kafranbel-aug2011.jpgシリア緊急募金、およびそのための情報源
UNHCR (国連難民高等弁務官事務所)
WFP (国連・世界食糧計画)
MSF (国境なき医師団)
認定NPO法人 難民支援協会

……ほか、sskjzさん作成の「まとめ」も参照

お読みください:
「なぜ、イスラム教徒は、イスラム過激派のテロを非難しないのか」という問いは、なぜ「差別」なのか。(2014年12月)

「陰謀論」と、「陰謀」について。そして人が死傷させられていることへのシニシズムについて。(2014年11月)

◆知らない人に気軽に話しかけることのできる場で、知らない人から話しかけられたときに応答することをやめました。また、知らない人から話しかけられているかもしれない場所をチェックすることもやめました。あなたの主張は、私を巻き込まずに、あなたがやってください。

【お知らせ】本ブログは、はてなブックマークの「ブ コメ一覧」とやらについては、こういう経緯で非表示にしています。(こういうエントリをアップしてあってもなお「ブ コメ非表示」についてうるさいので、ちょい目立つようにしておきますが、当方のことは「揉め事」に巻き込まないでください。また、言うまでもないことですが、当方がブ コメ一覧を非表示に設定することは、あなたの言論の自由をおかすものではありません。)

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2010年12月08日

「首相はスミス好きを禁止されているわけですが」という質問@英国会

先日、ジョニー・マーがこんなことをTwitterに書いたのが、音楽メディアや一般の新聞などでも話題になった。


ブレイディみかこさんの、あまりにもすばらしい翻訳をお借りすると、「スミスを好きだなんて言うのはやめろ。あんたは違う。あんたのスミス好きを禁止する」(この「あんたは違う」は、私では絶対出てこなかったものすごく的確な表現)。

現在英国の首相をしているデイヴィッド・キャメロンは、上流の出でパブリック・スクールからオクスフォード大に行ったようなぼんぼんだが、学生時代にぼんぼんの社交クラブでかなりはめを外すなどしているときに、当時人気のバンドだったとはいえ、ああいうぼんぼんの音楽ではないと一般には思われていたThe Smithsを聞いていた、ということをさかんにアピールしている。

これは日本の小泉純一郎の「Xジャパンがいい」のような「ちょっと変わった上司のカラオケの趣味」のようなものではなく、労働党で爆発的人気を得たトニー・ブレア(首相官邸にOasisを招くなど、とにかくサッチャリズムにウンザリしていた「若者」に媚を売ることを忘れず、またOasisも単純なので簡単に利用された)の手法をサンプリングしたみたいなものだ。キャメロンは学生時代に「オックスフォードらしくない」音楽にはまっていた、とアピールすることで、ブレアよりもっと「リアル」なわたくし、というアピールをしてきた。実際、The Smithsを聞いていた上流のぼんぼん、という層はいて(詳細はブレイディみかこさんのブログを参照)、キャメロンはその1人なのだろう。

ともあれ、ジョニー・マーが「あんたにはThe Smithsが好きだなどと言う資格はない」と切り捨てたあと、絶縁状態にあるモリッシーもそれに呼応して「あれはダメ」と発言したとのことで、「モリッシーとマーがreuniteした、ただしステージには関係ないところで、直接会うこともなく」などというゴシップ記事が重ねて出るなどした。古きよきゴシップ・ジャーナリズムのあり方だ。(NMEに出てたし、ガーディアンでも検索すれば出てくる。)

以上は前置きだ。12月8日、私はオンラインで、英国会のPMQs(首相に質問)のセッションを見ていた。今日は大学の学費値上げが議題で、キャメロンとエド・ミリバンド労働党党首のやり取りに興味があったし、外国人留学生の数的削減についてキャメロンがどう言うのかも聞いておきたかった(世紀の愚策だ)。

しかし、BBCのストリーミングはなぜか再生されず、ブラウザを変えても再生されず、国会のサイトで見ようとしたらプラグインのエラーでブラウザ再起動……なんてことをやっているうちに、党首討論の時間は終わってしまった。ストリーミングがつながったのは、その後の、一般の議員と首相の一問一答のコーナーになってからだった。

それでもおもしろいから聞いていたのだが(北アイルランドの議員の質問もあるし)、こんな展開に……。引用元はガーディアンのLive blog:
http://www.guardian.co.uk/politics/blog/2010/dec/08/george-osborne-treasury-pmqs-live
12.20pm: Cameron is asked what Smiths songs students will be singing if the tuition fees vote passes tomorrow (Morrissey and Johnny Marr from the band told Cameron this week he is banned from liking them). Miserable Lie? Heaven Knows I'm Miserable Now?

The prime minister suggests they won't be singing This Charming Man at him, and if he arrives with the foreign secretary he might hear William, it was Really Nothing.

質問に立ったのは女性議員で、開口一番、「総理はジョニー・マーからThe Smiths好きを禁止され、続いてモリッシーからも禁止されましたが」。

もうね。

で、「大学学費の法案が通ったら抗議行動をしている学生たちはどの曲を歌うでしょう」って、何を言わせたい質問だよ。(笑)

そして、キャメロンは期待通り(?)、すらすらと曲名を答えたわけだ。「This Charming Manということはないでしょうね」とか「ウィリアム・ヘイグ外相と一緒にいたら、William, It Was Really Nothingかもしれないですね」とか。

なんだこれ。



学生には "Please, Please, Please Let Me Get What I Want" を大合唱されて、Free education! と叫ばれればいいのに。

なお、ジョニー・マーの政治系おもしろtweetは3日間の連載だったことにみなさんお気づきだろうか。私はさっき見直して気づいた。




※この記事は

2010年12月08日

にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。


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【2003年に翻訳した文章】The Nuclear Love Affair 核との火遊び
2003年8月14日、John Pilger|ジョン・ピルジャー

私が初めて広島を訪れたのは,原爆投下の22年後のことだった。街はすっかり再建され,ガラス張りの建築物や環状道路が作られていたが,爪痕を見つけることは難しくはなかった。爆弾が炸裂した地点から1マイルも離れていない河原では,泥の中に掘っ立て小屋が建てられ,生気のない人の影がごみの山をあさっていた。現在,こんな日本の姿を想像できる人はほとんどいないだろう。

彼らは生き残った人々だった。ほとんどが病気で貧しく職もなく,社会から追放されていた。「原子病」の恐怖はとても大きかったので,人々は名前を変え,多くは住居を変えた。病人たちは混雑した国立病院で治療を受けた。米国人が作って経営する近代的な原爆病院が松の木に囲まれ市街地を見下ろす場所にあったが,そこではわずかな患者を「研究」目的で受け入れるだけだった。

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▼当ブログで参照・言及するなどした書籍・映画などから▼