「なぜ、イスラム教徒は、イスラム過激派のテロを非難しないのか」という問いは、なぜ「差別」なのか。(2014年12月)

「陰謀論」と、「陰謀」について。そして人が死傷させられていることへのシニシズムについて。(2014年11月)

◆知らない人に気軽に話しかけることのできる場で、知らない人から話しかけられたときに応答することをやめました。また、知らない人から話しかけられているかもしれない場所をチェックすることもやめました。あなたの主張は、私を巻き込まずに、あなたがやってください。

【お知らせ】本ブログは、はてなブックマークの「ブ コメ一覧」とやらについては、こういう経緯で非表示にしています。(こういうエントリをアップしてあってもなお「ブ コメ非表示」についてうるさいので、ちょい目立つようにしておきますが、当方のことは「揉め事」に巻き込まないでください。また、言うまでもないことですが、当方がブ コメ一覧を非表示に設定することは、あなたの言論の自由をおかすものではありません。)

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2003年08月04日

「様」バイアス

何かもう「違うだろ」という気分。

レアル・マドリッドが来日しているけれど,それを伝えるマスコミの姿勢はほんとにいかがなものかと思う。

事情があるんだろうとは思う。視聴率とかいろいろ。でも,いくら何でもレアル・マドリッドは「様」中心のチームではない。

いやもうね,どーでもいいことなのでどーでもいいと流そうと思っていたんですが,テレビで流れた記者会見があまりに歪められていてちょっと。

「様」がbrilliant players「すばらしいプレイヤーたち」と言っているにもかかわらず,字幕(ボイスオーバーではなかったので,英語が聞き取れない人には字幕でしか内容がわからないのだが)では「すばらしいプレイ」となってたり。

「様」は綺羅星のごとくのチームメイトを称える発言をしていたのに,字幕によって「オレのすばらしいプレイ」になってしまっている。

ひどすぎないか,これ。playersの聞き取りミスでplayになったとか言うなよ。(確かに多少聞き取りづらいのだが。)ここまで来ると「様」が気の毒である。

あのダラダラへらへらした喋り方が,非常に歯切れのよい日本語に訳されてるくらいだったら笑っていられるけれど,ほんとこれはないだろう。

別なスポーツニュース番組でも「東京ドームの公開練習に集まった大勢の人,お目当てはもちろんベッカム!」とかナレーション入れてて。もういいかげんにしなさい。元々レアルのファンだった人にはこれは耐えがたいだろう。

あーあ,こうやって歪みが増幅してくのかなあ。

Bend it Like Beckhamという映画の題名(ベッカムのように絶妙なボールを出す,という意味)が,「ベッカムに恋して」になっちゃったときも「あーあ(笑)」と思ったけれど,最近はメディアが情報を流すときにBend it Like Beckhamしている。ほんとに無責任だ。

なお私はベッカム・ファンでもアンチ・ベッカムでもありません。コックニーのファンではありますが。

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■追記:
こちらさんの「庭師」は必見。癒されました。(笑いには癒しの効果があるという意味で。)

※この記事は

2003年08月04日

にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。


posted by nofrills at 01:08 | Comment(0) | TrackBack(0) | 雑多に | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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【2003年に翻訳した文章】The Nuclear Love Affair 核との火遊び
2003年8月14日、John Pilger|ジョン・ピルジャー

私が初めて広島を訪れたのは,原爆投下の22年後のことだった。街はすっかり再建され,ガラス張りの建築物や環状道路が作られていたが,爪痕を見つけることは難しくはなかった。爆弾が炸裂した地点から1マイルも離れていない河原では,泥の中に掘っ立て小屋が建てられ,生気のない人の影がごみの山をあさっていた。現在,こんな日本の姿を想像できる人はほとんどいないだろう。

彼らは生き残った人々だった。ほとんどが病気で貧しく職もなく,社会から追放されていた。「原子病」の恐怖はとても大きかったので,人々は名前を変え,多くは住居を変えた。病人たちは混雑した国立病院で治療を受けた。米国人が作って経営する近代的な原爆病院が松の木に囲まれ市街地を見下ろす場所にあったが,そこではわずかな患者を「研究」目的で受け入れるだけだった。

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▼当ブログで参照・言及するなどした書籍・映画などから▼















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