http://news.bbc.co.uk/2/hi/uk_news/northern_ireland/5226206.stm
"In these issues the DUP have conceded the principle - in terms of sharing power, the Good Friday Agreement, dialogue with Sinn Fein," he said.
つまり、シン・フェインのジェリー・アダムズいわく、「DUPは譲歩した」。
しかしBBCの記事では詳細がわからない。
ジェリー・アダムズの発言があったのは、IRAの武装闘争終結宣言から1年にあたる7月末のラジオ番組、Inside Politicsでのこと。
DUPはこれまでずっと、「テロリストとは話をしない」として、シン・フェインとのパワーシェアリングはおろか、直接対話すらも拒んできた。1998年のグッドフライデー合意で、北アイルランドの議会(ストーモントのアセンブリー)は、ナショナリストとユニオニストの両派によるパワーシェアリングを前提とする、と規定されているのに、である。(ま、DUPはGFAには強く反対していて、レファレンダムでも反対のキャンペーンを張ったわけですが。)
そのDUPが、本当にパワーシェアリングに前向きな姿勢を示しているとすれば、これはとても大きな一歩であるから、詳細が知りたいのだが。。。
スラオさんにもそれらしい話が出てないんだよね。コメント欄に何かあるかもしれないけど、エントリになってない。
もう一度、BBCの記事に戻ることにしよう。
http://news.bbc.co.uk/2/hi/uk_news/northern_ireland/5226206.stm
Mr Adams accused Ian Paisley of "playing for time over devolution".
"So it's actually just a matter of, can they through this tactical approach they are taking, garner some sort of support from the governments for their position and can they put off the awful day, as they would see it, as long as possible?" he said.
発言内容はこれだけか。。。ってかこれって、accuseしてるだけじゃん。(^^;)
つまり、DUPは「ストーモントの正常化(=地方分権、devolution)に関して時間稼ぎをしている」だけであり、「DUPは現在の戦略的アプローチによって(英国とアイルランド両国の)政府からの何らかの支持を取り付けることができるのか、また、彼らの言うおそろしくひどい日を、なるべく延期することができるのか、という問題なのである」というのが、GAの言ってることだ。
これって、accuseしてるだけ、いつもの舌戦だよね。(^^;)
問題は、この発言をなぜBBCが「DUP 'has accepted power sharing'」という見出しで伝えているか、だ。引用符つきとはいえ。。。
イヴニング・スタンダードじゃあるまいし、センセーショナリズムは関係ないだろう、BBCで、しかもこんな、ある意味地味すぎる話で。
何かあるんだろうな。近いうちにピーター・ヘインか、あるいはバーティ・アハーンの発言があるかもしれない。
にしても、あれからもう1年かぁ。。。
※この記事は
2006年07月31日
にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。
【todays news from uk/northern irelandの最新記事】
- 【訃報】ボビー・ストーリー
- 【訃報】シェイマス・マロン
- 北アイルランド自治議会・政府(ストーモント)、3年ぶりに再起動
- 北アイルランド紛争の死者が1人、増えた。(デリーの暴動でジャーナリスト死亡)
- 今週(2019年3月3〜9日)の北アイルランドからのニュース (2): ブラディ..
- 今週(2019年3月3〜9日)の北アイルランドからのニュース (1): ディシデ..
- 「国家テロ」の真相に光は当てられるのか――パット・フィヌケン殺害事件に関し、英最..
- 北アイルランド、デリーで自動車爆弾が爆発した。The New IRAと見られる。..
- 「そしてわたしは何も言わなかった。この人にどう反応したらよいのかわからなかったか..
- 「新しくなったアイルランドへようこそ」(教皇のアイルランド訪問)