
いつ始まったのか知らないのだが、"Twitter Fight Club" という企画が行なわれている。The Nation, Foreign Policy, the Slate, the Atlanticといったオンライン・メディアで仕事をしている人たちなど、英語圏(主に北米)の国際情勢・安全保障系重量級ツイッターユーザーを集めてのヴァーチャル「ファイト・クラブ」。決めるのは読者(というかフォロワー)の投票。
http://twitterfightclub.wordpress.com/
評価点は「知識の質量」、「論理性」(これは非常に重要)、「ユーモアのセンス」、「ツイートの頻度」、「カリスマ性」。これらを勘案して、2者のうちどちらかに投票する。対決しているツイッタラーさんたちは多くの場合、純粋に「書いたもの」だけで評価される人たちだが(文字媒体の記者、学者系の人たちなど)、中にはテレビでしゃべる仕事をしている人もいる。
金曜日に「ベスト32」の戦いになったのだが、私程度でも知ってる(フォローしている、リストに入れてある、頻繁にRTされてくる、など)人たちがずらりと並んでいて、逆に名前を知らない人はどういう人なのかな、などとチェックしてみたくなる。少し余裕があるときに見てみようと思う。
なお、次のラウンド(ベスト16)は来週月曜日。いきなりForeign Policyの中東専門家、@abuaardvarkと@blakehounsellの対決、など。これは悩むなあ。。。ダジャレ部としては、「Omanで反政府抗議行動」の報にうっかり "Oh, man..." と反応していたブレイクさんかしら。
でも優勝はジェレミー・スカヒルだと思う。彼をフォローしていると、ずっと見ていたい気にさせる「カリスマ」というのは「頭のおかしさ(いい意味で)」だということがよくわかる。でもその背後に、どれだけの経験と知識と…があるかを思うと、少しくらくらする。
ベスト16の結果:
その次、ベスト8の結果:
ジェレミー・スカヒル対グレン・グリーンウォルドが、事実上の決勝戦だね。準決勝、投票は木曜日朝9時(米国東海岸時間)から。
↑は勘違いで、セミ・ファイナルは@jeremyscahill対@attackerman, @ggreenwald対@abumuqawamaでした。結果、スカヒルとアブームカワマ(アンドルー・エクサム)が勝ち上がり:
http://twitterfightclub.wordpress.com/2011/04/04/the-twitter-fight-club-2011-title-match/
ファイナルは審査員による各評価ポイント採点も加えつつ、実際にTwitter上で対決。アブームカワマがPMCを雇い(爆笑)、ジェレミ・スカヒルが「ネイション辞めてネオコン言論誌に移籍しますた」のエイプリル・フールねた(心底「この人アタマおかしい」と思った。お母さんもだまされたらしい)。結果は私の予想通り。
http://twitterfightclub.wordpress.com/2011/04/06/your-2011-twitter-fight-club-champion/
※この記事は
2011年03月26日
にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。
【雑多にの最新記事】
- Twitterを「鍵アカ」にすると、「《検索したい語句》from:アカウント名」..
- "整理" されてしまった「翻訳・通訳のトビラ」の中身を、Web Archiveで..
- 美しかった。ひたすらに。
- はてなブックマークでわけのわからないスターがつけられている場合、相手はスパマーか..
- 虚構新聞さんの "バンクシー?の「『バンクシー?のネズミの絵』見物客の絵」に見物..
- 当ブログがはてなブックマークでどうブクマされているかを追跡しなくなった理由(正確..
- 東京では、まだ桜が咲いている。
- あれから1年(骨折記)
- Google+終了の件: 問題は「サービス終了」だけではなく「不都合な事実の隠蔽..
- 当ブログに入れている広告を少し整理しました。