kafranbel-aug2011.jpgシリア緊急募金、およびそのための情報源
UNHCR (国連難民高等弁務官事務所)
WFP (国連・世界食糧計画)
MSF (国境なき医師団)
認定NPO法人 難民支援協会

……ほか、sskjzさん作成の「まとめ」も参照

お読みください:
「なぜ、イスラム教徒は、イスラム過激派のテロを非難しないのか」という問いは、なぜ「差別」なのか。(2014年12月)

「陰謀論」と、「陰謀」について。そして人が死傷させられていることへのシニシズムについて。(2014年11月)

◆知らない人に気軽に話しかけることのできる場で、知らない人から話しかけられたときに応答することをやめました。また、知らない人から話しかけられているかもしれない場所をチェックすることもやめました。あなたの主張は、私を巻き込まずに、あなたがやってください。

【お知らせ】本ブログは、はてなブックマークの「ブ コメ一覧」とやらについては、こういう経緯で非表示にしています。(こういうエントリをアップしてあってもなお「ブ コメ非表示」についてうるさいので、ちょい目立つようにしておきますが、当方のことは「揉め事」に巻き込まないでください。また、言うまでもないことですが、当方がブ コメ一覧を非表示に設定することは、あなたの言論の自由をおかすものではありません。)

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2006年07月13日

狂気の沙汰。

「広場でサッカーをしていた子どもたちが犠牲になりました」――ジダーンの頭突きがdisgraceとかmadnessとか何とか言ってる間に、比べ物にならない規模の暴力が狂気の沙汰だ。

レバノンの空港をイスラエル軍が爆撃&海上封鎖
http://news.bbc.co.uk/2/hi/middle_east/5175160.stm

攻撃されているのは軍事標的だけなのか? 記事を一読した感じ、どうもそうは見えないんだが。それと、BBCの記事にレバノン側の死者数の情報がない。不気味だ。

もちろんパレスチナでも死者数は増えるばかりだ。

彼らはただ死ぬのではない。殺すことと破壊することを目的としたツールによって、殺されている。

「ガザ一家9人虐殺 どんどん増える死傷者数」、P-navi info, 2006. 07. 13
ガザ市の建物に12日朝、イスラエル軍の戦闘機から投下されたミサイル(1トン爆弾という情報あり)は、2つのビルを破壊し、直撃を受けた家の住人を皆殺しにした。殺されたのはともに39歳のナビル・アブ・サルミーヤさんとサルワさん夫妻、そしてその子どもたち7人(Nasrallah, Basima, 16, Sumayya, 12, Huda, 8, Eman, 11, Aya, 7, and Yahia, 13.)だった。シーファ病院のドクターによると、遺体は損傷が激しく、識別が難しい状態にあったという。
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ビルの倒壊で瓦礫に埋もれた住民も多く、レスキュー隊によって4時間後に助けられた人もいる。負傷者は最低37人で、そのうち3人が重体。この爆撃はこのビルにいるとイスラエル軍が信じていたハマスの幹部を標的に行われたものだった。
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ハマスの幹部を暗殺するため、大型爆弾を居住地に落とし、関係ない一家を殺し、多くを負傷させ、家を失わせるということを今、イスラエル軍は平気で行っている。この爆撃で殺され、傷つけられた人々はみな民間人で、アブ・サルミーヤさんはイスラーム大学で教えていた。(ターゲットにされたハマス武装部門の幹部は無傷とのこと)


上記の記事のコメント欄より:
ガザ中部で同日、広場でサッカーをしていた子どもたちが犠牲になりました。


Flickrのこのページ、それからこのページ。本文もコメント欄も。
転記前URL:
http://ch.kitaguni.tv/u/917/i_dont_think_i_am_a_pacifist/words_at_war/0000373103.html

コメント&トラバ:
imasaru


どうもです。
猫屋さんのコメント書いてて、この話題にシフトしかけたので後半はこちらに書き込ませていただきます。

>“あの技を持ち出すなんて、ジズーは気が狂ったのか。”
(ジダンのPKに関してのバルテズの感想)

