「なぜ、イスラム教徒は、イスラム過激派のテロを非難しないのか」という問いは、なぜ「差別」なのか。(2014年12月)

「陰謀論」と、「陰謀」について。そして人が死傷させられていることへのシニシズムについて。(2014年11月)

◆知らない人に気軽に話しかけることのできる場で、知らない人から話しかけられたときに応答することをやめました。また、知らない人から話しかけられているかもしれない場所をチェックすることもやめました。あなたの主張は、私を巻き込まずに、あなたがやってください。

【お知らせ】本ブログは、はてなブックマークの「ブ コメ一覧」とやらについては、こういう経緯で非表示にしています。(こういうエントリをアップしてあってもなお「ブ コメ非表示」についてうるさいので、ちょい目立つようにしておきますが、当方のことは「揉め事」に巻き込まないでください。また、言うまでもないことですが、当方がブ コメ一覧を非表示に設定することは、あなたの言論の自由をおかすものではありません。)

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2010年01月13日

It hasn't gone away you know! (でもそろそろ終わりましょうよ…)

昨日お茶ふいたもの:
All the talk at the moment is of the I.R.A. - that's the "Iris Robinson Affair" - It hasn't gone away you know !

http://www.flickr.com/photos/jameswhorriskey/4267092699/in/pool-northernireland/


これの元ネタ:
They haven't gone away you know.
Gerry Adams

About the IRA. Adams was addressing a demonstration in Belfast in August 1995, when a member of crowd called out to him to "bring back the IRA". In an unscripted reply Adams made this remark.
http://www.allgreatquotes.com/gerry_adams_quotes5.shtml

※つまり、IRAの停戦中にジェリー・アダムズが演説をしたときに、「IRAを戻せ」という野次が飛んだのに答えて「いなくなったわけではない」と発言したんだけど(それ言っちゃだめでしょ、という内容)、これが伝説として語り継がれている。(これがall great quotesなどというサイトに入ってることでまたお茶ふいた。。。)

で、さすがにそろそろ北アイルランドのメロドラマも終わって、ニュースではお色気ゼロの政治の話になってきたなあと思っていたのに、ガーディアンのトップページが……



記事は、最初の3パラグラフをざっと見ただけであとは読んでないんだけど(どうでもいいwww)、この機会にアイリス・ロビンソンと元祖「ミセス・ロビンソン」こと映画『卒業』(1967年)を比較して、映画を紹介しよう、という主旨らしい。(私も大昔に「昔の映画」として衛星放送の「名画劇場」みたいな枠の「アメリカン・ニュー・シネマ特集」で見たような気がするのだけど、この映画は音楽と名シーンのスチール以外はほとんど何も印象に残ってないんだよね。)

で、10日のエントリでエンベッドした替え歌、"Here's to you, Mrs Robinson" はあっという間にすごい再生回数となってるんだけど、上記ガーディアン記事にインディペンデントの報道内容の紹介として書かれていることによると、ベルファストのラジオ局にはサイモン&ガーファンクルのMrs Robinsonのリクエストが殺到しているらしい。(笑)

あと、AFP BB記事(下記)によると、この曲のダウンロード数は前週比1200%プラスとのこと。
http://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2681947/5159225

この状態を、アイリッシュ・エグザミナーは「極めて重要な政治機構が崩れようとしているというのに、ひたすら爆笑している北の連中は頭がうんでいるのではないか」みたいな導入をしつつ、見事に分析している(これは読む価値あります)。
http://www.irishexaminer.com/opinion/columnists/stephen-king/first-minister-on-his-last-legsso-stand-by-for-the-political-fireworks-109515.html

「北アイルランドのユーモア」は、ほんとに、「そんなことで笑っていいのか」という性質のもので、例えばエントリ冒頭のGerry Adamsの "They haven't gone away, you know!" がいかに「ネタ」発言として扱われているかを実際に見ると、引きつった笑いしか出てこない。でも可笑しい。(でもやっぱり笑えないという人もいて、その場合「ユーモア欠乏症」とか言われることもあったり。)

※この記事は

2010年01月13日

にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。


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【2003年に翻訳した文章】The Nuclear Love Affair 核との火遊び
2003年8月14日、John Pilger|ジョン・ピルジャー

私が初めて広島を訪れたのは,原爆投下の22年後のことだった。街はすっかり再建され,ガラス張りの建築物や環状道路が作られていたが,爪痕を見つけることは難しくはなかった。爆弾が炸裂した地点から1マイルも離れていない河原では,泥の中に掘っ立て小屋が建てられ,生気のない人の影がごみの山をあさっていた。現在,こんな日本の姿を想像できる人はほとんどいないだろう。

彼らは生き残った人々だった。ほとんどが病気で貧しく職もなく,社会から追放されていた。「原子病」の恐怖はとても大きかったので,人々は名前を変え,多くは住居を変えた。病人たちは混雑した国立病院で治療を受けた。米国人が作って経営する近代的な原爆病院が松の木に囲まれ市街地を見下ろす場所にあったが,そこではわずかな患者を「研究」目的で受け入れるだけだった。

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▼当ブログで参照・言及するなどした書籍・映画などから▼















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