「なぜ、イスラム教徒は、イスラム過激派のテロを非難しないのか」という問いは、なぜ「差別」なのか。(2014年12月)

「陰謀論」と、「陰謀」について。そして人が死傷させられていることへのシニシズムについて。(2014年11月)

◆知らない人に気軽に話しかけることのできる場で、知らない人から話しかけられたときに応答することをやめました。また、知らない人から話しかけられているかもしれない場所をチェックすることもやめました。あなたの主張は、私を巻き込まずに、あなたがやってください。

【お知らせ】本ブログは、はてなブックマークの「ブ コメ一覧」とやらについては、こういう経緯で非表示にしています。(こういうエントリをアップしてあってもなお「ブ コメ非表示」についてうるさいので、ちょい目立つようにしておきますが、当方のことは「揉め事」に巻き込まないでください。また、言うまでもないことですが、当方がブ コメ一覧を非表示に設定することは、あなたの言論の自由をおかすものではありません。)

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2010年05月14日

Such Tweet Sorrow 終演 #suchtweet_jp



4月11日のHello Twitterという投稿で動き出した物語は、日本時間で5月13日の夕方に終幕を迎えた。

TwitterとTwitpicとYouTubeと、ネット上のそのほかのユーザー作成コンテンツの共有サービスという舞台の上で「どこにでもいるような16歳の女子高生」という人格を与えられたジュリエットは、「友人とつるんで派手に遊んでいるように見えるが、実は地味な職場で働くフリーターでオンライン・ゲーム好き」という人格を与えられたロミオと出会い、恋に落ち、ものすごい勢いでのろけて、ものすごい勢いで去っていった。

10年前のひとつの死に発端を有する2つの家の争いと4つの死についてのフィクショナルな物語は、現実世界での3つの党の戦いと2つの党の連立(それは「幸せなカップルのあたらしい門出」に譬えられた)という、1週間前には筋書きのなかったであろうドラマと同時進行して、なんだか不思議な空間をモニタの中に作っていた。

あと数時間のうちに、カーテンコールが始まるはず。
http://suchtweetsorrow.com/

Twitterのインターフェースで見たい方は:
http://twitter.com/nofrills/such-tweet-sorrow

観客とのやり取りも込みで見たい方は:
http://twitter.com/#search?q=%23suchtweet

物語を再読するには、@Cristoforouさん (Saebouさん) 作成のまとめ:
- 始まりから4月16日まで: http://togetter.com/li/14824
  (マキューシオが「歩く性犯罪」として華々しく活躍する。下品です)

- 4月17日から25日まで: http://togetter.com/li/16669
  (ジュリエット16歳の誕生パーティでロミオと出会う)

- 4月25日から30日まで: http://togetter.com/li/17735
  (ジュリエットの姉がロンドンマラソンに出場する。ローレンス主催の卓球大会でティボルトとマキューシオが対決する)

- 4月30日から5月2日まで: http://togetter.com/li/20407
  (ローレンスが若い恋人たちを応援する)

- 5月3日から5日まで: http://togetter.com/li/20404
  (ティボルトとマキューシオ&ロメオとの間で緊張が高まる。F市のサッカーのダービーマッチで事件は起こる)

- 5月5日から10日まで: http://togetter.com/li/20409
  (事件のため、若い恋人たちは会うことができない)

- 5月10日から11日まで: http://togetter.com/li/20408
  (ふたりのことを知ったジュリエットの父は激怒する。ローレンスの計画が動き出す)

- 5月11日から: http://togetter.com/li/20654
  (約束の場所に何とかたどり着いたロメオは、横たわったジュリエットを発見する。そして……)

主要な場面のダイジェストは:
- ジュリエットの誕生パーティ直前: http://togetter.com/li/16343
- 誕生パーティでの出会い: http://togetter.com/li/16357
- きぬぎぬのわかれ: http://togetter.com/li/16480
- サッカーのダービーで (1): http://togetter.com/li/18544
- サッカーのダービーで (2): http://togetter.com/li/18553
- マキューシオの葬儀: http://togetter.com/li/19824

私には十分な素地がないのでわからないところもいろいろとあった。たとえばこういうこと:
http://twitter.com/thejives/status/13910856124

今日のカーテンコールではこういったことも説明されることになるのだろう。

感想はまた、改めて(書ければ)。



【当ブログでの過去記事(Filed under "Such Tweet Sorrow")】

「ジュリエットといいます。あと12日で16歳になります」 [2010/04/13 15:00]

RSCによるTwitter劇場「ロミオとジュリエット」の楽しみ方 [2010/04/14 23:00]

本日の #suchtweet (Such Tweet Sorrow) [2010/04/15 23:30]

今の #suchtweet (主役登場) [2010/04/16 00:51]

#suchtweet ウィリアム・シェイクスピアの誕生日に [2010/04/24 20:45]

#suchtweet_jp キャストにRTされる観客。。。(付:ロンドン・マラソン) [2010/04/26 02:30]

※この記事は

2010年05月14日

にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。


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【2003年に翻訳した文章】The Nuclear Love Affair 核との火遊び
2003年8月14日、John Pilger|ジョン・ピルジャー

私が初めて広島を訪れたのは,原爆投下の22年後のことだった。街はすっかり再建され,ガラス張りの建築物や環状道路が作られていたが,爪痕を見つけることは難しくはなかった。爆弾が炸裂した地点から1マイルも離れていない河原では,泥の中に掘っ立て小屋が建てられ,生気のない人の影がごみの山をあさっていた。現在,こんな日本の姿を想像できる人はほとんどいないだろう。

彼らは生き残った人々だった。ほとんどが病気で貧しく職もなく,社会から追放されていた。「原子病」の恐怖はとても大きかったので,人々は名前を変え,多くは住居を変えた。病人たちは混雑した国立病院で治療を受けた。米国人が作って経営する近代的な原爆病院が松の木に囲まれ市街地を見下ろす場所にあったが,そこではわずかな患者を「研究」目的で受け入れるだけだった。

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▼当ブログで参照・言及するなどした書籍・映画などから▼















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