つまり,「demand (that) S+現在形」という形が,「say (that) S must+動詞原形」になっているわけです。っていうか逆か。扉ページのスペースに収めるには語数を削減する必要があったのだとすれば,「say ...」のものを「demand ...」にリライトした,と。そう考える方が合理的かな。
さてさて,再び文法書と辞書と首っ引きの状態に戻ります。
タグ:仮定法
※この記事は
2003年08月10日
にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。