kafranbel-aug2011.jpgシリア緊急募金、およびそのための情報源
UNHCR (国連難民高等弁務官事務所)
WFP (国連・世界食糧計画)
MSF (国境なき医師団)
認定NPO法人 難民支援協会

……ほか、sskjzさん作成の「まとめ」も参照

お読みください:
「なぜ、イスラム教徒は、イスラム過激派のテロを非難しないのか」という問いは、なぜ「差別」なのか。(2014年12月)

「陰謀論」と、「陰謀」について。そして人が死傷させられていることへのシニシズムについて。(2014年11月)

◆知らない人に気軽に話しかけることのできる場で、知らない人から話しかけられたときに応答することをやめました。また、知らない人から話しかけられているかもしれない場所をチェックすることもやめました。あなたの主張は、私を巻き込まずに、あなたがやってください。

【お知らせ】本ブログは、はてなブックマークの「ブ コメ一覧」とやらについては、こういう経緯で非表示にしています。(こういうエントリをアップしてあってもなお「ブ コメ非表示」についてうるさいので、ちょい目立つようにしておきますが、当方のことは「揉め事」に巻き込まないでください。また、言うまでもないことですが、当方がブ コメ一覧を非表示に設定することは、あなたの言論の自由をおかすものではありません。)

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2010年01月09日

【メモ】北アイルランドのボムについての報道

警官爆殺未遂事件を差し置いて報道されている
ロビンソン・スキャンダルについてのエントリは
「アイリス・ロビンソン」のタグで一覧できます。



前の記事の続き。

ピーター・ロビンソンに退陣せよとの声がSDLPから出ている、という見出しの記事が、ガーディアンのトップニュースになった。ガーディアンでトップニュースがNI関連のニュースになったのは、昨年3月の軍基地襲撃以来ではなかろうか。



一方で、警官を標的とした爆弾についての見出しは、ロビンソン・スキャンダルの下にひっそりと置かれているだけだ。政治ネタとテロのニュースとは別個なのに。例えばこれがイングランドで起きていたら、絶対に別々に扱うはずだ。2日前の労働党の「クーデター未遂」のような事態と、一昨年だっけ、グラスゴー空港に車で突撃した自爆未遂事件の前にロンドンのクラブであった自爆未遂とを、こういう形で一緒に扱うということは、それらを「外国のニュース」として伝える場合なら全然ありだが、「国内ニュース」の扱い方ではないように思う。

警官に対するボム攻撃については、何らかの新たな情報というものは現時点でも特に出ていない。ただ、インディペンデントの記事に被害者の警官の名前が出ている(ほかのメディアの記事には出ていない)。
http://www.independent.co.uk/news/uk/crime/car-blast-hits-police-gaelic-football-captain-1861687.html

インディペンデントはトップページではロビンソン・スキャンダルを大きくは扱わず、警官を狙った爆弾のことは大きく扱っている(上記のガーディアンと逆の重み付け)。ただしこの新聞はベルファスト・テレグラフの系列紙であり、またIRA系の武装組織、つまりアイリッシュ・リパブリカンの武装組織に対する敵意は普通じゃないので(UKの全国紙4紙のなかで最も敵意をむき出しにしている。事実でないことを事実のように書き立てることもある)、こういう「方針」的な部分については「ふーん」という程度に眺めていればいいと思う。



デイリー・テレグラフは、トップページのレイアウトの基本形(ガーディアンやタイムズとはコンセプトが違う)のせいもあるだろうが、政治家のスキャンダルとボムとは別のニュースとして扱っていて、しかもボムのニュースのほうを上に配置している。なんかほっとする。


※画像クリックで原寸。

ボムの記事は下記なのだが……さっきから何度かリロードしてるんだけど、白紙なんだよね。イミフメイ。

Bomb blast leaves police officer seriously injured in Northern Ireland
http://www.telegraph.co.uk/news/uknews/northernireland/6950423/Bomb-blast-leaves-police-officer-seriously-injured-in-Northern-Ireland.html

