「なぜ、イスラム教徒は、イスラム過激派のテロを非難しないのか」という問いは、なぜ「差別」なのか。(2014年12月)

「陰謀論」と、「陰謀」について。そして人が死傷させられていることへのシニシズムについて。(2014年11月)

◆知らない人に気軽に話しかけることのできる場で、知らない人から話しかけられたときに応答することをやめました。また、知らない人から話しかけられているかもしれない場所をチェックすることもやめました。あなたの主張は、私を巻き込まずに、あなたがやってください。

【お知らせ】本ブログは、はてなブックマークの「ブ コメ一覧」とやらについては、こういう経緯で非表示にしています。(こういうエントリをアップしてあってもなお「ブ コメ非表示」についてうるさいので、ちょい目立つようにしておきますが、当方のことは「揉め事」に巻き込まないでください。また、言うまでもないことですが、当方がブ コメ一覧を非表示に設定することは、あなたの言論の自由をおかすものではありません。)

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2010年09月01日

トニー・ブレア回想録でブラウンをdis>>>>>イラク戦争の終わり

日本のメディアもひどい健忘症で発狂していると思うが、英メディアも発狂してるらしい。オバマの「イラク戦争終わりですよ」演説よりブレアが回想録でブラウンをdisってることのほうが大きなニュースだってさ。「英国はイラク戦争を反省していて立派」云々の浅い印象論にだまされちゃだめですよ。

ガーディアンは、労働党の新聞なのでこうなるだろうなという予想の範囲内。写真でかすぎると思うし記事面積もでかすぎると思うけど。



しかしタイムズまでこれかよ、っていう。
http://www.thetimes.co.uk/tto/news/



インディもこう。
http://www.independent.co.uk/

この新聞は、単に記事更新のタイミングが桁外れに遅いのだが、日本時間9月1日18時(英国時間で9月1日朝)の時点でトップページの目立つところに「イラク戦争の終わり」の記事がないのは心底頭がおかしいと思う。一方で、イランの発狂している極右メディア(ケイハン)がカーラ・ブルーニを中傷したなどというどうでもいい話に注目しているヒマはあるらしい。



せめて「軍事新聞」テレグラフくらいは……と思ったそこのあなた、失望するだけです。イラク戦争の終わりよりも、ウィリアム・ヘイグと男性秘書の「関係」のほうが目立つ扱い。
http://www.telegraph.co.uk/



BBC Newsのワールド・エディションのトップページはさすがに。

※この記事は

2010年09月01日

にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。


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【2003年に翻訳した文章】The Nuclear Love Affair 核との火遊び
2003年8月14日、John Pilger|ジョン・ピルジャー

私が初めて広島を訪れたのは,原爆投下の22年後のことだった。街はすっかり再建され,ガラス張りの建築物や環状道路が作られていたが,爪痕を見つけることは難しくはなかった。爆弾が炸裂した地点から1マイルも離れていない河原では,泥の中に掘っ立て小屋が建てられ,生気のない人の影がごみの山をあさっていた。現在,こんな日本の姿を想像できる人はほとんどいないだろう。

彼らは生き残った人々だった。ほとんどが病気で貧しく職もなく,社会から追放されていた。「原子病」の恐怖はとても大きかったので,人々は名前を変え,多くは住居を変えた。病人たちは混雑した国立病院で治療を受けた。米国人が作って経営する近代的な原爆病院が松の木に囲まれ市街地を見下ろす場所にあったが,そこではわずかな患者を「研究」目的で受け入れるだけだった。

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▼当ブログで参照・言及するなどした書籍・映画などから▼