そこにきて、Oh, spare me! としか言いようのないことが複数。もう私は関係ありませんので、的な結論になったはいいが、それまでの労力はいったい何、と。それも要するに誰かのstupidityから生じたことで、ていうか最初に提示された条件は何だったのかなど、とにかく、徒労感特盛というか、まあいい。
ともあれ、unthinkableが続発しているのだけど、その最新のもの。

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( ゚д゚) ・・・
(つд⊂)ゴシゴシ
(;゚д゚) ・・・
FitzGerald was 'decent man' - Paisley
http://www.u.tv/News/FitzGerald-was-decent-man-Paisley/62d35780-5893-40ff-8657-8696ebdb038a
5月初めに体調を崩していることが報じられ、19日、英国の女王がダブリン城でのステート・ディナーで考えられないほど踏み込んだスピーチをした翌日、訃報が報じられたアイルランド共和国元首相、ギャレット・フィッツジェラルドについてのイアン・ペイズリーの言葉だ。
フィッツジェラルド(とマーガレット・サッチャー)の推し進めた「北アイルランド和平」への取り組み、すなわち、英国だけではなくアイルランド共和国も一緒に、「問題」に取り組むという基本合意(アングロ・アイリッシュ合意 Anglo-Irish Agreement)は、後のグッドフライデー合意の前提となるのだが、サッチャーの保守党は党内の強硬派が猛烈に反対していた。その反対の背後にあったのが、「アルスター」のユニオニスト――「アイルランド人」を見下していた、というか、数の力としての「アイルランド人」の人口を恐れていた人々――の反対だった。当時、ペイズリーのDUPという政党はマージナルな存在だったけれど、マージナルであるがゆえ、より強硬な姿勢で「アイルランド共和国に、北アイルランドについての発言権を与えること」に反対した。2007年の態度軟化までの40年近くにわたって「ペイズリーといえば」として参照されてきた "Never, never, never" の演説は、このアングロ・アイリッシュ合意に反対する集会でのものだ。(サッチャーはそれを乗り越えて合意を実現させた。それはそれとして正当に評価されるべき。)
そのペイズリーが、フィッツジェラルドについて、decent manと述べている、というのがUTVのヘッドライン。ま、記事を読めば「タイトルは釣り」ってのが一目瞭然なのだけど。
"I thought, in his own way, he was a decent man," Mr Paisley told UTV.
"But I didn't like what he did on the majority unionist population. Going behind our backs and entering into an agreement with the British Government."
...
"I don't think it was a milestone on the road to peace," Mr Paisley disagreed. "I think it was a milestone on the road to put their boot on the necks of the unionist people of Northern Ireland."
で、ペイズリーのコメントの次の段が、アダムズの女王のスピーチについての発言だ。
Queen's speech 'genuine' - Adams
http://www.u.tv/News/Queens-speech-genuine-Adams/b2fac348-0da8-49d4-a68a-8f56c789cb1f
これは、出てすぐにシン・フェインのサイトで読んで、もう何というか、感涙としか言いようのない状態に。
そんなに長くないし、シン・フェインの英文にしては驚くほど読みやすいのでどうぞ。
http://www.sinnfein.ie/contents/20686
※この記事は
2011年05月20日
にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。
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