外電ニュース=BBCワールドサービスをジダンのニュース目当てに見てたんですが、昨日あたりからずっとこのヴァリエーションが頭に浮かびます。
“あの技を持ち出すなんて、○○○○○は気が狂ったのか。”
あ、伏せ字にする必要ないですね。イスラエル。
前から狂っていたと思いますが、最悪には天井も底もないのかという気持ちにさせられます。
一番驚くのは日本の一般のニュースでほとんどとりあげられないことです。新聞社系サイトでもヘッドラインにはない。
国連決議?え、どこが脅威だって?
しかも、そこにまさに今あの人がいるっていう悪い冗談。笑えない、阿波踊り以上に笑えない(写真を見た時はほんとに阿波踊りを紹介しているのだと思ったんです、グレースランドで)。
長くなってしまった。興奮してるうえ、書き慣れないことを書いて更にまとまらないですがご容赦を。
投稿者:
ゲスト
at 2006 年 07 月 13 日 20:12:26

本当に悪い冗談としか思えない。


>imasaruさん
どうもです。「状況はますます悪化するばかり」という意味のfrom bad to worseという慣用表現がありますが、ガザはそれをはるかに超えていて、from worse to much worseで、しかしworst(「底」あるいは「天井」)がうかがえないような感じになってきているようです。「これがworstでなければ、何がworstなんだ?」と思い続けてどれだけ経ったか。。。しかも逆側の国境超えて「戦争」をおっぱじめたし。

今大会、イスラエルはフランス、スイスと予選で同組で、アイルランドなどとともに敗退したんですが、もし彼らのチームがワールドカップに出ていたら、とか考えてしまいます。

> 一番驚くのは日本の一般のニュースでほとんどとりあげられないことです。新聞社系サイトでもヘッドラインにはない。

日本ではほんとに扱いが小さいですね。北朝鮮に経済制裁をするかしないかはたっぷりと時間を取っていても、それ以外の「国際ニュース」はあたかもそんなに重大ではないといわんばかりの態度に見えます。

今回のイスラエルのmadnessについては、コイズミさんがオルメルト首相と会っている最中だというのに、なぜか扱いがそんなに大きくない。理由としては、「背景が複雑すぎるので、単純化しなければならず」とか「中立で」といったことがありうるのではないかとは思うのですが、それにしても、ここまで明らかな武力行使(use of force)について、十分に伝えることをしないのは、意味がわかりません。

コイズミさんがエルヴィス崇拝の修学旅行でGWB夫妻の前で阿波踊り(<ほんとにそうでした)に興じていたころに、どんなことがあったのか。というか、今回のイスラエル訪問はシャロンが倒れて予定がキャンセルになったのの仕切り直しでしたし、イスラエルについてもGWBと話はしていたでしょうに。。。国の政治のトップがイスラエルに行って「冷静に」「共存を」と「呼びかける」ことに意味がないとは思いたくないけれども、何といいますか、怒りとか呆れとかむなしさといったネガティヴな感情を自分のうちに感じています。

私も書いてることがまとまりませんが、まとめようがないのでこのままで。
投稿者:
nofrills
at 2006 年 07 月 14 日 08:16:54

なぜ挑発は罰せられないのか


ども、在英のチコ乱入です。

ジダーンがテレビインタビューの中で「罰せられるのは挑発に対する反応ばかりで、そのものとになった挑発にペナルティがないのはおかしい」とかなんとか言った(正確に覚えてません)というのを翻訳で読んで、すぐにハマス対イスラエルを思い出したのでした。

一方的とはいえ、ハマスは一年も休戦を守っていたわけで、それに対して執拗にイスラエルが挑発(市民殺し)を続けていたことはほとんど非難されず(報道もされず)、堪忍袋の緒が切れてトンネル(なんという前近代的な!)から兵士を襲ったハマスだけがテロリストと言われることのおかしさ。それに続くイスラエルの過剰な暴力を「自己防衛」と認めるおかしさ。

フットボールで、挑発した側が罰せられないのは不平等かどうかについての議論はさておき、力の不均衡がすなわち情報の不均衡でもあるこの状態がとてもいやです。
投稿者:
ゲスト
at 2006 年 07 月 17 日 03:57:40

