kafranbel-aug2011.jpgシリア緊急募金、およびそのための情報源
UNHCR (国連難民高等弁務官事務所)
WFP (国連・世界食糧計画)
MSF (国境なき医師団)
認定NPO法人 難民支援協会

……ほか、sskjzさん作成の「まとめ」も参照

お読みください:
「なぜ、イスラム教徒は、イスラム過激派のテロを非難しないのか」という問いは、なぜ「差別」なのか。(2014年12月)

「陰謀論」と、「陰謀」について。そして人が死傷させられていることへのシニシズムについて。(2014年11月)

◆知らない人に気軽に話しかけることのできる場で、知らない人から話しかけられたときに応答することをやめました。また、知らない人から話しかけられているかもしれない場所をチェックすることもやめました。あなたの主張は、私を巻き込まずに、あなたがやってください。

【お知らせ】本ブログは、はてなブックマークの「ブ コメ一覧」とやらについては、こういう経緯で非表示にしています。(こういうエントリをアップしてあってもなお「ブ コメ非表示」についてうるさいので、ちょい目立つようにしておきますが、当方のことは「揉め事」に巻き込まないでください。また、言うまでもないことですが、当方がブ コメ一覧を非表示に設定することは、あなたの言論の自由をおかすものではありません。)

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2010年01月18日

Four Tetの新作「リーク」/フランスのjohnny_ripperというインディのミュージシャン

ロンドン拠点のFour Tetが、今月25日にリリースされる新作アルバム、There Is Love In You(リリース元はDomino)を、自身のSoundcloud.comのアカウントでアップしている。本人が「リーク」した、という形だ。全体で47分くらい。
http://soundcloud.com/four-tet/there-is-love-in-you

B002ZIAC4OThere Is Love in You
Four Tet
Domino 2010-01-26

by G-Tools


SoundCloudはプレイヤーがエンベッドできるので、「続きを読む」の下に。
(……でもここで聞くより、URLをクリックして、SoundCloudのページで聞いたほうがききやすいとは思います。)

There Is Love In You by Four Tet

さて、SoundCloudでは、登録ユーザーが他のユーザーのアップした音楽にコメントを書き込めるようになっているのだが、Four Tetの新作ではひとりでものすごいたくさんのコメントを入れている人がいる。よほど熱心なファンなのだろうと名前をクリックしてみると、彼自身も30曲以上をSoundCloudにアップしている(それぞれの楽曲のページを表示させると、Creative Commonsのライセンスでの公開の表示あり)。「ファン」はファンなのだろうけど、一般のファンとは少し立ち位置が違う人だろう。

彼はSoundCloudでプロフィールなどもしっかり書いていて、彼について知りたいことはだいたいここだけでわかる感じだし(フランスの人だとか過去のリリースだとか)、音源の試聴もダウンロードもここだけでほぼ完結するのだが、何となく名前でウェブ検索してみたら、「ソーシャルメディア」と呼ばれるものは軒並み……SoundCloudのほか、音楽系ではMySpace, iLike, last.fm, blip.fmなどに彼のアカウントがある(メインはMySpaceらしい)。より一般的なソーシャルメディアでは、Twitter, FBがあり、音楽配信のプラットフォームとしてはbandcamp, Archive.org など……Jamendoにもリミックス・アルバムが2009年11月にアップされてる(Jamendoでの彼のユーザーページはこちら)。というかそれ以前に、remix.nin.comでこの人のリミックス聞いてるし>あたし。"13 Ghosts" の思い切ったリミックスが新鮮。

というわけで、どこかに書いてあった(←ページが多すぎてどこに書いてあったのか忘れた)johnny_ripperさんご本人のアドバイスに従い、彼のファースト・アルバム、null/voidを、1曲ボートラがついているらしいbandcamp.comでダウンロード中。320k mp3, flacなどいろいろ選べます。
http://johnnyripper.bandcamp.com/album/null-void



※bandcampでも聞けるけど、Internet Archiveでも聞けます。ただしこちらではダウンロードできるのはmp3ファイルだけで、音質もあんまりよくない。
http://www.archive.org/details/NullvoidByJohnny_ripperaudcst015

Four Tetは、「新作を全部丸ごとネット上にアップして、無料で、広い範囲に聞かせる」ということをしているけれども、Dominoという、評価の確立されたインディレーベルから、旧来どおり「CD(やオーディオファイル)を販売する」という形でのリリースを行なう。この場合、その音楽が記録された盤なりファイルなりを対価を払って買うことで、消費者はそれを自分の好きなときに、好きな場所で再生する権利を得る。

