「なぜ、イスラム教徒は、イスラム過激派のテロを非難しないのか」という問いは、なぜ「差別」なのか。(2014年12月)

「陰謀論」と、「陰謀」について。そして人が死傷させられていることへのシニシズムについて。(2014年11月)

◆知らない人に気軽に話しかけることのできる場で、知らない人から話しかけられたときに応答することをやめました。また、知らない人から話しかけられているかもしれない場所をチェックすることもやめました。あなたの主張は、私を巻き込まずに、あなたがやってください。

【お知らせ】本ブログは、はてなブックマークの「ブ コメ一覧」とやらについては、こういう経緯で非表示にしています。(こういうエントリをアップしてあってもなお「ブ コメ非表示」についてうるさいので、ちょい目立つようにしておきますが、当方のことは「揉め事」に巻き込まないでください。また、言うまでもないことですが、当方がブ コメ一覧を非表示に設定することは、あなたの言論の自由をおかすものではありません。)

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2010年11月26日

【訃報】ピーター・クリストファーソン(ヒプノシスのデザイナー、TG, P TV, Coilなどのミュージシャン)


ジョン・バランスが不慮の事故で亡くなってもう6年か、と思ったのは20日ほど前だ。

そして、今日(25日)に知らされたのだが、Coilのもうひとりで、それ以前にThrobbing Gristle, Psychic TVで活動していて、それ以前にかの「ヒプノシス」のデザイナーで、ピンク・フロイドの「ブタが飛んでるジャケ」(バタシー発電所の)などにクレジットされていて、映像作家としても非常に多くの作品を制作し(例えばRATMのKilling in the Name, Nine Inch NailsのBroken movieなど!!!!! っていうか「ベストヒットUSA」世代には忘れられないビデオの1本であるに違いないYesの Owner of a Lonely Heartも!! )、「スリージー Sleazy」と呼ばれたピーター・クリストファーソンが、タイの自宅で就寝中に亡くなっていたとのこと。55歳。若すぎる。 (T_T)



TGは先月だっけ、ツアー中にいきなりジェネシス・P・オリッジが「辞めた」宣言をして云々、ということがあったばかりだ(→うん、やはり先月末だ)。確かチェコかどこかのライヴが1回中止になったが、残ったメンバーでX-TG名義で残る日程を完了していた。そのときの写真がクリス・カーターのflickrにアップされている

一方で、スリージー自身が運営していた http://www.thresholdhouse.com/ は、現在ただ真っ黒だ。ジョン・バランスが亡くなってからタイに移住したスリージーは、このサイトを拠点にCoilの再発をしたり、自身のソロ・プロジェクトであるThe Threshold HouseBoys Choirの活動をしたりしていた。

MySpaceの彼のページのコメント欄には、ファンの追悼の書き込みがたくさん。
http://www.myspace.com/thresholdhouse

トレント・レズナー(Nine Inch Nails)がツイッターでリンクしていたサイト:
http://branddna.blogspot.com/2010/11/rip-peter-christopherson.html
http://thequietus.com/articles/05350-peter-sleazy-christopherson-rip
上のURLはデザイナーとしての業績をまとめた感じ、下はミュージシャンとしての業績と最近の(そしてTG結成メンバーとしては最後のものとなった)ツアーについて書いた文章。

B000024D4RAnimals
Pink Floyd
Capitol 2001-12-29

by G-Tools

B000024D4SWish You Were Here
Pink Floyd
Capitol 1999-10-20

by G-Tools


B000024P3P20 Jazz Funk Greats
Throbbing Gristle
Mute 1993-04-01

by G-Tools

B000003Z5A2nd Annual Report
Throbbing Gristle
Mute U.S. 1993-12-02

by G-Tools

B000CQKY26Throbbing Gristle
Throbbing Gristle
Mute 1988-01-01

by G-Tools

B000001JP3Hex Sex: Singles 1
Psychic TV
Cleopatra 1994-01-28

by G-Tools


B000006XPCAngelic Conversation
Coil
Import [Generic] 1999-06-22

by G-Tools

B000006ZD5Black Light District
Coil
World Serpent 1996-10-01

by G-Tools

B00005LIQLHorse Rotovator
Coil
Threshold House 2003-04-07

by G-Tools


これを書いている間にニュース記事が続々と出始めた。とりあえず、ガーディアンのすばらしいオビチュアリ。
http://www.guardian.co.uk/music/musicblog/2010/nov/25/peter-sleazy-christopherson
タグ:訃報

※この記事は

2010年11月26日

にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。


posted by nofrills at 01:10 | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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【2003年に翻訳した文章】The Nuclear Love Affair 核との火遊び
2003年8月14日、John Pilger|ジョン・ピルジャー

私が初めて広島を訪れたのは,原爆投下の22年後のことだった。街はすっかり再建され,ガラス張りの建築物や環状道路が作られていたが,爪痕を見つけることは難しくはなかった。爆弾が炸裂した地点から1マイルも離れていない河原では,泥の中に掘っ立て小屋が建てられ,生気のない人の影がごみの山をあさっていた。現在,こんな日本の姿を想像できる人はほとんどいないだろう。

彼らは生き残った人々だった。ほとんどが病気で貧しく職もなく,社会から追放されていた。「原子病」の恐怖はとても大きかったので,人々は名前を変え,多くは住居を変えた。病人たちは混雑した国立病院で治療を受けた。米国人が作って経営する近代的な原爆病院が松の木に囲まれ市街地を見下ろす場所にあったが,そこではわずかな患者を「研究」目的で受け入れるだけだった。

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▼当ブログで参照・言及するなどした書籍・映画などから▼