>在英のチコさん
ども。

> 力の不均衡がすなわち情報の不均衡でもあるこの状態

それは確かに。ただこれは難しい話になるかもしれない。

対ヒズボラ大戦争開始で、シオニストのブログとかも一応見たんですが、「情報の不均衡」とは、「どちらに偏っているのか」の認識の問題でもある。そこは、仮に議論しても、すれ違いになるだけなんですね。前提が食い違っているから。

なお、「挑発」を罰するとか罰さないとかいったことを、ジダーンの事例をもとにして、フットボールのピッチを超えたところに当てはめるのには、相当な慎重さを要すると思います。ジジェクとかが何か書く(書いてる)かもしれないけど。。。(書いてたら読みたい。)

私はジダーンの頭突きのことを、あまりに一般に拡大しすぎることには、ある程度警戒しています。つまり、ジダーンの頭突きを森羅万象に当てはめるのはいかがなものか、と。リネカーみたいに「選手生活を通じてカードなし」な人なら話は別になるかもしれないけど、ジダーン自身がこれまでずっとMr nice guyだったわけではないので。ただ、ピッチでの「戦略」として、言葉での挑発があったりするとすれば、それはどうかな、という。。。マテラッツィの発言で危なっかしいなあと思うのは、「んなのピッチじゃごろごろしてんだし」という、一種の開き直りについてです。(この点に関しては、別の記事にちょっと書きました。まとまってやしませんけど。)

いずれにしても、「考える機会」という点で、これだけの大人数の耳目に飛び込んできたジダーンの頭突きはすごい影響力だ、ということでend of the storyとしてよいんではないかと私は思います。
投稿者:
nofrills
at 2006 年 07 月 17 日 07:50:14

レバノンの首相がmadnessと


これまた、別の言語から英語に翻訳されたものではありますが:
Lebanon condemns Israel 'madness'
Last Updated: Tuesday, 18 July 2006, 16:19 GMT
http://news.bbc.co.uk/2/hi/middle_east/5192036.stm

Lebanese Prime Minister Fouad Siniora says Israel is "opening the gates of hell and madness" on his country.

BBCのインタビューに答えての発言だそうです。

あと、ガーディアンのNews Blogで紹介されている話(イスラエルのニュースをレバノンのニュースがリアルタイムで流してスタジオでコメントをいれ、レバノンのニュースをイスラエルのニュースがリアルタイムで流してスタジオでコメントをいれ・・・)、これもまた、何ともいえない話です。

この話を紹介しているブロガーさん(@テルアビブ)は:
This is just one example of how mad and complex this conflict is: we watch each other's television broadcasts, we talk to one another, and then ... we bomb each other.
と書いている。
投稿者:
nofrills
at 2006 年 07 月 19 日 02:38:02

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ティーンエイジャーの男の子たちが公園でサッカーをしていたらミサイルを撃ち込まれた。5人が殺され、7人が負傷。 停電しているガザで、子どもたちはサッカーに楽しみを見いだしていた。そこを襲った突然の...
2006 年 07 月 14 日 11:14:47


※この記事は

2006年07月13日

にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。


posted by nofrills at 18:30 | Comment(0) | TrackBack(0) | i dont think im a pacifist/words at war | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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【2003年に翻訳した文章】The Nuclear Love Affair 核との火遊び
2003年8月14日、John Pilger|ジョン・ピルジャー

私が初めて広島を訪れたのは,原爆投下の22年後のことだった。街はすっかり再建され,ガラス張りの建築物や環状道路が作られていたが,爪痕を見つけることは難しくはなかった。爆弾が炸裂した地点から1マイルも離れていない河原では,泥の中に掘っ立て小屋が建てられ,生気のない人の影がごみの山をあさっていた。現在,こんな日本の姿を想像できる人はほとんどいないだろう。

彼らは生き残った人々だった。ほとんどが病気で貧しく職もなく,社会から追放されていた。「原子病」の恐怖はとても大きかったので,人々は名前を変え,多くは住居を変えた。病人たちは混雑した国立病院で治療を受けた。米国人が作って経営する近代的な原爆病院が松の木に囲まれ市街地を見下ろす場所にあったが,そこではわずかな患者を「研究」目的で受け入れるだけだった。

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