一方で、フランスのjohnny_ripperのようなミュージシャンたちは、ネット上で自分で音源をアップできる場所にできるかぎり多く出没し、同時に自作のリリース元となるネットレーベルを探して、直接の対価を取らない形で自分たちの音楽を多くの人に届かせようとしている。(「レーベル」というのはジャズやクラシックが好きな人や、ロック系、ダンス系などでは昔のが好きな人とか、あまり商業的すぎないところで積極的にいろいろ聞きたい人でなければ意識しないかもしれないが、買う側から見れば、いわば衣類のブランドと同じように「そこが出しているものなら、このような性質のもので、内容はいいものに違いない」という基準になる。すごいメジャーなら誰もそんなことは意識しないと思うけど――例えばマドンナやレディ・ガガのような人の作品が出るのがEMIかワーナーかで大きな違いが出ることはあまり考えられない。)

そういう2つの「昔ながらのやり方」と、「ネット時代の新しいやり方」が、Four Tetの新作の発売前ストリーミングという「宣伝(プロモーション)」が行なわれている場できれいに交差、というか交錯しているのは、なんか自分には興味深いことだ。

……って書いてたら、Jamendoで発表されているアルバムをダウンロードさせてもらっていたフランスのCIRCというミュージシャンが、blip.fmを始めていた。
http://www.blip.fm/c1rc



ところで、ネット以前に「昔ながらのやり方」を取ってきた人たちの中にも(それしか方法がなかったのだが)、現在は「新しいやり方」で過去の作品をavailableにしている、というケースがある。

例えば、70年代から英国(ロンドン)で「インディ」のミュージシャンとして活動を続けているトム・ロビンソンは、多くのアルバム(スタジオ盤、ライヴ盤)の楽曲をmp3にして、自サイトにアップして、「お持ち帰りはご自由に。よろしければ寄付をお願いします」というふうに配布している。(この「基本は無料、任意で運営・施設維持のための寄付」というのは、英国の場合、国立の美術館・博物館と同じだ。)
http://www.tomrobinson.com/records/music/index.htm

ロビンソンは、このようにしている理由について、ページの上部で次のように説明している。
iTunes downloads cost 79p per track. Writer/publisher get 6p, Performer 6-8p, Visa/Mastercard 7p, Apple 12p, and Record Company almost 50p. Sod that. Help yourself to my songs & share them with your friends: right-click (Mac: ctrl-click) on titles to download. Optional: if you'd like to help with hosting costs, click below

iTunesで1曲ダウンロードすると79ペンス。そこから、作曲者/発表者に渡るのが6ペンス、演奏者に6から8ペンスだ。クレジットカード会社(手数料)の分が7ペンス、Apple社は12ペンス、そしてレコード会社は50ペンス近く。やってられるかって。というわけで私の曲はご自由にお持ち帰りください。お友達に上げたりしてもOKです。曲名の上で右クリック(Macの場合はCtrlとクリック)するとダウンロードできます。よろしければですが、ホスティングの費用のご支援は下をクリックしてください。


Nine Inch Nailsも http://remix.nin.com/ で一般のファンによるリミックスを受け付けているだけでなく、過去にオフィシャルにリリースされたリミックスをアップして、登録さえすれば無償でmp3をDLできるようにしているが、そうやって無料で公開している楽曲が入ったCDが廃盤になっているわけでもなく、また米amazon.comやiTunesなどではふつうにダウンロードできる。
タグ:音楽

※この記事は

2010年01月18日

にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。


posted by nofrills at 23:50 | TrackBack(1) | todays news from uk | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

この記事へのトラックバック

Four Tet on BBC Radio 1(土曜日までストリーミングが聞けます)
Excerpt: Four Tetが先週末(土曜日)、BBC Radio 1 Essential mixをやったそうです。BBC Radioは放送後1週間、オンラインで聴き返すことができるので、聞ける間にどうぞ。
Weblog: tnfuk [today's news from uk+]
Tracked: 2010-01-28 20:43





【2003年に翻訳した文章】The Nuclear Love Affair 核との火遊び
2003年8月14日、John Pilger|ジョン・ピルジャー

私が初めて広島を訪れたのは,原爆投下の22年後のことだった。街はすっかり再建され,ガラス張りの建築物や環状道路が作られていたが,爪痕を見つけることは難しくはなかった。爆弾が炸裂した地点から1マイルも離れていない河原では,泥の中に掘っ立て小屋が建てられ,生気のない人の影がごみの山をあさっていた。現在,こんな日本の姿を想像できる人はほとんどいないだろう。

彼らは生き残った人々だった。ほとんどが病気で貧しく職もなく,社会から追放されていた。「原子病」の恐怖はとても大きかったので,人々は名前を変え,多くは住居を変えた。病人たちは混雑した国立病院で治療を受けた。米国人が作って経営する近代的な原爆病院が松の木に囲まれ市街地を見下ろす場所にあったが,そこではわずかな患者を「研究」目的で受け入れるだけだった。

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▼当ブログで参照・言及するなどした書籍・映画などから▼