で、アイリス・ロビンソンのスキャンダルがここまで大きく扱われているのは、ひとつには「モラル」だの「家族の価値」だのといった保守的な価値観(キリスト教ファンダメンタリズム)に立脚しているDUPの党首の妻が不倫をしていたということがある。ああいう価値観を信じている人たちにはものすごいショックなことだろうし、その逆の立場からは「プギャー」なことだろう。

しかも――仮に「恋愛は自由」と前提して、19歳の子と寝ようが何をしようが構わないのではないかという立場を取ったとしても――彼女は自身が政治家であっていろいろなルールは熟知していてしかるべき立場であるのに、彼氏の事業のために調達したお金の1割を自分のものとしていた。それでいて「モラル」云々で人々にお説教していた。「同性愛は社会を破壊する」とかいったことも言っていた。

そのへんのことはガーディアンの記事にまとまっている。
http://www.guardian.co.uk/uk/2010/jan/08/robinsons-allegations-cash-loan-lover
The main allegations concerning Iris Robinson include:

- That she gained £50,000 for her 19-year-old lover, Kirk McCambley, from two property developers.

- That she took £5,000 of the money for herself.

- That when Peter Robinson found out about the loan and his wife's affair he insisted she pay the money back but did not inform the authorities about his wife's conduct.

- That when the affair ended she demanded the loan back and wanted £25,000 paid into the account of her church, the Light and Life Free Methodist church in east Belfast.

- That the payments used to fund McCambley's refurbishment of a riverside cafe outside Belfast came from two major property developers, Ken Campbell and Fred Fraser.

- That Iris Robinson lobbied on behalf of Campbell for a building scheme he was involved with in her Strangford constituency.


でも一番馬鹿馬鹿しいのはこれよねー、ってのが下記。

http://www.rte.ie/news/2010/0108/robinson.html
Sinn Féin President Gerry Adams said that he is 'very, very sympathetic to the plight that the Robinson family have found themselves in'.

He went on to say that there 'may be consequences' to the offices of the first and deputy ministers.

Speaking on RTÉ's News At One, Mr Adams said: 'Martin McGuinness has asked a departmental solicitor for a legal opinion.'


実の弟が実の娘を性的に虐待したという疑惑の当事者となって1年以上も逃げ回っていて、そのことが露見しても「北アイルランド警察に出頭する気はない」と言っているだけでなく、その弟が実子を虐待しているということを知ってすぐに党を離れさせたはずが、「なんとか年には党を離れさせました」と説明した年の後にもその弟が党の幹部と一緒に行動している写真が掲載された新聞が、アイルランド共和国のメディアの記者によって発掘される(つまり「釈明」がすべて、悪意があるにせよないにせよ「虚偽、嘘」であることが明らかにされた)、という状況にあるジェリー・アダムズに同情されるロビンソン夫妻に、私は爪の先くらいは同情したいのだが、同情するよりお茶ふくよね。

※この記事は

2010年01月09日

にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。


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【2003年に翻訳した文章】The Nuclear Love Affair 核との火遊び
2003年8月14日、John Pilger|ジョン・ピルジャー

私が初めて広島を訪れたのは,原爆投下の22年後のことだった。街はすっかり再建され,ガラス張りの建築物や環状道路が作られていたが,爪痕を見つけることは難しくはなかった。爆弾が炸裂した地点から1マイルも離れていない河原では,泥の中に掘っ立て小屋が建てられ,生気のない人の影がごみの山をあさっていた。現在,こんな日本の姿を想像できる人はほとんどいないだろう。

彼らは生き残った人々だった。ほとんどが病気で貧しく職もなく,社会から追放されていた。「原子病」の恐怖はとても大きかったので,人々は名前を変え,多くは住居を変えた。病人たちは混雑した国立病院で治療を受けた。米国人が作って経営する近代的な原爆病院が松の木に囲まれ市街地を見下ろす場所にあったが,そこではわずかな患者を「研究」目的で受け入れるだけだった。

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▼当ブログで参照・言及するなどした書籍・映画などから▼