以下、リンク集的に。
フランスCanal Plusのインタビューの映像ストリーミング:
http://www.canalplus.fr/pid981.htm
※YouTubeでもキーワード検索すれば必ず見つかる。分割されてるかもしれないけれども。
フランスCanal Plusのインタビューの概要:
『ジダン:CANAL+での会見』@「Air du Temps」さん、12日
http://chaosmos.blog11.fc2.com/blog-entry-87.html
……番組の前半部では、大会全般についてのコメントを行ない、おそらくは多くのファンが興味を持っていたことがらについてすべて答えていた。
……
後半では、問題の頭突きの真相について語っていた……
前半部(いかにしてフランスは決勝戦まで駒を進めたかについて)が……私はガーナ戦までは「あーあ、こりゃ進めない」と確信していました。
同じく、フランスCanal Plusのインタビューの概要:
『ジダン(インタビュー)』@「ガーター亭別館」さん、13日
http://falfal2.way-nifty.com/garter/2006/07/post_464d.html
……マテラッツィの言葉については具体的に言うことを避けようとし(そして実際自分からは言わなかった)、しつこく訊かれたので「ウイウイウイ」と言ったという様子でした。……
フランスLiberation紙記事:
Mondial: Zidane a voulu venger l'honneur de sa mère
http://www.liberation.com/actualite/reuters/reuters_sports/193033.FR.php
→猫屋さんによる日本語化@「ね式(世界の読み方)ブログ」さん、12日
「Wカップでの私の最後の試合の終わる10分前にこれが起こったこともすべきではなかったこともわかっている。けれど、私は一人の人間であって他の何者でもない。」
_
「そして私はこの行為を後悔はしていない。なぜならそうでなければ(=後悔するとは)、マテラッツィがああゆうことを言うのは正しいとなってしまう。」
_
「挑発者を罰すべきだ。画像を見て、私に対して彼が何を言ったか調べるべきだ。もし誰かが唇の動きを読めるなら、私の言っていることが正しいとわかるだろう。」とジダンは望んでいる。
_
「私は挑発にのってしまった。私はやってはいけないことをして処罰を受けた。誰をも攻撃はしたくないが、自分を守りたい。つねに反発は罰せられるが、挑発は決して罰せられない。」 と彼は嘆いた。
フランスLe Monde記事:
Zidane s'excuse mais ne regrette rien
http://www.lemonde.fr/web/article/0,1-0@2-3242,36-794882@51-794033,0.html
→猫屋さんによるピンポイントの解説@「ね式(世界の読み方)ブログ」さん、12日(追記部分)
ジダンは「んー、そうです。」と答えてます。
原文:
Michel Denisot lui a demandé si la réalité "recoupait" ce qu'avaient rapporté les tabloïds anglais qui, s'appuyant sur des spécialistes de la lecture labiale, ont accusé l'Italien d'avoir dit : "On sait tous que tu es le fils d'une pute terroriste." Zidane a juste répondu : "Ben oui".
※BBCの検証(読唇の様子と結果を伝えるニュースフィルム)。
"On sait tous que tu es le fils d'une pute terroriste." は、英語にすると、"People know that you are the son of a bloody t-word"ということになると思います。
フランスCanal Plusのインタビューの英訳@BBC:
Zidane explains
http://news.bbc.co.uk/sport1/hi/football/world_cup_2006/teams/france/5174758.stm
→ hinakiさんによる日本語化@「すべてが蒼に染まるまで」さん、12日
--みんなが、その時具体的になんと言われたのか知りたがっているんですが。
_
すごく重大なことなのです。そして個人的なことでもありますから。
_
--お母さんとお姉さんについての?
_
はい。とてもきつい言葉でした。
一度目ならまだ、忘れようと努力すればいい。ですが、これが2度3度と続くと…
私は人間です。それを言われると、何かされるよりよっぽどつらいような言葉があるのです。そんなことを聞くくらいなら、まだ顔を殴られたほうがましでした。
_
--彼はあなたのお母さんやお姉さんについて、2度か3度何かを言ったのですね?
