http://news.bbc.co.uk/1/hi/uk_politics/3110763.stm
これまでの最長記録はクレメント・アトリー(1945〜51)の6年と92日。
アトリーの場合,第2次大戦でのド保守ムード(チャーチル首相)の反動で選挙に勝ったという。在任中にはイングランド銀行や鉄道や港湾など産業基盤が国有化されたが,日本で最も知られるアトリーの功績は「ゆりかごからは墓場まで」の福祉制度だろう。
日本でさんざん語られてきた「老大国としての英国像」は,このアトリーが作った「ゆりかごから墓場まで」のシステムを有していた英国のことといってもよいような気がする。
それはもうない。
アトリーについて参考。私が↑でウソ書いてたら知らせてください。
http://www.geocities.jp/chartwelljp/bpms/attlee.htm
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■追記:
アトリーのシステムが,失業やら貧困やら無関心(アパシー)やらで機能しなくなったときに颯爽と現れてばりばりばりと改革したのが「鉄の女」サッチャー。こっちはこっちで「サッチャーの英国」というような視点の情報がいろいろとある。
しかし,多分「老大国」の視点の方がウケがよかった(本が売れた)んだろう(←推測),日本ではサッチャーを通り過ぎてメイジャーになった後でも「ゆとりある老大国」系の書籍が次々と出た。ビジネス分野では「サッチャーの英国」の書籍もあったが,気軽に読めるエッセイや滞在記の類は,「老大国」系統のものがものすごく多かった。これを思い返すと,「読者が読みたいようなものを作って売る」っていうことがよく見える。よくもあり,悪くもある。
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■追記2:
讀賣新聞さん:
http://www.yomiuri.co.jp/ 記事
ブレア政権、「第3の道」で英労働党史上最長を記録:
http://www.yomiuri.co.jp/main/news/20030802i213.htm
※この記事は
2003年08月02日
にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。
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