「なぜ、イスラム教徒は、イスラム過激派のテロを非難しないのか」という問いは、なぜ「差別」なのか。(2014年12月)

「陰謀論」と、「陰謀」について。そして人が死傷させられていることへのシニシズムについて。(2014年11月)

◆知らない人に気軽に話しかけることのできる場で、知らない人から話しかけられたときに応答することをやめました。また、知らない人から話しかけられているかもしれない場所をチェックすることもやめました。あなたの主張は、私を巻き込まずに、あなたがやってください。

【お知らせ】本ブログは、はてなブックマークの「ブ コメ一覧」とやらについては、こういう経緯で非表示にしています。(こういうエントリをアップしてあってもなお「ブ コメ非表示」についてうるさいので、ちょい目立つようにしておきますが、当方のことは「揉め事」に巻き込まないでください。また、言うまでもないことですが、当方がブ コメ一覧を非表示に設定することは、あなたの言論の自由をおかすものではありません。)

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2011年02月24日

【リビア】大阪大学卒のリビア人、モハマドさん @AlWahy の請願文 #libjp 【署名願い】

今まさに、人道的に非常にまずい状態にあるリビアの首都トリポリ(自国政府に市民が攻撃されている)から状況をTwitterで英語で伝えてくれているMohammed Naushadさん @AlWahy の請願文を、日本語化しました。

http://www.twitlonger.com/show/8vvntu

サイトのプロフィールによると、モハメドさんは大阪大学卒。ロンドンを拠点にフリーのプログラマーとして仕事をしているそうですが、現在はトリポリ。

Twitterを使っている人は、フォローしたり、メッセージを送るなどお願いします。「精神的なサポート」はいくらあっても足りているということはない。大阪のおばちゃんがあめちゃん配る勢いで!



以下、モハメドさんの請願文の日本語化のコピペ:

http://www.twitlonger.com/show/8vvntu

On Thursday 24th February 2011, @nofrills said:

#libjp RT @AlWahy: STAND WITH THE PEOPLE OF LIBYA! shar.es/3eArt *Japanese translation as follows 以下 日本語対訳

To:United Nations
国際連合あて

People of the world, please do not stand by and let Muamar Gaddafi Kill the people of Libya for merely trying to voice their request for Democracy, as many countries have done successfully. By signing this petition you are urging the United Nations to intervene, and to do the best they can convince Muamar Gaddafi to step down as the leader of Libya. Medical Aid is requested, as is media coverage in Libya. Gaddafi will massacre the masses if we remain silent. Please act quickly, time is of the Essence.

Sincerely,
Thasleem Mohammed

世界の皆さん、どうか、単に「デモクラシー」を声に出して要求しようとする(それは多くの国が既にやっています)だけで、ムアンマル・カダフィがリビアの人々を殺すのをただ傍観しているということは、しないでください。この請願書に署名して、介入することを、ムアンマル・カダフィにリビアの指導者の座を降りるよう納得させるために全力を尽くすことを、国際連合に呼びかけてください。医療支援、メディアの取材は要請されています。私たちが沈黙を続ければ、カダフィは大量に虐殺します。迅速な行動をお願いします。時間こそが決め手です。

敬具
タスリーム・モハメド

Dear Sir,
You are undoubtedly closely following what is happening in Libya-- the crimes against your brethren at the hands of mercenaries. This criminal regime lost its legitimacy at the fall of the first martyr in the city of Benghazi. We, the sons and daughters of Libya, appeal to you to proclaim your condemnation of the massacres committed against your people, and proclaim the revolution legitimate. This revolution ends the 41-year rule of the tyrant Muammar Gaddafi, who will join Zain El Abidine and Hosni Mubarak, probably before this letter reaches you. Do not make the blood of the unarmed innocent martyrs lost in vain. Your sons and daughters are waiting.

拝啓
リビアで何が起きてるかについて、注視いただいていることと思います。傭兵の手による犯罪行為が同胞に加えられています。この犯罪者の政権は、ベンガジの町で最初の死者(殉教者)が倒れたときに、その正当性を失いました。私たち、リビアの息子たち、娘たちは、同胞に加えられた虐殺についてはっきりと非難していただくよう、願い申しあげます。この革命により、暴君ムアンマル・カダフィの41年の支配は終わります。カダフィはベンアリ(元チュニジア大統領)やムバラク(元エジプト大統領)に加わります。それはひょっとしたら、この書簡があなたの手元に届く前かもしれません。非武装の無辜の死者たちの血を、無駄に終わらせないでください。あなたの息子たち、娘たちは待っています。

原文:
http://alwahy.com/petition/libya-petition/

【署名のやり方】
http://alwahy.com/petition/libya-petition/
このページ中ほどの、SIGN THE PETITIONの2段目のフォーム、"First time here? Please fill out the form below." のところに、半角英字で名前・メールアドレスを入力し、その下のドロップダウンメニューで国名を選び、Sendのボタンをクリックする。

そうすると、画面が切り替わって、請願文の下に "Thanks for taking action on Libya Revolution!" というメッセージが表示される。このあとは何も起こらない。署名確認の自動返信メールなどもないようだ。(着信していない。)

このサイトに登録したい人は、Thank youのメッセージの下に表示されるREGISTER NOWのリンクから登録できるようになっている。

【注】
このサイトは2006年に、ムスリムの人たちの全世界規模のソーシャルネットワークとして立ち上げられ、メール、無料SMSサービス、検索エンジン、ブログなどなどを提供している。「包括と参加 inclusiveness and participation」による「共存 co-existence」というのが活動のコアにある。

サイトを立ち上げたMohammad Naushad Saboorさん @AlWahy は大阪大学卒で、フリーランスのプログラマーとして仕事をしている。拠点はロンドン。(ただし彼自身は今、トリポリにいて、トリポリからツイートしている。)
http://alwahy.com/about/

※この記事は

2011年02月24日

にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。


posted by nofrills at 18:11 | TrackBack(0) | i dont think im a pacifist/words at war | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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【2003年に翻訳した文章】The Nuclear Love Affair 核との火遊び
2003年8月14日、John Pilger|ジョン・ピルジャー

私が初めて広島を訪れたのは,原爆投下の22年後のことだった。街はすっかり再建され,ガラス張りの建築物や環状道路が作られていたが,爪痕を見つけることは難しくはなかった。爆弾が炸裂した地点から1マイルも離れていない河原では,泥の中に掘っ立て小屋が建てられ,生気のない人の影がごみの山をあさっていた。現在,こんな日本の姿を想像できる人はほとんどいないだろう。

彼らは生き残った人々だった。ほとんどが病気で貧しく職もなく,社会から追放されていた。「原子病」の恐怖はとても大きかったので,人々は名前を変え,多くは住居を変えた。病人たちは混雑した国立病院で治療を受けた。米国人が作って経営する近代的な原爆病院が松の木に囲まれ市街地を見下ろす場所にあったが,そこではわずかな患者を「研究」目的で受け入れるだけだった。

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▼当ブログで参照・言及するなどした書籍・映画などから▼