_
はい。私はその挑発に乗ってしまいました。もちろん、してはならないことでした。この部分は強調しなくてはなりません。
つまり、マテは「同じことを繰り返し言う」という、人間を最も簡単にイライラさせる方法を取った。しかもその「同じこと」とは、目の前にいる相手のことや天気のことではなく、相手の家族のこと、それも女性の家族のことだった。ジダーンは具体的な文言については明言を避けているけれど、その状況説明だけで、マテの意図は明らかだ――苛立たせることが目的だった。
これは実力行使を伴わない暴力だ。ピッチの外のことをピッチに持ち込んで、それで相手を怒らせる。
最後、時間をずーっと巻き戻して決勝戦当日のフランスでのテレビ放送の模様:
「ガーター亭別館」さん、11日
ユーロスポーツの実況では、この場面、まず(マテラッツィが倒れているのを見て)「何が起きたのでしょう?」という言葉があり、この時点ではカンナバロとトレゼゲが言い争っていることから、トレゼゲが何かしたのか、という雰囲気で、「副審が何か言っています、ブッフォンが見ていたようです」(よく聞き取れない)とのアナウンスに続き頭突きのシーンが放送され「ア、ノン、、ア、ノン、ジズー」という悲痛な声をアナウンサーと解説者が上げます。……
こちら日本の実況はフジテレビで、解説[*]が邪魔くさくてしょうがないので、音を極限まで下げて、観客の歓声がかろうじて聞こえる程度で見ていたのですが、実況席も状況をつかめてなかったっぽかったです。リプレイが出て「あ、ジダーンですか、え、ジダーンですね」というふうだったかなあ。。。
(* どういう解説だったかというと、前半3分でアンリが潰されたときに「イタリアの戦術」か何かについて解説者がとうとうと語っていた、という。。。あたしゃ「うちのアンリが倒れてんのに何くだらないことくっちゃべってるのよ! き〜〜〜」でした。)
それから、レッドカードのときのドメネク監督のアクション。あのときの監督の動作は、私の目には、ドリフのコント風に「あーあ、もうやってらんないよ、へぇっくしゅん」というのをフランスに移植したらああなる、というように見えました。(若干ステレオタイプですが。)
ちなみに、よく流れているあの映像とは別角度からの映像というのがある。二人をほぼ正面からとらえた映像で、マテがシャツを引っ張って、ジダーンがやめろと言っているらしい場面から始まり、マテが何か言い、ジダーンがちょっと笑って(ると思う)受け流し、走り去ろうとしているが、マテはその背中にまだ何か言っているのが確認できる。しかし、マテ証言にある「奴は俺のことを尊大な態度でじろじろ眺め回した」という場面は、微妙だ。「シャツがほしいならあとでやる」とジダーンが言っているらしい場面(自分のシャツを右手でちょいちょいと引っ張っているところ)では、ジダーンはちょっと笑っているように見える。でもこれも、画質が悪いからよくわからない。
それから、BBCの読唇のレポートも。
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転記前URL:
http://ch.kitaguni.tv/u/917/todays_news_from_uk/0000373106.html
コメント&トラバ:
アップデート
その後の記事@BBC
Materazzi backs Zidane for award ←FIFA調査前の公式見解の発表、って感じのマテのコメント。
Last Updated: Thursday, 13 July 2006, 14:34 GMT 15:34 UK
http://news.bbc.co.uk/sport2/hi/football/world_cup_2006/
teams/france/5176426.stm
Fifa opens inquiry over Materazzi ←これは見出しの「書き方」だなぁ。
Last Updated: Thursday, 13 July 2006, 17:07 GMT 18:07 UK
http://news.bbc.co.uk/sport2/hi/football/world_cup_2006/
teams/italy/5177140.stm
審判のエリゾンドさんも引退。開幕戦と決勝戦のほか、イングランド対ポルトガル戦でも主審をつとめた。今後は審判養成の道を考えているようです。
World Cup final referee to quit
http://news.bbc.co.uk/sport2/hi/football/world_cup_2006/teams/france/5178644.stm
投稿者:
nofrills
at 2006 年 07 月 14 日 12:26:24
Trojan Horseにご用心
CyberMedia Newsの記事によると、2006年ワールドカップのサイトのミラーのように見えて、本物にはない「頭突きの真相」というニュースを含む悪意あるページが出現しているそうです。アクセスしただけでTrojan Horseを仕込まれるそうですので、ご注意ください。
その悪意あるページで使われているのは、ロシアのサイトで販売されているWeb Attacker toolkit というものだそうです。
そのページが閉鎖されたとしても、20日のFIFAの調査で類似のページがどんどん出てくると思われます。ご注意を。
投稿者:
nofrills
at 2006 年 07 月 20 日 04:25:20
トラックバック from today's_news_from_uk+
前の記事のコメント欄に入れようと思ったのだけど、コメントにするには少し長めなので独立したエントリに。 Zidane given ban and fine by Fifa http://news.bbc.co.uk/sport1/hi/football/world_cup_2006/...
2006 年 07 月 20 日 23:56:22
※この記事は
2006年07月13日
にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。
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