「なぜ、イスラム教徒は、イスラム過激派のテロを非難しないのか」という問いは、なぜ「差別」なのか。(2014年12月)

「陰謀論」と、「陰謀」について。そして人が死傷させられていることへのシニシズムについて。(2014年11月)

◆知らない人に気軽に話しかけることのできる場で、知らない人から話しかけられたときに応答することをやめました。また、知らない人から話しかけられているかもしれない場所をチェックすることもやめました。あなたの主張は、私を巻き込まずに、あなたがやってください。

【お知らせ】本ブログは、はてなブックマークの「ブ コメ一覧」とやらについては、こういう経緯で非表示にしています。(こういうエントリをアップしてあってもなお「ブ コメ非表示」についてうるさいので、ちょい目立つようにしておきますが、当方のことは「揉め事」に巻き込まないでください。また、言うまでもないことですが、当方がブ コメ一覧を非表示に設定することは、あなたの言論の自由をおかすものではありません。)

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2003年07月25日

大きなニュース2つ(現況)。

全部追いかける時間の余裕がないのですが,ざくっと。

現在英国で特に大きく取り上げられているニュースは2つ。
1)ドクター・ケリーとBBCと政府(過去記事の1過去記事の2

2)サダム・フセインの息子殺害(過去記事今ニュース系のサイトをあけると,トップページにもれなくフセインの息子の死体写真がついてくる予感がするので(Independentは絶対に大丈夫と確信できるが),直接情報は拾いに行けませんが,現在のいろいろをちょこっとメモ。参考資料はメールニュースThe Wrapなど。

追記:本日(25日)配信されてきたThe Wrapより,
The Mirror, the Telegraph and the Guardian all lead with the promised pictures of the bodies of Qusay and Uday Hussein. A rather more squeamish Times crops Uday's picture to show his closed eyes and warns readers that the photos are reproduced on page 15. "READERS MAY FIND THEM DISTURBING."
つまりThe Mirror, the Telegraph, the Guardian, the Timesは確実に死体写真あり。

ついでに同じThe Wrapより,Robert Fiskの見解。
The Independent hands over its front page to Robert Fisk, who believes the decision to release the photos "will prove to be either a stroke of genius or a historic mistake of catastrophic consequences."
つまり「写真公開は吉と出るか凶と出るか,どちらか極端な結果になるだろう」と。

1)ドクター・ケリーとBBCと政府
話の焦点は,「誰がドクター・ケリーを名指ししたのか」になっている。BBCは情報源を明かしておらず,ドクター・ケリーの名前が出たのは,国防省サイドからである。そして事は国防省責任者=フーン国防大臣の責任問題に移っている。フーン大臣は,どうやら首相からのサポートもなくなっているような雰囲気。

同時に,The TimesとThe Sun(つまりニューズ・コーポレーション)は「BBCに責任あり」を強烈に主張。(これについてはいかようにも読めると思います。)

この件について独立した立場で調査する委員会(責任者はロード・ハットン)の公聴会は,中身はテレビ・ラジオでの放送禁止(公開できるのは委員長の冒頭と最後の演説のみ)とのこと。つまり証言者の表情や声音は一般人にはわからない。形式だけの調査委員会に終わらなければよいが。

さらに話は一気に進んで,キャンベル補佐官が辞意との報道も。

反ブレア政権の色をいよいよ日増しに強めているTelegraph(保守系)は「支持率下がる」を連日報道,日本の通信社もそれをそのまま(Telegraphがどういうメディアかの説明なく)流している。(Yahoo! JAPANより時事通信社記事。英系ですがロイターもあり。)

最後に,ブレア首相について興味深い視点

自分も日本のメディアが「米英は」とひとくくりにして,さらに米国の方に大きな比重を置いて報道するのはいかがなものかと感じていて,それをちょろっと書いた記憶があるのだけれど,いつどこに書いたのか覚えていない。自分のところのここのどこかか,そうじゃなければ掲示板(休眠中)。

2)フセイン兄弟殺害
http://www.asahi.com/international/update/0725/005.html にラム爺の見解あり。
ルーマニアの独裁者チャウシェスク大統領(当時)が処刑された際、民衆の政権に対する恐怖が実際に遺体をみるまで消えなかったことなどを指摘
処刑と暗殺の違いもわからないとしたら,爺は重症です。

そもそも法を守る気など一切ないのだろうけれど。ていうか「オレが法律だ」状態なのですが。

※この記事は

2003年07月25日

にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。


posted by nofrills at 20:16 | todays news from uk | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【2003年に翻訳した文章】The Nuclear Love Affair 核との火遊び
2003年8月14日、John Pilger|ジョン・ピルジャー

私が初めて広島を訪れたのは,原爆投下の22年後のことだった。街はすっかり再建され,ガラス張りの建築物や環状道路が作られていたが,爪痕を見つけることは難しくはなかった。爆弾が炸裂した地点から1マイルも離れていない河原では,泥の中に掘っ立て小屋が建てられ,生気のない人の影がごみの山をあさっていた。現在,こんな日本の姿を想像できる人はほとんどいないだろう。

彼らは生き残った人々だった。ほとんどが病気で貧しく職もなく,社会から追放されていた。「原子病」の恐怖はとても大きかったので,人々は名前を変え,多くは住居を変えた。病人たちは混雑した国立病院で治療を受けた。米国人が作って経営する近代的な原爆病院が松の木に囲まれ市街地を見下ろす場所にあったが,そこではわずかな患者を「研究」目的で受け入れるだけだった。

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▼当ブログで参照・言及するなどした書籍・映画などから▼