まだ開票作業中で全議席確定しているわけではないが、FFは首都ダブリンではかろうじて1議席(ブライアン・レニハン、それも5巡目のカウントで、得票数がクオータ以下)ということになりそうだ。
RTE(国営)の速報ページ:
http://www.rte.ie/news/election2011/results/index.html
記事リンク集としてIrish Timesのキャプチャ。(画像内見出しクリックで記事に飛びます。)
で、アイルランドの選挙は英国の総選挙の前近代的な選出方法(小選挙区制)とは異なり、英国では政党の党首選挙とか、行政機関で最近導入された選挙(ロンドン市長選挙など)と同じ選出方法で、複数の候補者について有権者が「最も選びたい人、二番目に選びたい人…」と順番をつけ、何度も集計を繰り返す、というもので、開票結果が出揃うまでに時間がかかる。
また、このシステムで最初に (1st roundで) 議席が確定するのはほんとに「大物」だ。例えば、首相になることが決まったも同然のFGの党首、エンダ・ケニーや、メルトダウンのFFの党首、ミホール・マーティンといった政治家たち。
そしてうちらマニアの最大の関心対象であるLouthでは……
http://www.irishtimes.com/indepth/election2011/constituencies/louth_count.html
ひげめがねがトップ当選。
1972年12月にベルファストの自宅から連れ去られ、殺されたジーン・マコンヴィルという女性のご遺体が、2003年に偶然発見された場所は、この選挙区にある。
マコンヴィルさんの失踪と殺害はIRAによるものだが(2006年にP O'Neill署名声明が出ている)、彼女の失踪当時、IRAで最高司令官的なポジションにいたのが、ほかでもない、ひげめがねであるということは、当時の盟友(というか先輩なのだが)で今は故人となったブレンダン・ヒューズが語り残していったのだが、ひげめがね本人は「あれは嘘ですよ」の一点張りである。(「嘘なら名誉毀損で訴えなければならないのでは」と言われると「そんな裁判ができるのはお金持ちだけで、私はろーどーしゃかいきゅーだから」云々的にかわす。)
ていうか、ウィキペディアのひげめがねの項、この点についての記述、短けぇ。。。
しかも、今回、マコンヴィルさんの子供たち(彼女は夫を亡くして1人で10人の子供を育てていて、失踪時一番下の子は6歳だった)らが「アダムズに事件の責任を求める」といった運動を選挙戦末期にぶつけるように展開し、同時に、リビアで「大佐」がものすごい血の海を展開(国連ですら「1000人死んでる」と言ってる状況)――「大佐」とIRAの関係については下記参照。
The 38-year connection between Irish republicans and Gaddafi
23 February 2011 Last updated at 07:08 GMT
http://www.bbc.co.uk/news/uk-northern-ireland-12539372
なお、「大佐」の現在進行形の血の海については、シン・フェインは声明を出して非難している。これをもって完全に絶縁という形になるらしい(単に事実として、それ以前も、1998年和平合意以降はつながりはなかっただろうが)。
Sinn Fein in Gaddafi U-turn: Despot who backed IRA denounced by republicans
By Liam Clarke
Wednesday, 23 February 2011
http://www.belfasttelegraph.co.uk/news/politics/sinn-fein-in-gaddafi-uturn-despot-who-backed-ira-denounced-by-republicans-15093326.html
なお、この人とこの党についてはこんな評もある。
the Dundalk Democrat ... described him as "political marmite", voters either loved him or hated him. This may be true for Sinn Fein generally ...
http://www.belfasttelegraph.co.uk/news/local-national/republic-of-ireland/all-eyes-on-sinn-feinrsquos-showing-15096795.html
いずれにせよ、これでアダムズはロンドンのウエストミンスター(英国会)、ベルファストのストーモント(北アイルランド自治政府)、ダブリンのレンスターハウス(アイルランド共和国国会)の3つの議席を獲得という経歴を手に入れたのだが、そんな人は他にいないんじゃないかという指摘もTwitterで見かけた。
というか2つの別々の国の国会の議席、というだけでも……アイルランド/北アイルランドに慣れてるとさほど変な感じはしないのだが。
※この記事は
2011年02月27日
にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。
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